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居宅訪問型児童発達支援とは?どんな仕事?資格は必要?

この記事では、障がい児支援の「居宅訪問型児童発達支援」について、そのサービスや仕事内容、やりがいなどを紹介しています。
訪問による児童への支援に興味がある方は参考にどうぞ!

居宅訪問型児童発達支援ってどんなサービス?

居宅訪問型児童発達支援とは

訪問型の児童発達支援サービス。
重度の障がいで児童発達支援や放課後等デイサービスの支援が受けられない子どもを対象に、利用者の居宅を訪れ、発達の支援を行います。

対象者は?

対象者は、これまで通所での発達支援サービスが受けられなかった子ども、特に未就学児~18歳までで、

1.重度の障がい等があり自発的な外出が困難
2.身体障がい者手帳1・2級相当
3.行動障がいが著しく、集団生活が難しい場合
4.人工呼吸器が必要など、通所ができない状態の場合
5.免疫不全や肺疾患などにより、感染症にかかるリスクが高い場合

などの子どもが対象となります。
重度の障がいを抱えていたり、医療的ケアが必要だったり、感染症への厳密な対策が必要だったりと、通常の児童発達支援に比べて、より高度な支援を必要とする子どもが対象となっているサービスです。

居宅訪問型児童発達支援で働くスタッフは?

人員基準では、以下のスタッフの配置が定められています。

・管理者
・児童発達支援管理責任者
・訪問支援員

管理者

管理者は事業所ごとの配置が決められています。
事業所の管理業務がおもな仕事で、場合によって兼務が認められています。

児童発達支援管理責任者

児発管はサービス提供の責任者。
各事業所に1人以上の配置が定められています。

訪問支援員

事業規模に応じて配置するように定められており、実際に訪問して支援を行うスタッフで、以下のような資格が対象職種として認められています。

・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
・看護職員
・保育士
・児童指導員など

居宅訪問型児童発達支援の仕事内容・やりがい

ここまでは居宅訪問型児童発達支援の概要について説明してきました。
では働くスタッフはどのような仕事をしているのでしょうか?
ここでは、働くスタッフの具体的な仕事内容や、働くなかでのやりがいについて紹介していきます。

管理者の仕事

事業所の管理的業務、具体的には、

・職員配置や設備の管理
・運営状況など事業の管理
・スタッフの教育
・緊急時の対応

などの仕事を行います。
事業所によっては、訪問支援員や児童発達支援管理責任者との兼務や、同敷地内の他事業の職務と兼務する場合があります。

児童発達支援管理責任者の仕事

利用者へのサービスに関する管理責任者です。
具体的な仕事内容は、

・居宅訪問型児童発達支援計画の作成と管理
・児童および家族の相談援助
・スタッフに対する技術指導や助言

などがおもな業務となります。
訪問支援員や管理者と兼務することも少なくないので、他職種と兼務なら、これに加えてそれぞれの職種の仕事もするようになります。

訪問支援員の仕事

仕事内容

訪問支援員は実際に自宅を訪れ支援を行うもっとも大切な職種。
訪問型児童発達支援は放課後等デイサービスや児童発達支援の代わりという位置づけですが、対象者が重度の障がいの子どもが多いので、同じ発達支援サービスでも仕事の内容はかなり違います。
大まかな仕事内容は、

・障がい児童の発達支援
・余暇活動支援
・心身状況の確認

などになります。

子どもへの発達支援の具体的な内容は、

・歌や楽器など音楽を楽しみながら感覚や身体機能を高める
・粘土や簡単な工作などを活用し手指の運動
・直接的な心身機能向上訓練
・日常動作を行いながら生活動作の訓練
・会話やコミュニケーション、相談

など、事業所や対象者によって変わりますが、このような支援を行います。

また訪問型を利用する子どもは、前述したとおり重度の障がいや医療処置が必要、感染症にかかりやすいなどの状態にあるため、対応には十分な配慮が必要です。

仕事のやりがいはどこにある?

一人ひとりとじっくり関わることができる

通所型の児童発達支援では、複数の子どもと同時に関わることが多いので、集団で支援を行うことも少なくなく、一対一で関わることはあまりありません

一方居宅訪問型児童発達支援では、自宅を訪問して行うサービスだからこそ、一人とゆっくり関わることができます。
一人ひとりにじっくりと支援したい人にはとても向いている仕事だと思います。

児童の成長を近くで感じられる

一人ひとりにじっくり関わることができるサービスなので、支援内容もその子どもに合わせて調整ができます。
また子どもの状態把握もしやすい面があります。
そのため、子どもの成長も近くでしっかりと見ることができ、こういった面でもやりがいを感じる仕事ですね!

知識や経験が生かせる

医療的ケアや感染症対策が必要な子どもの利用が多いため、医療職出身の訪問支援員は、これまでの知識や経験を生かして仕事をすることができます。
また知識や経験がある人は、特に重宝されるため、就職もしやすいでしょう。

本当に必要としている人の支援ができる

居宅訪問型児童発達支援は平成30年4月1日に創設された事業で需要が多いサービスです。
本当に必要としている人に手を差し伸べる大切な支援で、そういった意味でも、従事するスタッフのやりがいは大きいでしょう。

働くために必要な資格と取得方法

居宅訪問型児童発達支援の人員基準では、これまで説明したとおり、児発管、管理者と訪問支援員が必要となっており、この事業所で働くには、現実的に訪問支援員の資格が必要となります。
ここでは訪問支援員の資格要件について説明していきます。

訪問支援員として働くためには、定められた資格等と実務経験が必要です。
要件に該当する資格等は、

・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・看護職員
・保育士
・児童指導員
・心理指導担当職員

などになります。

さらに上記資格等を取得後、

障がい児の身体介護や、身体介護の指導、生活能力向上の訓練、スタッフへの訓練指導などについて3年以上の業務経験

なども必要となっています。
重度の障がいを抱える子どもへの個別的な療育指導であり、かなりの経験や技能が必要とされる仕事となっていますね!

まとめ

今回は障がい児支援の「居宅訪問型児童発達支援」について、そのサービスや仕事内容、やりがいなどを紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 居宅訪問型児童発達支援は、重度の障がいで通所型のサービスが受けられなかった子どもが、訪問によって発達支援を受ける新しい児童福祉サービスである。
  • 従業者である訪問支援員は、定められた国家資格や実務経験など、専門的な知識や技能が必要とされている。
  • 居宅訪問型は、知識や経験を生かして、一人ひとりとじっくりと関わり、子どもの成長を近くで感じられるとてもやりがいの大きい仕事である。

居宅訪問型児童発達支援は、まだ新しいサービスですが、対象児童や保護者からも期待の大きい、とてもやりがいのある仕事ができる事業ですね!

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