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放課後等デイサービス(児童デイ)で働く看護師は病院勤務とどう違う?仕事内容や給与は?沖縄の求人状況も

看護師として働くことを考える際、放課後等デイサービスという選択肢があるのをご存知でしょうか?
この記事では放課後等デイサービスで働く看護師は病院勤務とどう違うのか、仕事内容や待遇面も含めて解説しています。
ぜひ参考にしてくださいね。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスとは、障がいや発達に特性を持つ小学1年生(6歳)~高校3年生(18歳)までの子どもが通う施設です。
その名の通り、放課後から夕方までや夏休みなどの長期休業時に開かれます。
しばしば「障がい児の学童」とも例えられたりもしますが、ただ預かるのではなくそれぞれの障がいの度合いや目標に応じたトレーニングや療育を行うのが特徴です。
ひとりひとりに合わせて作成された個別支援計画書に基づき、子どもたちが学校や社会で生活するために必要なマナーや生活動作の習得を目指します。

学校や家庭以外の「第三の居場所」としての機能も求められる一方、障がい児の世話をしている家族にとって家事や休息の時間を作り出す「レスパイトケア」としても期待されています。
放課後等デイサービスは、2012年4月に改訂された児童福祉法に基づいて開始した比較的新しい福祉サービスですが、利用者数は年々増加傾向にあり、事業所数は平成26年度から令和元年度にかけて約2.6倍に増加しました。
それもあって放課後等デイサービスでは常に人不足感が大きく、特に看護師などの有資格者は現場でも重要視されています。

放課後等デイサービスにおける看護師の役割

放課後等デイサービスには適正な福祉サービスを提供するため、配置しなければならない人員や職種が定められています。
人工呼吸器を使用していたり、たんの吸引など医療的ケアの必要な障がい児が通う放課後等デイサービスにおいては、嘱託医や看護師を配置して医療ケアを行える体制を整えることが必要になります。
医療的ケアとは主に以下のようなものを指します。

レスピレーター(人工呼吸器)の管理
気管内挿管・気管切開部の管理
吸引
胃瘻・腸瘻・胃管からの経管栄養、中心静脈栄養等
インスリンなどの注射管理
投薬管理

厚生労働省「医療的ケアが必要な障害児に係る報酬・基準について」より抜粋

重度心身障がい児が安全に放デイが過ごせるよう医療的ケアを行うことにくわえて、気分や体調の変化を起こしている子どもはいないか、ケガや感染症を未然に防ぐための体制作りなども求められます。
医療行為以外でもスタッフとして子どもたちの見守りやレクリエーションの企画、送迎などを行うなど、業務範囲が非常に広いのも特徴です。

働き方の違い

病院で働く看護師と放課後等デイサービスで働く看護師の大きな違いのひとつとして、勤務時間が挙げられます。
病院で働く看護師は交代制で勤務することが多く、夜勤などで深夜働くことも少なくありません。
放課後等デイサービスは学校が終わる昼過ぎから夕方までと、夏休み等の長期休業時に開かれるため、勤務時間は基本的に9:00頃から20:00頃までで実働7~8時間であることがほとんどです。
基本的に残業も少なめなのが特徴で、ゆとりを持って働けるといえそうです。

一方、放課後等デイサービスは障がいや発達に特性を持つ子どもを対象としているため、障がいに関する知識や子どもの心理などに深い専門知識が要求されます。
小児医療の経験がない方は、新たに勉強しなくてはいけないことが多くなるでしょう。
また、病院と違って常に医師がいる環境ではないため、咄嗟の判断を求められる場面でプレッシャーを感じるという声も聞かれました。

向いているのはこんな人

放課後等デイサービスには、さまざまな年齢の障がい児が通っています。
子どもたち一人ひとりの特性や障がいとじっくり向き合い、時間をかけて信頼関係を構築していきたいと考える方は放デイに向いているといえるでしょう。
働き方の面では日勤やパート・アルバイトの求人も多いため、夜勤や残業のない環境で無理なく働きたいという方に向いています。

放課後等デイサービスで必要とされる職種

放課後等デイサービスでは、看護師以外にも配置が義務付けられている職種があります。
ここでは、その一部をご紹介します。

管理者

管理者は放課後等デイサービスにおいて、総合的な責任者です。
施設全体の運営状況を把握し、人事から経理まで事業全般の管理を行います。
管理者として働くのに必要な資格は定められていませんが、児童福祉に関する経験や深い知識にくわえて、経営に関するノウハウや実績も求められます。

児童発達支援管理責任者

児童発達支援管理責任者は、放課後等デイサービスにおいて福祉サービスの要となる存在です。
児童発達支援管理責任者の重要な仕事として「個別支援計画」の作成が挙げられますが、これは子どもが抱えている障がいや周囲の状況に合わせて作成され、支援の指針といえる大変重要なものです。
他にも支援計画のモニタリングやスタッフの指導、保護者からの相談受け付けを担当するなど、現場のリーダー的存在となる職種といえるでしょう。
児童発達支援管理責任者として働くには、所定の実務経験と指定された研修を受講する必要があります。

児童指導員・保育士

児童指導員と保育士は放課後デイサービスにおいて、実際に障がい児と接してケアを提供する重要な役割を担っています。放デイで看護師として現場で働く際、身近な同僚となる立場でもあります。
人員配置基準において、常勤スタッフの半数以上は児童指導員と保育士の資格を持っていることが求められています。

沖縄の放課後等デイサービスで働く看護師の給与や待遇

先にも解説したように沖縄の放課後等デイサービスにおいて有資格者は常に不足しており、看護師の求人も比較的多く出ています。
基本的には正職員のほうが求人が多いですが、パートやアルバイトでも募集もそれなりにある印象です。
ブランクのある方OKとしている事業所も多いため、現場を離れていた方でも仕事に復帰しやすい環境です。
給与は正職員で19万円~26万円程度、時給では1,100円~1,500円程度が一般的です。
准看護師か正看護師か、またそれまでの経験によっても待遇は多少変わりますが、比較的高めの給与水準で働けるでしょう。

まとめ

この記事では放課後等デイサービスで働く看護師は、仕事面や待遇で病院勤務とどう違うのかを解説してきました。

この記事のまとめ

  • 放デイの看護師は、重度心身障がい児に吸引などの医療的ケアを提供する
  • 夜勤や残業がほぼないので自分のペースで働け、給与水準も比較的高め
  • 医療行為だけでなく一スタッフとして臨機応変な対応が求められることも多い

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【募集番号0056:】児童デイサービスまはろ天久:看護師

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