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生活介護と就労支援の違いは?事業内容とスタッフの資格や仕事の違いまとめ

この記事では、障がい者支援の生活介護と就労支援について解説しています。
障がい者の通所型サービスへの就職を検討している人向けの内容となっています。

生活介護・就労支援とは?

障がい者の日中活動を支えるサービスは豊富にありますが、そのなかでも今回は、「生活介護」と「就労支援」について説明していきます。

生活介護とはどのようなサービス?

生活介護とは、比較的重度の障がいを抱えている方に対し、日中の介護や創作活動の機会を提供するなど、幅広い支援を行うサービスです。

就労支援とはどのようなサービス?

就労支援には、「就労移行支援」「就労継続支援」など複数の形態があり、どちらも就労に関する支援を行います。

就労移行支援は、一般企業への就職を目指して必要な技能や知識を身につける訓練を行うサービス。
就労継続支援は、一般企業で働くことが難しい方へ就労や生産活動の機会を提供しています。

ここまで、生活介護と就労支援の概要について説明してきました。
では二つのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか?
ここからは生活介護と就労支援について、働くうえでの違いを解説していきます。

生活介護と就労支援の違いは?

支援の目的の違い

生活介護の目的

生活介護の支援の目的は、

・社会への参加促進
・生活の自立や改善
・身体機能の維持や向上

となっています。
障がい者の日中の生活が自立できるように、生活動作から社会活動まで幅広く支援しているのが生活介護ですね!

就労支援の目的

就労支援は読んで字のごとく、障がい者の就労支援を行うサービス。
障がい者の就労を支援することで、経済的な自立を図ることが、就労支援の目的となります。

どちらのサービスも障がい者の自立を目指すという意味では目的は同じですが、生活介護は、身体機能向上や社会活動の促進、就労支援は経済的自立というように、自立のための手段に違いがあります。

働くスタッフの違い

生活介護で働くスタッフ

生活介護では以下のような職種が働いています。

・看護職員
・理学療法士/作業療法士
・生活支援員

理学療法士や作業療法士はリハビリテーションの専門職で、生活介護で機能訓練を行う場合は配置が必要で、実際生活動作などの訓練を行う事業所なので、働いていることも多い傾向です。

生活支援員は生活介護において実際に支援の最前線で関わる仕事。
なるために必要な資格や免許は必要ないので、障がい福祉サービス未経験でも仕事をスタートしやすい職種となっています。

就労支援事業で働くスタッフ

就労支援事業では以下のような職種が働いています。

・生活支援員
・職業指導員
・就労支援員

就労支援事業では、就労を支援する事業所だけに、その専門職である職業指導員や就労支援員が配置されています。

職業指導員は、個別支援計画に沿って、パソコンや木工技術、調理などの技術的な指導をメインに行います。
就労支援員は、就労移行支援など、障がい者と一緒に就労先を探したり、就労後もその職場に定着できるように相談にのったりといった支援を行います。

それぞれ事業に適したスタッフ配置がされていますが、生活動作のサポートなどを行う生活支援員はどちらの事業所にも配置されているようですね!

仕事の内容の違い

生活介護の仕事

生活介護の具体的な仕事内容は、

・食事や入浴などの日常動作のサポート
・日常動作など生活能力改善のための支援
・炊事や掃除などの家事に関する支援
・創作活動や生産活動の提供

など。
食事や入浴、家事などのサポートを行いながら、創作や生産活動など、日中の活動を幅広く支援するのが生活介護の仕事です。

就労支援事業の仕事

就労継続支援事業所では、おもに就労の機会を提供しています。
働くスタッフはその事業所で提供している就労や軽作業のサポートや指導です。
提供内容はさまざまですが、例えば、

・レストランの接客業務
・パソコンのデータ入力作業
・農作業

などを行います。

一方就労移行支援事業所では、一般企業への就職を目標に就労移行のための支援を行っており、その仕事内容は以下のとおりです。

・希望の就職先に合わせた知識や技能訓練のサポートや指導
・就職活動のための訓練
・就職先の開拓や就職支援
・就職後、その職場へ定着のための支援

同じ就労支援でも事業所によって仕事内容はかなり違いますので、事業所の種類や行っている内容は十分に確認しましょう。

多機能型もある!

障がいサービスには多機能事業所というものがあります。
なかには、生活介護と就労継続支援事業所などの多機能事業を行っているところもあるので、知っておくとよいでしょう。

生活介護と就労支援 沖縄の求人状況!

それでは最後に、沖縄県での生活介護と就労支援事業の求人状況を紹介します。
求人状況は「ジョブメドレー沖縄県の10月の求人状況」を参考にしています。

生活介護

生活介護などで働く生活支援員の求人状況です。

給与の目安

月給:140,000円~170,000円あたりの給与が多い傾向です。
給与は事業所によって差があり200,000円を超えるところもあります。

待遇

社会保険完備、資格支援制度などもある事業所も多い傾向です。
年末年始などの長期休暇もとれそうです。

勤務時間等

日中の事業所なら8:30~17:30あたりが多いようです。
なかには残業がある事業所もあります。

就労支援

就労移行支援や就労継続支援で働く、就労支援員、職業指導員の求人状況です。

給与の目安

月給:140,000円~200,000円あたりの給与が多いようです。

待遇

社会保険完備、完全週休2日など待遇のよい事業所も多い傾向。
未経験者受け入れや資格取得支援など、働く人に優しい事業所が多いですね。

勤務時間等

早出遅出などのシフトはありますが、7:00ごろから18:00ごろまでの事業所が多いようです。
福祉の仕事は夜勤など不規則な施設も多いですが、就労支援は日中の仕事なので、生活が不規則になりにくいメリットがありますね!
ただ、求人数は生活介護に比べると少なめの印象です。

仕事内容に違いはありますが、生活介護も就労支援も通所型のサービスなので、スタッフにとっては比較的安定して働くことができる職場が多そうです。

まとめ

今回は障がい者支援の生活介護と就労支援について、サービスの目的や仕事内容の違い、沖縄の求人状況などを解説しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 生活介護は、比較的重度の障がいを抱える方に対し、日中介護や活動を提供し、就労支援は就労の場の提供や就職支援を行っている。
  • 生活介護では、生活支援員を中心に、日常動作訓練なども行うため理学療法士などのリハビリテーション職も働いている。
  • 就労支援事業所では、職業指導員や就労支援員など就労に関する職種が多く働いている。
  • 沖縄県では、生活介護、就労支援ともに求人があり、どちらも日中のサービスで安定して働きやすい職場が多い。

生活介護と就労支援は、同じ障がい者の通所サービスですが、目的から仕事内容までかなり違いがあり、就職するときは、事業所をよく調べる必要がありますね!

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