
児童福祉事業部所属。放課後等デイサービスSOU NEXTジュニア志真志でチーフプランナーとしてチームを牽引。
理学療法士として病院勤務を経験後、不動産営業、鹿児島の放課後等デイサービスなど、多彩なキャリアを歩む。「沖縄に住んでみたい」という思いから移住を決意し、求人サイトでライフデザインと出会う。入社3ヶ月でリーダーに抜擢、2025年には実績が認められ、チーフプランナー選考を免除された。現在は専門職としての知見とマネジメントスキルを両立。チームを勝利に導くことにやりがいを感じる、戦略的思考の持ち主。
「沖縄に住んでみたい」― 一つの思いから始まった、新たな挑戦
網屋さんは、沖縄に移住されてライフデザインに入社されたそうですね。沖縄に来られた、そもそものきっかけは何だったのでしょうか。
はい。入社のきっかけは、鹿児島に住んでいた時に、求人サイトでライフデザインを見つけたことです。なぜ沖縄へ、とよく聞かれるのですが、本当に「沖縄に住んでみたいな」という、すごくシンプルな思いからでした(笑)
その行動力がすごいですね。
もともと旅が好きで、バイクで全都道府県を走破した経験があるんです。その中でも沖縄は、気候が温暖で、特に冬でも暖かいという点がすごく魅力的でした。都会すぎず、田舎すぎない、この絶妙な空気感が自分には合っているなと感じて。思い立ったらすぐ行動に移すタイプなので、「じゃあ、行ってみよう」と。
実際に住んでみて、沖縄の印象はいかがですか?
やっぱりすごく素敵な場所ですね。毎日が本当に楽しいです。ただ、カルチャーショックがなかったわけではありません。一番驚いたのは、職場でも子どもたちに対しても、初対面から下の名前で呼び合う文化です。県外、特に僕がいたような環境では、まず名字に「さん」付けから始まります。いきなり下の名前で呼ばれた時は、「え、もうそんな距離感!?」と、正直かなりびっくりしました(笑)。でも、そのおかげで心の壁が早く取り払われ、すぐにチームに溶け込めたのかもしれません。
病院、不動産、そして福祉へ。多彩なキャリアパスが導いた「天職」
沖縄に来られる前は、様々なご経歴をお持ちだと伺いました。
はい。沖縄に来る直前は、鹿児島で1年ほど放課後等デイサービスで働いていました。その前は不動産の営業をしていた時期もあります。理学療法士の資格を持っているので、キャリアのスタートは病院勤務でした。ただ、9ヶ月ほど働いてみて、正直なところ、あまり自分には合っていないと感じました。
病院のどのような点が「合わない」と感じたのでしょうか。
病院という組織は、当然ながら非常に保守的です。ミスが許されず、確立された手順に従うことが求められます。それは医療現場として当たり前のことなのですが、僕自身の気質としては、決められたことを守り続けるよりも、新しいことに挑戦していく「攻め」の姿勢の方が好きなんです。
その点、ライフデザインは今まさに成長を続けているベンチャー企業。「守り」よりも「攻め」がカルチャーとして根付いています。やりたいと声を上げれば、何でも挑戦させてもらえる。会社自体が常に変化し、前進していくこのダイナミズムが、僕の性分にはすごくフィットしていると感じます。
入社前に見ていたSNSなどの印象と、実際に働いてみてのギャップはありましたか?
思っていた通り、SNSで見たままの活気ある会社でした。ただ、これは求職者の方に伝えたいのですが、その「キラキラした部分」だけを見て入社すると、もしかしたらギャップを感じるかもしれません。
華やかな広告やSNS発信の裏側には、当然ながらその費用を捻出するための、シビアな数字へのこだわりや、事業として結果を出すための泥臭い努力があります。僕が以前、放デイで働いていた経験があったからこそ、その裏側も想像できたのだと思います。表面的な楽しさだけでなく、その裏にあるプロフェッショナルな姿勢まで理解できる人にとっては、本当にやりがいのある、最高の環境だと思います。
専門職として、リーダーとして。果たすべき二つの役割
理学療法士、そして事業所のリーダーとして、1日の仕事の流れを教えてください。
10時に出勤し、SLAP(朝のダンス)、車両点検、掃除から一日が始まります。11時からの朝礼で、その日の送迎や課題内容を確認。12時にお昼休憩を取り、午後は子どもたちのお迎えに行きます。僕たちの事業所は高学年が対象なので、学校が終わる時間に合わせて、早い日で13時半、遅い日で15時頃に送迎に出ます。事業所に戻ってから療育がスタートし、17時過ぎに帰りの会をして、17時半にはご自宅へお送りするというのが基本的な流れです。
- 10:00
-
出勤/SLAP
- 10:30
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事務作業・車両確認
- 11:00
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朝礼
- 12:00
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休憩
- 15:30
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児童送迎
- 16:00
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療育・課題
- 17:30
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自宅へ送迎
- 19:00
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退勤
理学療法士としては、どのような役割を担っていますか?
週に一度の「SOUスポーツ」という活動が、僕の専門性を発揮するメインの場です。運動に対して苦手意識やトラウマを持つ子どもが多いので、技術指導よりもまず、「体を動かすことは、こんなに楽しいんだよ」と感じてもらうことを何よりも大切にしています。
その上で、理学療法士の視点から、「こういう風に体を使うともっと楽に動けるよ」「この動きは、ここの筋肉を意識するといいよ」といった具体的なアドバイスを伝えます。大切なのは、どんなに小さなことでも「できた!」という成功体験を積み重ねて、子どもたちの自己肯定感を高めてあげること。そのための環境設定と声かけが、専門職としての僕の役割だと考えています。
チーフプランナーとしては、何を心がけていますか?
事業所のチーフプランナーとして一番意識しているのは、事業所全体の「空気を整える」ことです。僕自身、仕事を高速で処理するマルチタスクが得意なタイプではありません。だからこそ、チーム全体が円滑に、そして気持ちよく仕事に取り組めるような、良い雰囲気作りを大切にしています。
ただ、なあなあな関係になるのではなく、締めるところは締める。例えば、皆が少し面倒だと感じるような事務作業や、難しい調整ごとなどを率先して引き受けることも、リーダーの務めだと思っています。リーダーシップとは、指示を出すことだけでなく、チームの土台を支えることでもある、と考えています。
「チームで勝つ喜び」― 20代でマネジメントに挑戦する意味
入社後すぐにリーダー選考に挑戦されたそうですね。すごいスピード感です。
はい。7月に入社して、すぐ翌月のリーダー選考に参加しました。そして10月からサブリーダーとして勤務を始め、2025年6月に正式にチーフプランナーとなりました。もともと、「20代のうちにマネジメントを経験してみたい」という個人的な目標があったので、これは絶好の機会だと思い、迷わず手を挙げました。
実際にチーフプランナーを経験してみて、いかがですか?
めちゃくちゃ、やりがいを感じています。これまでのプレイヤーとしての仕事は、言ってしまえば個人戦でした。でも、今はチーム戦。自分一人が頑張っても意味がなく、チーム全体で勝たなければなりません。その難しさはありますが、チームで一つの目標を達成した時の喜びや達成感は、一人で味わうものより何倍も大きいですね。
大企業ではまず経験できないような、20代でチームを率いるという責任ある立場を任せてもらえる。これこそが、ライフデザインというベンチャー気質の会社で働く、最大の醍醐味だと感じています。この経験は、間違いなく僕のキャリアにとって大きな財産になります。
チーフプランナーとしての、今後の目標を教えてください。
今はまだ、どうしても僕が指示を出したり、中心になったりしてしまう場面が多いと感じています。そうではなく、僕がいなくても事業所が当たり前に回る、むしろ「網屋さんがいない方が、みんなのびのびやってて調子いいね」と言われるくらい、チームメンバー一人ひとりの力を最大限に引き出せるリーダーになることが、次の目標です。そのために、最近は「僕、遊びたい!」という気持ちをぐっとこらえて、あえて子どもたちとの関わりを他のスタッフに任せる、ということを意識的に行っています。
「本気の楽しさ」を求める、未来の仲間へ
最後に、ライフデザインへの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
今、福祉業界で働きながら、何かモヤモヤしたものを感じている人。「もっとやれるはずなのに」「今の環境では成長できない」と感じている人。あるいは、「もっと本気で、プロとして成果を追求したい」と思っている人。そんな人にとって、ライフデザインは最高の会社だと断言できます。
ここで言う「楽しさ」は、ただ表面的な、馴れ合いの楽しさではありません。本気で目標にぶつかって、時には失敗して、それでも諦めずにチームで挑戦を続けた先に待っている、本当の意味での「楽しさ」です。そのヒリヒリするような経験こそが、人を、そして組織を成長させてくれるのだと、僕は信じています。そんな「本気の楽しさ」を味わいたい方と、一緒に働ける日を楽しみにしています。