
児童福祉事業部所属。放課後等デイサービスSOU NEXT ライブリー志真志にて児童指導員として活躍中。
大学時代から芸人活動を始め、今はライフデザインでの仕事と両立しながら、芸人として「売れる」という夢を追いかけています。福祉の現場とお笑いの舞台、一見異なる世界で「とりあえずやってみる」精神を大切にするかいりさんの、ユニークな働き方と挑戦に迫ります。
意外なきっかけと福祉業界への第一歩
ライフデザインを見つけたきっかけは何ですか?
僕の友人がライフデザインとは別の「まはろ」という児童デイサービスで働いていて、「こういう児童デイサービスをしている企業があるんだよ」という話を聞いたんです。それでちょっとやってみたいなと思って調べてみたら、家の近くにライフデザインの「まはろ大謝名事業所」があるのを見つけて、応募したのがきっかけですね。
最初はお友達と同じまはろだと思って応募したってことですか?
いや、同じ名前でも、別のまはろだよっていう話は聞いていました。色々調べたら、ライフデザインの給料の方が高かったので(笑)。
それで「じゃあちょっとこっち応募してみようかな」みたいな感じで応募したのがきっかけだったので、別に友達がいるとかいないとかじゃなくて、同じ業態で給料が高い方を選びましたね。
ライフデザインに入社する前は何をされていたんですか?
その前はたこ焼き屋さんでアルバイトしていました。大学の頃からアルバイトしていたんですが、そのまま卒業してからもバイトを続けていた感じです。そこから転職をしてライフデザインに来ました。
子どもの成長を支える療育
1日の業務の流れを教えていただけますか?
まずは朝10時に出社します。出社後すぐにSLAP(ダンスエクササイズ)をして、車両点検とアルコールチェックをします。その後は療育室の掃除ですね。それが終わったら、各自が持っている色々な業務にあたります。
その後は朝礼があって、その日の流れや課題、送迎の確認などを全て終わらせて、12時からお昼休憩に入ります。お昼が終わったらまた空いている時間は各自の業務にあてて、14時ごろから送迎が始まります。子どもたちを迎えに行って、来所したらそこから療育が始まります。課題があったり、自由時間があったり、色々子どもたちと関わりがあります。17時半に送迎が始まり、子どもたちを送り届けた後は子どもたちの記録などの事務作業をして退勤します。
- 10:00
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出社、SLAP
- 11:30
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朝礼
- 12:00
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休憩
- 13:00
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事務作業
- 14:00
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児童のお迎え、療育
- 16:00
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課題、療育
- 17:30
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児童送迎
- 18:00
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記録作成、課題準備
- 19:00
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退勤
療育って例えばどういうことをされてるんですか?
療育は、子どもたちが日々過ごしている様子を見ながら、「もっとこうしたら過ごしやすくなるんじゃないか」といったことを一緒にやったり、あとはシンプルに子どもたちと一緒に楽しく遊んだりしています。
活動内容としては、毎日課題があって、その中で、例えばSST(ソーシャルスキルトレーニング)の中で、「ありがとう」の練習、困った時にどうしたらいいか、外出する時のルール確認などをしたり、他にもリズムトレーニングやスポーツなどもやっています。体の動かし方をスムーズに行えるようにしたり、日常生活に関わることを、将来に向けて独り立ちしていけるような支援をしているという感じですね。
かいりさんの事業所で役割はありますか?
児童指導員という立ち位置で、子どもたちの様子を色々見たりしています。役職的にはそんな感じですね。
ただ事業所の中の業務もそれぞれに割り振られていて、請求担当のサポートだったり、クレジットの明細処理、車両管理などを含めて事務的なところも担当しています。課題は大体週に1回から2回担当する、という感じです。
お笑い芸人としての顔と会社での活躍
ちょっと働き方が特殊だというお話を聞いたのですが、今どういう働き方をされているんですか?
そうですね、今僕はダブルワークのような形なんですけど、片方はライフデザインで働かせていただいていて、もう片方ではお笑い芸人をさせていただいております。コンビ名は「凸凹(でこぼこ)トラベリング」で、僕自身の芸名は本名と同じく「かいり」です。
全く福祉とは関係ないように思えますが、芸人さんとして会社での役割とか活かせていることはありますか?
ライフデザインは動画だったり社内のイベントだったり、結構盛んに行っている会社だと思うので、イベントでの司会だったり、ちょっと盛り上げ的なところをやったりしています。
あと、動画の出演ですね。一時期、インスタをめちゃくちゃ強化してやっている時期があって、その頃はSNSの動画の企画案を出したり、そのまま出演したりしていました。
Instagramの動画はどういう内容のものをされていたんですか?
色々です。インスタとかTikTokによくあるダンスの動画から、児童指導員あるあるみたいな、「こういうあるあるがあるよ」っていうような、ちょっとしたドラマ仕立てのものまで色々やりましたね。
ライフデザインに入社するときから、お笑い芸人さんだったんですか?
そうですね、この大学生の時から芸人はやっているので、最初から「ダブルワークします。」という話をしていました。入る時から「こういう活動してて、それと並行して働きたいです。」というお話はしていたので、それも快く了承していただきました。他にもライフデザインにはそういう働き方をしている人がいるよ、というのを面接の段階で教えてもらっていたので、抵抗なく働くことができたかなと思います。
ダブルワークを実際にしてみて、大変なこと・やりにくいことなどありませんか?
そうですね、でもライフデザインはめちゃくちゃ融通が利かせていただいていますね。
僕らの仕事って流動的なので、急に仕事が入ったり、撮影や収録、打ち合わせがあったりするんですけど、そういうのはだいぶ融通を利かせていただいているなと感じます。おかげでこちらはめちゃくちゃ働きやすいです。すごくやりやすく、ありがたいなと思ってます。
それこそ去年の僕らの単独ライブがあったんですが、南さん、前山さんをはじめ、色々な方が見に来てくれていました。
イベント等でもかいりさんは大活躍と伺っております。支援の面ではいかがですか?
それこそイベントで子どもたちがいっぱいいるので、元々子どもが好きなんですが、芸人として子どもとの関わり方っていうのは慣れていた部分があったかなと思いますね。
もうシンプルに、人前で話すことに関しては全く抵抗がないので、子どもたちの前で喋るのとかも全く緊張もしないし、むしろおちゃらけられるくらいの余裕を持って話せていますね。自然体で子どもたちに支援ができるという点で、すごく経験は活きているなと思います。
ギャップと成長、そして未来への展望
実際にライフデザインに入ってみていかがでしたか?
そうですね、どうだろう。でも、事前の情報としてライフデザインとか関係なく、「放デイ」というところで働いてみる、という部分ではそこまでギャップは感じなかったです。ただ、会社としてのギャップはめちゃくちゃ色々ありました。
会社としてのギャップ。具体的に教えていただきたいです。
まず最初に、福祉の会社でこんなにおしゃれなんだっていうのが一番最初の大きなギャップでしたね。僕が入る時はまだ多分そこまで動画に力も入れていなかったと思います。実はライフデザイン自体のホームページも見てなくて、求人サイトで給料が高いところに惹かれて応募して、面接が決まって、ポンポンポンって結構スムーズに入社したんです。
それで本社に行った時も、本社に入った瞬間に、「あれ、間違えたかな?」って思うくらい。めちゃくちゃおしゃれなオフィスで、「ここで合ってる!?」みたいな(笑)。
それこそ、イベントがめっちゃ豊富だったりとか。若い人が多いのもギャップでしたね。福祉業界には年齢が上の人がいっぱいいるイメージだったので。
次の目標を教えていただきたいです。
やっぱり芸人として売れていくっていうのが一番の目標なので、そこに向かって頑張っていきたいです。
お笑い芸人で食べていけるようになることがいちばんの目標なんですね。
その時は退社してしまうことになるとは思うんですけど、卒業みたいな感じですね。
これまでたくさんお世話になっているので、色々還元できることは還元したいなとは思っています。例えば地上波にたくさん出るくらい有名になって、それでもライフデザインが呼んでくれるイベントはもう格安でやりますよみたいな(笑)。
それまでの間、ライフデザインで挑戦してみたいこととかはありますか?
すごく挑戦的な会社なので、普通とは違うこと、そういうところを色々吸収できたらなと思っています。
「これこれやるの?」みたいなっていうのをできないと、やっぱり僕のお笑いの業界とかでも勝てなくなってしまうので。
ちょっと前にやっていたInstagramの動画投稿も、そういう「業務内でそういうことやるの?」みたいなところもあったと思いますが、結局そうすることで今たくさんの新卒の方に集まってもらったりとか、それを見て応募したっていう人もいらっしゃったのでとても嬉しかったです。
自分の中で、殻を破るではないですけど、今まだまだ残っている殻を破るための、その吸収をライフデザインで色々できたらという風に思っています。
求職者の方へ
求職者の方へ一言、メッセージいただけますか?
明確にやりたいことがあってもなくても、とにかく自分を成長させたいなって思ってて、ライフデザインに興味を持ってるんだったら、ぜひ来ていただきたいなと思います。
ここに来たら、成長は絶対得られるし、それ以外でも自分の中での必要なものが何でも手に入る環境があって、福祉にこだわらない色々なことが吸収できる会社だと思うので、とりあえずぜひ問い合わせてみてほしいと思います。