LIFE DESIGN採用サイト

思い立ったら、社長に直談判。
「外の世界を知りたい」
ベンチャーのスピード感の中で
見つけた新たな自分。

2025年・入社
石坂綾乃

児童福祉事業部所属。児童指導員として放課後等デイサービスSOU NEXT高原で活躍。

北海道の大学から琉球大学大学院へ進学し、沖縄県で小学校教員に。特別支援学級の担任を務める中で、学校内だけでは子どもの可能性を広げきれないという課題意識から、安定した教職を辞しライフデザインへ転職。入社後すぐに頭角を現し、現在は療育の現場に立ちながら、イベント運営や経営戦略にも関わる。その働き方を「2つの会社に所属しているよう」と語る、行動力溢れるチャレンジャー。

憧れの先生と、沖縄への愛。

まずは、石坂さんが小学校の先生を目指したきっかけから教えてください。

原点は、小学校5、6年生の時の担任の先生です。とにかく元気で明るくて、面白い。そして、誰よりも子どもたちとたくさん遊んでくれる、太陽のような先生でした。その先生の姿に強烈に憧れて、「私もこんな大人になりたい、こんな先生になりたい」と心に誓ったのが、小学校6年生の時。そこから私の夢は、ずっと小学校の先生でした。

その夢を、沖縄で叶えられたのですね。北海道のご出身と伺いました。

そうなんです。話すと長くなるのですが、私は昔から沖縄が大大大好きで(笑)。北海道の東の方で育ち、大学まで道東から出たことがなかったのですが、心はいつも沖縄に向いていました。中学生の頃、辛いことがあっても「大人になったら沖縄に行けるんだから頑張ろう」「いつか絶対に沖縄に住むんだ」と、沖縄を心の支えにしていました。

そこまで強く沖縄に惹かれたのですね!

はい。高校時代から沖縄の大学に行きたかったのですが、現実的には難しくて。それで大学を選ぶ時も、「琉球大学との交換留学制度がある」という一点で北海道の大学に決めました。それくらい、私にとって沖縄は特別な場所だったんです。大学院でようやく沖縄の琉球大学へ進学が決まった時は、本当に嬉しかったですね。

長年の夢を二つも叶えられたのですね。沖縄での教員時代はいかがでしたか?

大学院在学中から非常勤講師として働き始め、教員採用試験にも合格していたので、卒業と同時に本採用となり、通常学級の担任などを受け持ちました。小学校教諭という仕事は、今でも心から愛しています。

何よりも子どもたちが本当に大好きで、昨日できなかったことが今日できるようになった瞬間に立ち会えたり、子どもたちと一緒に試行錯誤しながらクラスという一つのチームを作り上げていく過程が、たまらなく好きでした。保護者の方々からも温かい言葉をいただくことが多く、関わる人、みんなが大好きでしたね。もちろん大変なことも山ほどありましたが、それを補って余りある、大きなやりがいを感じていました。

「子どもの可能性を広げられない」やりがいと葛藤

それほどやりがいを感じていたお仕事から、なぜ転職を考えられたのですか?

やりがいと同時に、厳しい現実も感じていました。残業や家での持ち帰り仕事は当たり前。私の性格上、子どもたちにも保護者の方にも100%で向き合いたいし、授業準備にも一切手は抜けません。全てが大切な子どもたちに関わることだからこそ、どこにも手を抜けない。そう思うと、心身ともに少しずつ厳しさを感じていたのは事実です。

でも、転職を決意した一番の理由は、特別支援学級の担任をしていた時に直面した、私自身の「学校以外の世界の知らなすぎる」という、どうしようもない無力感でした。

「外の世界を知らなすぎる」とは、具体的にどういうことでしょうか。

目の前に支援を必要としている子どもがいる。その子の放課後の居場所がない。そんな状況で、学校の外にある福祉サービスや関係機関に繋いでいく方法を、私は何一つ知らなかったんです。特別支援学級は基本的に一人担任で、相談できる同僚もいない。研修制度も十分ではない。そんな孤立した環境で、一人で運営しなければなりませんでした。

「この子には支援が必要だよね」と職員会議で話には出るものの、どこか他人事で、具体的なアクションには繋がらない。そんな状況を前に、「このまま学校という閉じた世界にいては、この子たちの可能性を広げきれないかもしれない」と強く感じたんです。

子どもたちを一番に支えたい、保護者の方に寄り添いたい。その熱い想いがあるのに、この環境では、自分の理想とする教育は実現できない。そう悟った時、転職する決断をしました。

公務員という安定した職を手放すことに、迷いはありませんでしたか?

もちろん、ありました。福利厚生は手厚いですし、ボーナスやお給料もトップクラスだと思います。正直な話、ライフデザインの福利厚生やお給料がここまで整っていなければ、転職には踏み切れなかったかもしれません。
夫が以前、別の放課後等デイサービスに勤めていたのですが、その話を聞く限りでもライフデザインの待遇は業界内でかなり良い方だと感じました。「ここでなら、福祉について専門的に学びながら、生活の基盤も安定させられるんじゃないか」と思えたことが、最後の一押しになりました。

「ここでなら働ける」という確信

転職活動の中で、ライフデザインとはどのように出会ったのですか?

まず、ホームページを見た時の「え、おしゃれ!かっこいい!」という衝撃が大きかったです(笑)。福祉業界のユニフォームに対して、正直「これはちょっと着たくないな…」と思ってしまうこともあったのですが、ライフデザインは制服もオフィスもおしゃれで、他とは全く違う雰囲気を感じました。

そこから深く調べていくうちに、児童発達支援管理責任者という専門職の道だけでなく、事業所を取りまとめるリーダーというマネジメントの道もあることを知りました。療育もできて、経営のスキルも学べるなんて、自分のキャリアの幅が格段に広がる。「これは面白い!」と、強く惹かれましたね。

入社前に、ライフデザインへ直接電話をされたと伺いました。

はい、思いつきで(笑)。どうしても直接話が聞きたくて、「少し詳しく教えていただけますか?」と電話をかけ、本社まで押しかけてしまいました。その時、面接では話しにくい自分の体調のことも正直にお話ししたんです。
すると、対応してくださった副社長ご自身も過去に体調を崩された経験があることを打ち明けてくださって。経営陣の方々がそうした事情に対して全くマイナスに捉えていないこと、むしろ「上手に付き合っていくことが大事だよね」と理解を示してくれたことに、本当に救われました。ここでなら、安心して自分らしく働ける、と確信した瞬間でした。

石坂さんご自身の「働きすぎてしまう」という課題についても、相談されたのですね。

そうなんです。私は典型的な仕事人間で、働けるならいつまでも働いてしまう。自分の疲れに気づけず、気づいた時には手遅れ、ということが怖いんです。その弱さも正直に伝えたところ、社長や副社長から「ワークライフバランスは絶対にしっかり取ってね」「こういう風にタスク管理をするといいよ」と具体的なアドバイスをいただきました。経営陣がそこまで親身に寄り添ってくれる環境は、本当に心強いです。

療育×ベンチャー。「2つの会社」で働くという新しい刺激

1日の流れを教えてください。

朝は10時に出勤して、車両点検や朝礼を実施しています。その日の課題担当が定められているので、午前中はその準備をしたり、イベント企画業務をすることが多いです。12時から休憩に入り、14時ごろから児童の送迎が始まります。15時半ごろにはみんな集合するので自由遊びや課題をして過ごし、17時半から自宅へ送迎を行います。
戻ってきたらその日の記録を書いたり、残った事務作業を行って、19時に退勤です。

10:00

出勤・事務作業

10:30

朝礼

12:00

休憩

14:00

児童送迎

15:00

療育・課題

17:30

自宅へ送迎

18:00

記録作成・事務作業

19:00

退勤

実際にライフデザインに入社してみて、いかがでしたか?

一言で言うと、「思っていた以上にベンチャー企業」でした!放課後等デイサービスなので、もちろん療育がメインだと思っていました。でも実際は、療育に加えて大規模なイベントの運営があったり、会社の総会準備に参加したり、広報用の宣材写真を撮ったり…。先日なんて、大阪出張にまで連れて行っていただきました。

ありがたいことに、ブランディングの話や、会社としてどう戦略的に利益を追求していくか、といった経営の根幹に関わる話まで聞かせてもらえる機会が多いんです。だから、なんて言うんでしょう…私は今、まるで「2つの会社に所属している」ような、不思議で刺激的な感覚なんです。

「2つの会社」、とても面白い表現ですね。それぞれ、どんな感覚なのでしょうか。

一つは、「療育のプロ」としての自分です。SOU NEXTでは、SST(ソーシャルスキルズトレーニング)やミラスタ(発達トレーニング)、スポカリ(スポーツカリキュラム)といった多彩なプログラムを通じて、子どもたちの成長に日々向き合っています。ここは私が教員時代にやりたかった「一人ひとりに寄り添う支援」が実現できる場所。先輩や、保育士経験のある同僚から学ぶことも非常に多く、毎日が新しい発見の連続です。「福祉って、こんなにちゃんと子どもと向き合って、保護者と連携しているんだ」という、良い意味での驚きがたくさんありました。

そしてもう一つが、「ベンチャー企業の一員」としての自分です。ここは、とにかくスピード感がすごい。教員時代は、どんな小さなことでも上長の許可を取り、調整に調整を重ね、最後の職員会議にかける…という流れで、一つのことを決めるのに膨大な時間がかかっていました。でもライフデザインは「まず、やってみよう!」が基本。どんどん仕事を任せてもらえますし、自分で考えて動くことが求められます。このスピード感と裁量権の大きさに、まだ戸惑うこともありますが、常に変化し続けなければならないという刺激が、今の私を突き動かしてくれています。

ワークライフバランスも、大きく変わったのではないですか?

はい、劇的に変わりました。午前中は子どもたちがいないので、企画準備などの事務作業に集中できます。そして何より、家に仕事を持ち帰ることが一切なくなりました。退勤後は、愛犬と夫と散歩に行ったり、アニメやYouTubeを見たり、自分のための勉強をしたり…。プライベートの時間をしっかり確保できるようになったことで、心にも余裕が生まれ、仕事への集中力も増したように感じます。

「まだ何者でもない」からこそ、未来は無限大

入社からわずか3ヶ月で、チーフプランナー選考に挑戦されるそうですね。

はい、絶対に合格します!それが今の、一番近い目標です。まずはチーフプランナーになって、子どもたちや保護者の方から「SOUに通って本当に良かった」と心から言ってもらえるような、圧倒的な魅力のある事業所を作りたいです。

その先の、長期的な目標はありますか?

実は、私にはまだ明確なキャリアのゴールがありません(笑)。「社長の右腕になりたい」とは言ったものの、それは具体的な役職というより、「ライフデザインには石坂がいないと困るよね」「彼女がいてくれたら、すごく心強い」と、誰もが認める不可欠な存在になりたい、という想いの表れです。
今はまだ、自分でも気づいていない得意なことや、伸ばすべき能力がたくさんあるはず。だから、とにかく色々なことに挑戦して、自分の可能性を広げたい。その中で、自分が本当に目指すべき道を固めていけたらいいな、という段階です。

最後に、かつての自分のように、新たな一歩をためらっている方へメッセージをお願いします。

私のように安定した職業から飛び出すのは、本当に不安だと思います。「失敗したらどうしよう」「大丈夫かな」と、色々な考えが頭をよぎるでしょう。でも、私はあえて言いたいです。「一度、やってみたらいい」と。安定には、多分いつでも戻れます。でも、安定は、裏を返せば成長の伸びしろが少ない環境かもしれません。
何よりも、ライフデザインでは、療育という専門職のスキルを高めながら、会社を大きくしていく経営の部分まで学べます。この経験は、これからの時代、どんな職業においても絶対に必要となる力です。もし、この記事を読んで少しでも心が動いたなら、その直感を信じて、ぜひ一歩踏み出してきてほしいです。一緒に挑戦できる日を楽しみにしています。