
児童福祉事業部所属。放課後等デイサービスSOU NEXT海邦で児童指導員として活躍。
中学校の保健体育教員として約6年間勤務後、公的機関での業務を経てライフデザインに入社。
前職で感じたワークライフバランスの課題を乗り越え、現在は仕事とプライベートを両立。長年続けるハンドボールでは国体選手を目指すなど、公私ともに「自分らしく挑戦する」ことを大切にする、エネルギッシュな存在。
やりがいと葛藤。教員時代に感じた「自分の時間」とのギャップ
與那覇さんは、ライフデザインに入社される前は中学校の先生をされていたそうですね。
はい。約6年間、保健体育の教員をしていました。もともと子どもが大好きで、体を動かすことも好きだったので、本当にやりがいのある仕事でした。体育の楽しさを伝えたり、子どもたちの成長を間近で感じられたり。同僚の先生方とも協力し合える良い環境で、日々はとても充実していました。
ライフデザインに教員から転職された方は皆さん、働き方の課題を口にされます。與那覇さんはいかがでしたか?
おっしゃる通りです。やりがいは本当に大きかったのですが、その一方で、どうしても自分の時間を確保することが難しい、という現実に直面していました。仕事に情熱を注ぐほど、プライベートが犠牲になっていく。このままで良いのだろうか、という問いが常に心のどこかにありましたね。
「私も、こんな人生を過ごしたい」― 先輩の輝く姿が、新たな扉を開いた
そこから、ライフデザインへの転職を考えられたのですね。何かきっかけがあったのでしょうか。
大きなきっかけは、一人の先輩の存在でした。教員時代から、そして一般のハンドボールチームでもお世話になっていて、今はSOU NEXT海邦で児発管をしている山本沙織さんという先輩がいるのですが、彼女が私より先に教員を辞め、ライフデザインで活躍されていたんです。
教員を辞めた後の彼女は、仕事もプライベートも本当に充実させていて、会うたびに生き生きと輝いて見えました。その姿を見て、「私も、こんな風に人生を謳歌したい」と強く憧れを抱いたのが、ライフデザインに興味を持った最初のきっかけです。
なるほど。身近な方のポジティブな変化が、大きな動機になったのですね。
はい。まさにそうでした。それに加えて、ライフデザインの「支援の在り方」にも強く惹かれました。教員時代、特別支援学級の担任を経験したのですが、学校教育の中では、どうしても1年間という限られた期間でしか子どもと関わることができません。その点、ライフデザインは就労支援まで見据え、子どもたちの未来まで継続して支援を繋いでいける。私がやりたいと強く思っていた「先を見据えた段階的なアプローチ」が、ここなら実現できると感じました。
もちろん、給与や待遇面も重要でしたが、ライフデザインはそれも充実していましたし、何より、個人の頑張りを正当に評価してくれる制度があること。これも大きな魅力でした。教員として培った経験を活かしながら、新しい業界で挑戦してみたい、という気持ちが固まっていきました。
「朝のゆとり」から始まる、充実した一日
ライフデザインに入社されて、働き方は具体的にどのように変わりましたか?
一番の変化は、「朝、早起きしなくてよくなった」ことです(笑)。教員時代は朝6時に起きて、30分後には家を出るという、慌ただしい毎日でした。でも今は、7時に起きて9時に家を出れば間に合います。この「朝のゆとり」が、心に余裕を持たせてくれて、これまでとは全く違う、穏やかな気持ちで仕事に向かわせてくれます。
その「心のゆとり」は、仕事の質にも影響しそうですね。1日の具体的な流れも教えていただけますか?
出勤したら、まず楽しいダンス(SLAP)から一日が始まります。だから、毎日ポジティブな気持ちで仕事に入れますね。午前中は、まだ子どもたちがいないので、スタッフ間のミーティングが中心です。前日の子どもたちの様子や対応の振り返り、その日の活動内容のすり合わせなど、約1時間かけてじっくり話し合います。経験が浅いスタッフも安心して業務に取り組めるよう、児発管やリーダーが実践的な療育研修をしてくれることもあります。
- 10:00
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出勤・SLAP
- 10:30
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ミーティング
- 12:00
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休憩
- 13:30
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送迎
- 15:30
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療育・課題
- 17:30
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自宅へ送迎
- 18:00
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記録作成・事務作業
- 19:00
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退勤
午後からは、いよいよ子どもたちとの時間ですね。
はい。1時半から3時半頃にかけて、学校へお迎えに行きます。学校の先生方から子どもたちの様子を伺い、事業所での支援に繋げています。事業所に戻ってからは療育の時間です。私たちの事業所はすぐ隣に公園があるので、天気が良い日はみんなで外に出て、思いきり体を動かして遊んでいます。5時半まで活動し、その後はご自宅への送迎です。帰りの会では、その日一日を子どもたちと一緒に振り返り、「楽しかったね」という気持ちで締めくくれるように意識しています。
生涯ハンドボール!仕事との両立が、新たな挑戦への意欲を生む
仕事が終わった後の時間も、充実されているようですね。
はい。勤務時間が10時から19時と決まっているので、退勤後の予定が立てやすいのが嬉しいです。家に帰って夕飯とお風呂を済ませても、まだ夜9時。そこから好きなドラマを見るのが、至福の時間です。その日のうちにドラマが見られるなんて、以前の生活では考えられませんでした。
長年続けているハンドボールは、今も現役で?
はい、週に1回の練習を続けています。それに加えて、最近は国民体育大会の県代表選考に向けた練習にも参加していて、新たな挑戦の真っ最中です。小学校2年生から始めて、もう22年になります。私の人生は、ハンドボールに鍛えられたと言っても過言ではありません。
ライフデザインに入社して、仕事が安定し、心身ともに余裕ができたからこそ、「もう一度、本気で挑戦したい」という気持ちが芽生えました。仕事も、自分の好きなことも、どちらも妥協せずに続けられる。この環境が、私の毎日を充実させてくれています。
「向き不向きより、前向きに」― 新たな一歩を踏み出すあなたへ
教員としての経験は、今の仕事にどのように活かせていますか?
教員経験のある方には、ぜひライフデザインに来てほしいですね。子どもたちとの関わり方や、保護者の方とのコミュニケーション、体の発育発達に関する知識など、教員として培った全てのスキルが、ここでは大きな強みになります。特に、学校という枠組みを超えて、ご家庭とより深く連携しながら、一人ひとりに手厚いサポートができる点は、教員時代のやりがいの、さらにその先にある喜びを感じられる部分だと思います。
最後に、ライフデザインへの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
ライフデザインは、年齢や立場に関係なく、スタッフ全員が同じ目標に向かって進んでいける、最高のチームです。入社してまだ3ヶ月ですが、本当に多くの人からパワーや刺激をもらい、日々成長を実感しています。
福祉の仕事に興味がある方、今の働き方に疑問を感じている方、何か新しいことに挑戦したいと思っている方。ライフデザインには、その一歩を応援してくれる環境があります。「向き不向きより、前向きに」。この言葉を信じて、ぜひ飛び込んできてください。一緒に働ける日を楽しみにしています!