
児童福祉事業部所属。放課後等デイサービスSOU NEXT パーク志真志で理学療法士として活躍。
国家資格を取得後、理学療法士として病院に勤務。高齢者リハビリの経験を積む中で、新たな可能性を求め福祉の道へ。友人の紹介をきっかけにライフデザインに入社。理学療法士としての専門知識を活かし、子どもたちの運動能力を育む独自のプログラムを実践。また、特技のダンスを社内イベントで披露するなど、多方面でその才能を発揮している。専門性と探究心を武器に、子どもたちの未来を切り拓く期待の星。
理学療法士としての日々と、次なるステージへの想い
親富祖さんは理学療法士として病院で勤務された後、ライフデザインに入社されたそうですね。まずは、これまでのご経歴を教えてください。
はい。高校卒業後に専門学校で理学療法を学び、国家資格を取得しました。その後、名護市にある病院に就職し、1年と9ヶ月ほど理学療法士として勤務していました。
病院では、主にどのようなお仕事をされていたのですか?
60歳以上の高齢の患者様を対象としたリハビリが中心でした。病気や怪我で失われた身体機能を取り戻し、再び元の生活を送れるようにサポートするのが私の役割です。昨日まで起き上がれなかった方が座れるようになったり、少しずつ歩けるようになったり。その回復の過程に寄り添えることに、大きなやりがいを感じていました。
充実した毎日だったのですね。そこから、なぜ転職を考えられたのでしょうか?
病院での仕事は尊いものでしたが、同時に、自分のキャリアについて考える時間も増えていました。実は、もともと「いつかは中南部で働きたい」という気持ちがあったんです。
福祉の分野にも、もともと関心が?
そうですね。高校時代に放課後等デイサービスでボランティアをした経験があり、漠然とですが興味は持っていました。ただ、当時は理学療法士という仕事と、児童福祉が自分の中で全く繋がっていなかったんです。
その二つが繋がったきっかけがあったのですね。
はい。病院で働くうちに、福祉の分野でも理学療法士が活躍できるという情報を耳にするようになりました。「理学療法士としての専門性を、子どもたちのために活かす道もあるのかもしれない」と気づいた時、自分の可能性が広がるような気がして、とてもワクワクしたのを覚えています。それが、新しい分野への挑戦を具体的に考え始めたきっかけです。
友人の紹介とSNSで見つけた「楽しそうな雰囲気」
児童福祉の分野へ。その中でも、ライフデザインとはどのように出会ったのですか?
専門学校時代の友人の紹介です。彼女とは学生時代から一緒にダンスをしていて、とても仲が良かったんです。その友人が先にライフデザインで働いていて、「こういう会社があるよ」と教えてくれました。
第一印象はいかがでしたか?
友人の話を聞いて、すぐにインターネットやSNSで調べました。最初にホームページを見た時の衝撃は、今でも忘れられません。「なんだこの会社は!?」って(笑)。とにかく、雰囲気全体が明るくて、すごく楽しそうだったんです。
写真や記事から、活気が伝わってきたのですね。
はい。スタッフの皆さんが生き生きと働いている様子を見て、「ここで働いてみたい」と直感的に思いました。実際に面接や見学に進むと、その印象はさらに強くなりましたね。ウェルカムな空気感で迎えてくれて、ここでなら安心して新しい一歩を踏み出せそうだと感じました。
それが、入社の決め手になったと。
そうですね。最終的な決め手は、やはり「人」と「会社の雰囲気」でした。これまでとは全く違う「児童」という領域に関わることは正直不安もありましたが、ライフデザインには、その不安を受け止め、一緒に成長していこうという温かい社風がある。そう確信できたことが、私の背中を押してくれました。
「怒る」のではなく「興味を引く」療育の難しさと面白さ
実際に入社されて、病院での高齢者リハビリと、療育の現場とでは、どのような違いを感じましたか?
アプローチの仕方が全く違いますね。高齢者のリハビリが「失われた機能を取り戻す」というマイナスからゼロへのアプローチだとすれば、子どもたちの療育は「これから伸びていく能力を引き出す」というゼロからプラスへのアプローチです。一人ひとりの成長を間近で見られることに、病院とはまた違った大きなやりがいを感じています。
理学療法士としての経験は、今の仕事にどのように活かされていますか?
とても活きています。例えば、一見ただの遊びに見える輪投げも、投げ方や姿勢を工夫することで、体幹を鍛えるトレーニングになります。病院で培った身体動作への深い理解があるからこそ、遊びの中に専門的なアプローチを組み込める。これは私の強みだと感じています。
逆に入社後、最も大変だったことは何ですか?
子どもたちの興味を引きつけ、集団をまとめることの難しさです。特に、特性のある子どもたちは、自分の世界に集中していたり、話を聞くのが苦手だったりすることもあります。
どのように乗り越えようとされていますか?
大切なのは「怒るんじゃなくて、どうやって楽しく興味を引くか」だと教わりました。声のトーンを変えたり、クイズ形式にしてみたり。毎日が試行錯誤の連続ですが、子どもたちの目がキラッと輝いて、こちらを向いてくれた瞬間は、本当に嬉しいですね。少しずつですが、そのコツを掴んできていると感じています。
「自分のタイミングで挑戦できる」という安心感
親富祖さんの1日の流れを教えてください。
朝は10時に出勤して、SLAPを踊ります。その後は事務作業をしたり、他のプランナーの皆さんと子どもたちに関する情報共有や、課題の準備をします。12時から休憩に入り、13時からは改めて事務作業や送迎の準備をします。低学年がメインなので15時ごろには事業所に戻り、療育を行います。17時半ごろに自宅へ送迎し、18時ごろに戻ってきます。記録作成が終わると19時に帰宅ですね。
- 10:00
-
出勤・SLAP
- 10:30
-
朝礼/事務作業
- 12:00
-
休憩
- 14:00
-
児童送迎
- 15:00
-
療育、課題
- 17:30
-
帰宅・送迎
- 18:00
-
事務作業・翌日の準備
- 19:00
-
帰宅
所属されている「SOU NEXT パーク志真志」は、どのような特徴のある事業所ですか?
床全体にマットが敷かれていて、子どもたちが思いっきり走り回っても、転んでも安心な作りになっています。この環境を活かして、私が主に「スポーツカリキュラム」を担当しています。今はまだ低学年の子が多いですが、これから学校で球技などにも挑戦するようになります。その時に「やったことがないから怖い」と感じるのではなく、「SOUでやったことがあるから、やってみよう!」と思えるように、ここでたくさんの運動体験をさせてあげたいと思っています。
ライフデザインは「若手が活躍できる」と発信していますが、実際に入ってみていかがでしたか?
それは本当でした。ただ、入社前に想像していたのとは、少し良い意味で違う部分もありましたね。
良い意味で、というと?
SNSなどを見ていると、「どんどんリーダーを目指せる!」というメッセージが強いので、少しプレッシャーに感じる方もいるかもしれません。でも実際は、「自分のタイミングで挑戦できる」という、個人の意思を尊重してくれる文化が根付いています。「やらなきゃいけない」という空気で急かされるのではなく、一人ひとりのペースに合わせて挑戦のタイミングを選ばせてくれる。この安心感が、ライフデザインの本当に素晴らしいところだと感じています。
ダンスが繋いだ絆と、未来への目標
社内イベントでダンスも披露されているそうですね!
ありがとうございます(笑)。これも、私をライフデザインに誘ってくれた友人がきっかけです。「入社式で踊ってほしい」と声をかけてもらいました。普段はそれぞれ違う事業所で働いているので、このダンスの練習があるおかげで、事業所を超えた繋がりができました。業務時間を調整して練習できるので、最高のリフレッシュになっています。
仕事における、今後の目標を教えてください。
まずは、社内の「ベーシック試験」に合格することが、一番近い目標です。そして、理学療法士として、この福祉の現場で自分に何ができるのかを、もっと深く追求していきたいです。今はまだ「子どもたちのために何ができるだろう?」と試行錯誤している段階なので、先輩方にアドバイスをいただきながら、より専門性の高い療育を提供できるようになりたいです。
その先の、長期的な目標はありますか?
将来的には、事業所全体を見渡せるリーダーのような立場にも挑戦してみたいです。今はまだ目の前の子どもたちのことで精一杯ですが、経験を重ねて、自信を持ってチームをまとめられるような存在になりたいと思っています。
最後に、この記事を読んでいる求職者の方へ、メッセージをお願いします。
ライフデザインは、子どもたちの「やりたい!」という声を何よりも大切にする会社です。「こなことがしたい」という子どもの一言を、どうすれば実現できるかをみんなで考える。そんな文化があります。
私のように、全く違う業界から飛び込んできても、温かく受け入れてくれる仲間がいます。そして、私の経験を価値あるものとして認めてくれる環境があります。子どもたちのできた一つひとつを、みんなで共有できる喜びは、何物にも代えがたいやりがいです。もし少しでも興味を持ったら、ぜひ一度、ライフデザインの扉を叩いてみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています!