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児童発達支援管理責任者の将来性は?沖縄の放課後等デイサービス(児童デイ)児発管に聞きました

この記事では、児童発達支援管理責任者の将来性について、児発管の需要や今後の見通し、キャリアアップの方向性から解説しています。

また後半では、現役児発管が今後のキャリアについてどのように考えているか、生の声を紹介しています。
これから児発管を目指す方は参考にしてみてください。

児発管の将来性は?

児童福祉分野でキャリアアップ先として人気の高い児童発達支援管理責任者。
なりたいスタッフは多いですが、実際将来性はどうなのでしょうか?
結論から言うと、働くことができる事業所はまだまだ増え、今後も引く手あまたの職種であることは間違いなさそうです。

このあと児発管の需要の変化や今後の見通し、児発管からのさらなるキャリアアップについて具体的に解説していきます。

児発管の需要

児発管の需要を知るために、全国の障がいサービスの事業所数や、沖縄県の放課後等デイサービス事業所数などについて紹介します。

障がいサービスの事業所数

まずは全国の障害サービス事業所数の推移です。

【児童福祉関係の事業所数の推移】

事業の種類 令和元年 令和2年 増減数
児童発達支援 7,653 8,849 1,196↑
放課後等デイサービス 13,980 15,519 1,539↑
保育所等訪問支援 1,335 1,582 247↑
障がい児相談支援 7,254 7,772 518↑

「参考:令和2年社会福祉施設等調査の概況

児童福祉に関連する事業所は、どのサービスもまだかなりの数増え続けており、今後も児発管の需要も増えていくと考えられます。

特に児童発達支援や放課後等デイサービスは、かなりのスピードで増え続けており、その需要の高さが見てとれます。

沖縄県の放課後等デイサービスの事業所数

では続けて沖縄県の状況を見ていきましょう。

【沖縄県障がいサービス事業所数】

サービス種別 令和3年8月 令和4年4月 増減数
放課後等デイサービス 464 489 25↑
障がい児福祉サービス全体 1,024 1,086 62↑

「参考:沖縄県  指定障がい児通所・入所支援事業所情報

沖縄県はもともと放課後等デイサービスが非常に多い地域ですが、ここ数ヶ月の間でも順調に事業所数が伸びている状況です。

放課後等デイサービスを含む障がい児福祉事業所は、全国的にも沖縄県でも増え続けており、児発管の需要も高い状態が持続しています。

増加の背景と今後の見通し

障がい児の事業所は全国的にも沖縄県でも増えていることが分かりました。
では事業所の増加にはどのような背景があるのでしょうか?
ここからは事業所増加の背景について少し触れておきましょう。

障がい児事業所 増加の背景

まず障がい児の事業所が増えている背景として挙げられているのが、発達障がい等と診断を受けている子どもが増えていることです。
厚生労働省が行った「社会医療診療行為別統計」によると、0~14歳に行われた臨床心理・神経心理検査は、2015年に21,826回だった検査数が、2019年には31,694回と大幅に増加しています。

また母親の就業率の上昇も障がい児事業所の需要増加に影響を与えていると考えられています。
総務省労働力調査によると、子育て世代(25歳~44歳)の女性の就業率は、平成20年で65.8%から、平成28年で72.7%と大きく上昇しています。

このように、発達障がい等と診断を受けている子どもが増えていること、母親世代の就業率が上がっていることなどが、児童福祉施設の需要が増加している背景となっていると考えられます。

児発管の需要 今後の見通し

上記のように現在のところ、児童福祉施設は増加し続けており、今後も増えていくことが予想されています。
それに伴って、児童発達支援管理責任者も各施設に必要となるため、まだまだ需要は増えていくでしょう。

児発管からのキャリアアップ

まだまだ需要の高い状態が続く児発管で、児発管へのキャリアアップを目指している人は少なくありません。
では児発管になったあと、その後のキャリアとしてはどのような方向性があるのでしょうか?

児発管を極める

おそらくもっとも多いのは児発管を続けることです。
児発管の仕事は奥が深く、明確なゴールはありません。
また専門職に求められるのはより高い専門性であり、研修や自主学習、事業所での経験を積み、より良い支援が行えるようにスキルアップに励むこと自体が、キャリアアップにもつながることになります。

資格や経験を活かして転職する

児発管は児童福祉施設では引く手あまたの職種です。
資格やこれまでの経験を活かし、他事業所への転職も一つの方法です。
また児童発達支援管理責任者の資格を持っていれば、障がい者分野のサービス管理責任者としても働くことも可能です。
障がい者施設などのサービス管理責任者への転職も選択肢となります。

事業所を立ち上げる

これまでの経験を活かして、放課後等デイサービスなどを立ち上げることもできます。
新しく事業を起こすことは簡単ではありませんが、キャリアアップのひとつの方法としてあることを、覚えておくとよいでしょう。

最後に、放課後等デイサービス(児童デイ)で働く児発管さんに、今後のキャリアについてお話をお聞きした内容を紹介します。

現役児発管は今後のキャリアをどう考えている?

今回は、沖縄県の株式会社ライフデザイン・児童デイサービスまはろ伊佐で児発管として働いている、久場晶子氏にお話をお聞きしました。

久場氏の経歴

-経歴を教えてください。

肢体不自由者の施設、幼稚園、院内保育などで働き、その後、まはろに就職いたしました。
まはろでは、児童指導員を経て、4年ほど前に児発管にキャリアアップしています。

児発管からのキャリアアップについて

-現在児発管として働いておられますが、今後のキャリアについてどのようにお考えですか?

児発管からさらに上を目指すことは今まで考えたことはありません。
今の仕事で精一杯で、さらに上を目指すところまで気持ちが追いついていってないです。
今は、児発管の仕事をさらに充実できるように、日々目の前のことに向き合っていこうと考えています。

-よりよい支援ができるように、これからも児発管を続けていきたいということですね。

はい!
私たちの事業所は若いスタッフが多く、子どもたちと一緒に全力で遊んだり学んだりしている最中です。
また心理指導員、理学療法士、作業療法士といった専門職が在籍しており、どんどん新しいことにも挑戦しています。
これからもスタッフのみんなと一緒に、事業所全体で成長していきたいと思います!

まとめ

今回は児童発達支援管理責任者の将来性について、児発管の需要や今後の見通し、キャリアアップの方向性から解説し、後半では、現役児発管が今後のキャリアについてどのように考えているか、生の声を紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 障がいサービスの事業所は、放課後等デイサービスなどを含め徐々に増加、今後もその傾向が続くと見込まれており、児発管は今後も需要の高い職種だと考えられる。
  • 障がい児関係の事業所が増えている背景には、「発達障がい等と診断を受ける子どもが増えていること」「母親世代の就業率が上昇していること」などが挙げられる。
  • 児発管からのキャリアアップには、「児発管自体を極めること」「資格や経験を活かして転職すること」「事業所を立ち上げること」など、複数の方向性が考えられる。
  • ライフデザインの現役児発管は今後のキャリアについて、今の児発管の仕事をさらに充実させ、事業所全体で成長していきたいと考えられている。

責任ある立場で仕事量も多い児発管ですが、社会情勢や現役児発管の声を聞くと、やりがいも将来性もある素晴らしい仕事と感じますね!

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