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未経験から介護ヘルパーになれる?資格や沖縄の求人のチェックポイント
介護ヘルパーになるために必要な資格や、沖縄の介護事業所選びのチェックポイントを紹介しています。
求人探しの参考にどうぞ!
目次
介護ヘルパー資格は必要?
特定の資格が必要
一般的に介護ヘルパーとは、介護保険の訪問介護サービスを提供する介護員を指します。
在宅生活をサポートする介護ヘルパーに従事するには特定の資格が必要。
ヘルパーに従事できる資格は主に次の3つです。
・介護職員初任者研修
・介護職員実務者研修
介護福祉士
介護福祉士は介護の専門家ともいわれる介護職の国家資格。
3年以上の実務経験または介護福祉士の養成学校を経て、国家試験に合格することで取得できます。
取得難易度は、3つの資格の中で最も高くなっています。
介護職員初任者研修
介護に従事するための基礎を身につける入門資格。
定められた130時間のカリキュラムを修了することで取得できます。
入手難易度は低く、介護職に従事するなら、まず取得を目指したい資格です。
介護職員実務者研修
介護の基本的な能力の向上、質の高い介護サービスの提供を目指し創設された資格。
定められた450時間のカリキュラムを修了することで取得できます。
初任者研修に比べ受講時間は格段に長く、より深く介護の知識を習得できます。
無資格で介護ヘルパーを目指すなら、まずは介護職員初任者研修から挑戦してみましょう。
介護の経験は有利
介護ヘルパーは、利用者様のお宅を訪問し一対一で対応することが多いお仕事。
介護の経験は就職にも実務にも非常に有利になります。
介護ヘルパーは、炊事や洗濯などの家事から、排せつや入浴介助などの直接介護まで、その仕事内容は多岐にわたります。
特に直接介護は一般的に経験者が少ないため、介護施設や在宅介護の経験は、とても有利な条件となります。
介護ヘルパーの仕事内容とは?
介護ヘルパーの仕事の種類
介護ヘルパーは、自宅を訪問して生活全般の援助を行う仕事。
仕事内容は大きく分けて「身体介護」「生活援助」「通院等乗降介助」の3種類です。
ケアマネジャーがケアプランで定めたサービスを、利用者様のご自宅に訪問しサービスを提供します。
それでは具体的な仕事内容を説明していきます。
身体介護
身体介護は、利用者様の身体に直接触れて援助するサービスです。
身体介護に含まれる主なサービスは以下のとおり。
・入浴、更衣介助
・整容介助
・体位変換
・起床、就寝介助
・移動、移乗、外出介助など
身体介護は、未経験の介護ヘルパーが苦手意識を持ちやすいサービスの一つですが、少しずつ経験を積めば誰でもできるようになります。
また体格が大きい方など、介助が難しい利用者様の援助は、先輩ヘルパーが担当してくれることが多いもの。
先輩ヘルパーから指導を受けながら少しずつ慣れていきましょう。
生活援助
生活援助は、身体介護以外で、利用者様の日常生活が円滑に営まれるように、家事等を支援するサービスです。
生活援助に含まれるサービスは以下のとおり。
・洗濯、洗濯物の取り入れ
・シーツ交換
・衣類の整理や補修
・調理、配膳、後片づけ
・買い物、薬の受け取りなど
生活援助は概ね家事援助に該当するため、多くの方が日常生活の中で経験しているサービス。
調理など、利用者様に合わせて対応すべきサービスも含まれますが、初めから完璧を求めずコツコツ努力すれば大丈夫です。
またどうしても不得意な援助は、他のヘルパーに代わってもらうこともできますし、何でもできる完璧なヘルパーなどそういません。
徐々に経験を積んで、できることを増やしていくというスタンスが大切です。
通院等乗降介助
通院等乗降介助は、通院等において、車両の乗り降りに関連する介助を行うサービスです。
通院等乗降介助に含まれるサービスは以下のとおり。
・屋内外の移動、移動の介助
・受診の手続き
・処方薬の受け取り
通院は利用者様の生活にとって必要不可欠。
安全な移動の確保、受診関連の支援も介護ヘルパーの大切な仕事の一つです。
沖縄でヘルパー求人のポイント!
知っておきたい沖縄県介護の現状
沖縄県は全国的にも高齢化率の低い県として知られていますが、県は、
「出典:沖縄県高齢者保健福祉計画(第7期)第2章第1節」
と高齢化は少しずつ進行してきていると指摘しています。
また高齢化に伴い、介護サービス事業者も徐々に増加しており、沖縄県によると、
「出典:沖縄県高齢者保健福祉計画(第7期)第2章第1節」
と訪問介護事業所の増加傾向が著しいと報告しています。
沖縄県では訪問介護事業所の増加に伴い、介護ヘルパーの求人も多く、自分に合った職場を選ぶことができる状況となっています。
沖縄の介護ヘルパーの賃金
求人を探すとき賃金は最も気になるところ。
ここでは、沖縄の介護ヘルパーの平均給与を紹介していきます。
求人探しの参考にしてみてください。
沖縄の介護ヘルパーの平均給与は以下のとおりです。
性別 | 年齢 | きまって支給する現金給与額(年額) |
---|---|---|
男性 | 26.9歳 | 1,788,000円 |
女性 | 42.4歳 | 2,251,000円 |
「沖縄労働局統計情報 沖縄県の賃金(令和2年)から抜粋」
その他の福祉系職種の平均給与はこちら。
職種 | 性別 | 年齢 | きまって支給する現金給与額(年額) |
---|---|---|---|
ケアマネジャー | 男性 | 46.7歳 | 2,580,000円 |
女性 | 48.6歳 | 2,392,000円 | |
福祉施設介護員 | 男性 | 40.0歳 | 2,409,000円 |
女性 | 45.8歳 | 2,120,000円 |
「沖縄労働局統計情報 沖縄県の賃金(令和2年)から抜粋」
沖縄県の介護ヘルパーの賃金は、他の職種に比べると、男性は若干低い傾向もみられますが、女性は大差はありません。
正社員or登録ヘルパー?
介護ヘルパーの求人には、正社員と登録ヘルパー(パートタイム)があります。
ここでは、正社員のヘルパーと登録ヘルパーの違いを説明します。
正社員のヘルパーは、定時に訪問介護事業所に出勤し、事業所から利用者宅へ訪問するフルタイムの雇用形態で、その多くが月給制です。
一方登録ヘルパーは、訪問介護事業所に登録、仕事の紹介を受け、自宅から直接利用者様宅へ訪問し実働時間が支給される、パートタイム勤務です。
正社員のヘルパーは、拘束時間は長いですが月給制が多く、訪問頻度に関係なく収入が安定しています。
登録ヘルパーは、訪問実働数の時給計算となるため、収入は安定しにくい面はありますが、働く時間帯や曜日などが調整しやすいというメリットがあります。
このように同じ介護ヘルパーでも、正社員と登録ヘルパーでは働き方や収入が大きく違うため、自分のライフスタイルに合わせてどちらか選択したうえで、求人を探すことをお勧めします。
人材育成、社員教育
未経験の介護ヘルパーにとって人材育成や社員教育は、非常に重要なポイントです。
介護ヘルパーは利用者様と一対一で介護するお仕事。
安心して働くためには、一人で自立して業務できるようになるまで、しっかり教育してくれる事業所を選ぶことが大切です。
求人情報は、「研修の実施状況」や「人材育成の取り組み」を必ずチェックしましょう。
まとめ
今回は「介護ヘルパーになるための資格」や「沖縄求人のチェックポイント」を紹介しました。
未経験で介護ヘルパーを目指すなら、以下のポイントを押さえておきましょう。
この記事のまとめ
- 介護ヘルパーになるには「介護福祉士」「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」のいずれかの資格が必要。
- 沖縄の介護ヘルパーの賃金は、年額で男性1,788,000円、女性2,251,000円。
- 正社員と登録ヘルパーで働き方や収入は大きく違うため、ライフスタイルに合わせて選択が必要。
- 未経験なら、「研修の実施状況」や「人材育成の取り組み」は必ずチェックする。
介護ヘルパーは地域に貢献できる素晴らしい仕事。
チェックポイントを参考に、自分らしく生きられる魅力的な職場を選びましょう。
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