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生活介護事業所の1日の流れは?具体的な活動事例紹介&自分に合う事業所の見つけ方

みなさんは生活介護の活動内容をご存知ですか?
生活介護事業所では療育活動や生産活動などさまざまな支援が行われています。

この記事では、実際に生活介護で行われている活動事例や一日の流れをわかりやすく解説しています。
生活介護の活動内容を知りたい方はぜひ参考にしてください。

生活介護の一日の流れ

生活介護とは

生活介護事業所は、障がいをお持ちの方々に、安全で豊かな生活を送るための支援を提供する場所です。
支援内容は、日常の生活援助からレクリエーション活動の手伝い社会への参加支援など、豊富なサービスを提供しています。
また自立支援のプログラムも提供し、障がいをお持ちの方々が社会とつながり、健康で自立した生活を送る手助けをしています。

生活介護の一日の流れ

では実際の生活介護での過ごし方がイメージしやすいように、よくある生活介護事業所の一日の流れ例を紹介します。

●8:00~9:00 お迎え
利用者の方のご自宅へお迎えに参ります。
お迎えの際に体調や最近の状況などを確認させていただきます。
●9:00~9:30 体調確認、始まりの会
事業所に到着したら、体調の確認を行います。
ここで血圧や体温なども測定します。
利用者の方が全員揃い落ち着いたら、9:30ごろから始まりの会や準備体操などを行います。
●9:30~11:30 入浴サービス、創作活動や生産活動
午前中は入浴サービスや個別、集団での活動を行います。
入浴は順番に行うので、入浴のしていない時間に、工作や絵画、編み物などの創作活動や、園芸などの生産活動を行います。
活動の内容は、個々の状況や希望に合わせて事業所で計画し提供します。
●12:00~13:00 昼食
昼食の時間です。
個々人に合わせた食事内容を提供します。
また一人で食事が難しい場合は、食事介助や見守りを受けることができます。
昼食後は13:00ごろまでゆったりとした時間を過ごします。
●13:00~15:00 レクリエーション、運動
午後も個々の希望や状況に合わせてさまざまな活動を行います。
午後は、比較的時間が多めにとれるので、集団でのレクリエーションや散歩、リハビリテーションや運動などをします。
●15:30 お送り
退所のお時間です。
ご自宅まで車でお送りします。
帰宅時にはご家族へ利用時の状況をお伝えします。
生活介護事業所の一日の流れは、各事業所によって違いがありますが、おおむねこのような流れでサービスが提供されています。

生活介護の活動事例紹介

生活介護の活動内容は事業所によってさまざまです。
ここでは生活介護事業所で実際に行われている活動内容をいくつかご紹介します。

4つのグループに分かれて活動しているA事業所

A事業所では、利用者の方のご希望や興味、状況に合わせて、4つのグループをつくり、個々に合った活動を提供しています。
具体的なグループ分けは以下のとおりです。

日常生活サポートグループ

おもに日常生活に介助の必要な方が参加するグループです。
食事、排せつ、入浴の介護を受けたり、それぞれの動作の訓練を行ったりしています。
そのほか個別的な機能訓練や集団での体操も行っています。

クラフトグループ

手作業など細かい作業の得意な方が参加されているグループです。
工作活動や絵画、パッチワーク、編み物など、それぞれ興味があるものを実施されています。

社会参加活動グループ

社会参加を目指した活動を行うグループです。
清掃活動などのボランティアや、買い物、スポーツ観戦に出かけるなど、社会参加を中心とした活動を実施しています。

生産活動グループ

就労を目指し、生産活動を行うグループです。
パンやお菓子作り、農業など、実際の仕事につながるような活動を行っています。

キノコ栽培、販売をメインに活動しているB事業所

B事業所は就労継続支援併設の多機能型事業所で、二つの事業で協力し合いながらシイタケ・キクラゲの栽培、販売をメインに行っています。
作業内容は以下のとおりです。

シイタケ・キクラゲの栽培、管理

シイタケ・キクラゲはハウス栽培を行っています。
支援員のサポートのもと、菌床の管理や棚に並べるなどの作業をします。

収穫作業

シイタケ・キクラゲの収穫作業を行います。

製品加工作業

収穫したシイタケ・キクラゲの根切り、パック詰め作業を行います。
パック詰め後シール貼りなどの作業もします。

このように、就労継続支援事業所と協力して、生産活動を行っている生活介護事業所もあります。

自己実現を目指し積極的にイベントを実施するC事業所

C事業所は、重症心身障がいの方の利用が多いなか、一人ひとりの「やりたいこと」に着目し、積極的に行事やイベントを開催しています。
毎月行われる月間行事、年に数回行う大型イベント、日ごろの活動での外出や地域交流など、体が動きにくい方でも、どのようにすれば個人の思いや希望を形にできるかみなで考えて取り組んでいます。
では実施されているイベントをいくつか紹介します。

月間行事

月間行事では、春はお花見にお出かけしたり、冬には節分行事をしたりしています。
また月によっては、地域のボウリング場でボウリングをプレイすることもあります。

大型イベント

数か月かけて準備する大型イベントには、地域の方をお誘いして夏祭りを開催したり、幼稚園の子どもたちと合同で運動会やクリスマス会を開催したりしています。
どの行事も、準備から当日まで利用者の方と一緒に学び、楽しめるように工夫しています。

日ごろの活動

日ごろのレクリエーションでも、ドライブ等の外出や、地域の方々との交流レク、買い物活動など、利用者の方ひとりひとりの希望を聞きながら、楽しめるイベントを積極的に実施しています。

このように生活介護事業所の活動は多種多様で、それぞれの事業所が工夫を凝らして実践しています。

自分に合った生活介護を選ぶには?

前項で紹介したように生活介護の活動は事業所によって内容はさまざま。
生活介護を利用するなら、自分に合った事業所を選ぶことが大切です。
ここからは自分に合った生活介護事業所を選ぶ方法を紹介します。

どのような活動がしたいか考える

まずは自分はどのような活動がしたいのか明確にしておく必要があります。
日常生活の訓練がしたいのか、楽しめるイベントに参加したいのか、生産活動などを経験したいのか。
自分の希望する活動を改めて考えてみましょう。

ホームページなどで確認する

ホームページなどで確認しておくのも有効です。
利用したい活動があったら、教えてもらうだけではなく、自分でしっかり調べましょう。
自分の地域において、興味のある活動が行われている事業所を知っておくと、イメージがしやすく、これから選ぶ際も役に立ちます。

相談支援専門員と相談する

サービスを利用するときは相談支援専門員に計画を立ててもらいます。
相談支援専門員に相談するときは、しっかりと自分の希望を伝えましょう。
このときにしっかりと希望を伝えるためにも、自分の希望を明確にしたり、ホームページで調べたりしておくことが大切です。

見学や体験利用をする

生活介護を利用するなら、見学や体験は必ずしておきましょう。
見学や体験をすることで、専門員の説明やホームページではわかりにくい、事業所の雰囲気やスタッフの対応、利用している方の表情など実際の様子がわかります。

以上のような手順を踏めば、自分の希望に近い事業所を選ぶことができるでしょう。

まとめ

この記事では、実際に生活介護で行われている活動事例や一日の流れを紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 生活介護では、9:00~15:30ごろの時間に、入浴サービスや創作活動、レクリエーションや生産活動などを提供している。
  • 生活介護では、各自に合った活動を用意したり、生産活動に特化したり、イベントを積極的に開催したりと、それぞれ独自の活動を提供している。
  • 自分に合った生活介護を選ぶなら、参加したい活動を明確にして、自ら調べ、専門員に相談し、見学や体験を利用することが大切である。

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