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サービス提供責任者の給料やボーナスは?沖縄の実態を調査しました
この記事では、沖縄県のサービス提供責任者の給料やボーナスの実態、キャリアアップのメリットについて紹介しています。
サ責の給与やボーナスが気になる方におすすめの記事です!
目次
サービス提供責任者とは?
給与やボーナスを紹介する前に、仕事内容や就業する方法について簡単にふれておきます。
サービス提供責任者とは?
介護保険の訪問介護事業所にのみ置かれている職業で、ホームヘルパーの責任者という位置づけになっています。
サ責の仕事は、ヘルパーの管理および利用計画の作成で、訪問介護事業所において中心となる業務を行います。
仕事の内容は?
おもな仕事内容は、
・計画書の作成
・ヘルパーの指導、助言、教育
・現場業務
になります。
具体的には、サービス提供日に合わせてヘルパー訪問時間の調整をしたり、ヘルパーに指導や助言を行ったりする業務にあたります。
また訪問介護を実施するにあたりサービス計画が必要で、計画書の作成なども行います。
このような管理的業務、書類作成に加えて現場仕事も行います。
他のヘルパーと一緒に通常のヘルパー業務を行うこともサ責の仕事の一つです。
サービス提供責任者になるには
サービス提供責任者という資格はありませんが、誰もが簡単になれるわけではなく、この職に就くには一定の要件を満たす必要があります。
要件は以下のとおり。
・介護職員実務者研修修了者
・旧介護職員基礎研修修了
・旧訪問介護員養成研修1級修了
訪問介護事業所の要ともいえる職種だけに、要件はかなり厳しめですね!
サービス提供責任者の平均給与
それでは本題の給与やボーナスについて紹介していきます。
介護労働者の月給やボーナスの経年比較
まずは介護労働者全体の所定内賃金、賞与の状況をみていきましょう。
平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 令和元年 | |
---|---|---|---|---|
賞与 | 560,116円 | 593,438円 | 598,379円 | 599,506円 |
所定内賃金 | 227,635円 | 231,161円 | 234,873円 | 234,439円 |
【参考:令和元年度 介護労働実態調査】
介護労働者の賃金は全体的に増加傾向にあることがわかります。
サービス提供責任者と訪問介護員の所定内賃金
つづいて、サ責と一般ヘルパーの所定内賃金について紹介します。
職種 | 所定内賃金 |
---|---|
訪問介護員 | 216,583円 |
サービス提供責任者 | 248,564円 |
【参考:令和元年度 介護労働実態調査】
サービス提供責任者の給与は、一般のホームヘルパーに比べて約30,000円ほど高いことがわかります。
また介護労働者全体と比べても、比較的高い水準の給与となっています。
他の介護系職種との比較
さらに他の介護福祉系職種との給与についても比較してみましょう。
職種 | 所定内賃金 |
---|---|
サービス提供責任者 | 248,564円 |
介護職員 | 215,502円 |
生活相談員 | 252,732円 |
ケアマネジャー | 260,041円 |
【参考:令和元年度 介護労働実態調査】
一般介護職に比べると給与は高めですが、生活相談員やケアマネジャーよりは低い傾向にあるようですね!
沖縄県の求人状況からみるサ責の給料
それでは沖縄県の実際の求人状況からみる、サービス提供責任者の給与を確認しておきましょう。
正社員orパート | 給与 | |
---|---|---|
正社員 | 140,000円~250,000円 | |
パート | 求人なし |
【参考:ジョブメドレー令和3年7月の求人】
求人状況では、給与は140,000円~250,000円となっていますが、全体的にみると、200,000円前後の求人が多い傾向です。
賞与はありの求人が多い傾向ですが、賞与のない事業所もいくつかあります。
またほとんどの求人で未経験可となっており、新しくサ責を目指したい人でも就職しやすい状況です。
サービス提供責任者になるメリット・デメリット
それでは最後に、これまで説明してきた給与状況も含めて、サービス提供責任者になるメリットとデメリットを紹介していきます。
なお、一般的にホームヘルパー経験者がサービス提供責任者を目指す人場合が多いと思いますので、ヘルパーからサ責になったときのメリット・デメリットを中心に説明します。
メリット
給与が上がる
まず一番のメリットは給料が上がることではないでしょうか?
これまで説明したように、ホームヘルパーからサービス提供責任者にキャリアアップすることで、平均給与の約30,000円アップが見込めます。
ホームヘルパーが給与のアップを目指すなら、サービス提供責任者へのキャリアアップがおすすめですね!
体力的に楽になる
サ責のおもな仕事は管理業務で、ホームヘルパーに比べると事務作業がかなり多くなります。
その分介護業務の量は減ってくるため、体力的な部分では仕事は楽になります。
理想の介護が実現しやすくなる
介護は、介護が必要になった方の支援を行う大変な仕事ですが、人のためになるやりがいのある職種です。
ただ介護の方針や理念は人によってさまざま。
なかなか自分の理想とする介護をすることは難しいものです。
その点でサービス提供責任者は、訪問介護事業所の責任者だけに、自分の理想とする介護が実現しやすい職種となっています。
キャリアアップにつながる
介護職でキャリアアップを考えるなら、現場介護職やホームヘルパーから、相談員やケアマネジャーを目指すのが一般的。
サービス提供責任者は、ケアマネジャーなどへのステップアップに最適です。
サ責になると、ケアマネジャーや家族との連携やサービス担当者会議への参加なども増え、介護福祉サービス全体への理解が深まり、さらなるキャリアアップを目指すための経験を積むことができますね!
デメリット
管理・事務仕事が増え精神的な負担が増える
事務作業が増えたり、管理的業務が増えたりすることで、一介護職よりも精神的な負担が増加する可能性があります。
ただ介護職員が上位職へステップアップを目指すなら、どうしても避けては通れない道にはなりますね!
ヘルパーに比べると時間的制約が増える
ホームヘルパーの大きなメリットは、時間的調整がしやすく働きやすいことです。
特に家庭との両立が必要な方などには、特に就きやすい職種ですね!
サービス提供責任者になると、基本的に常勤になることが多いので、ホームヘルパーに比べると時間的制約は増える傾向にあります。
メリット・デメリットを全体的にみると、賃金のアップや体力的に楽になるなど、メリットの方が大きい傾向にあるようですね!
まとめ
今回はサービス提供責任者の給与、ボーナスやキャリアアップのメリット・デメリットを紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- サービス提供責任者は訪問介護事業所の責任者で、介護福祉士や実務者研修、養成研修1級などの資格を持っていると、この職に就くことができる。
- 平均給与は、一般介護職に比べると高く、ボーナスも支給される事業所が多い。
- サ責にキャリアアップすると、給与の増額、やさらなるステップアップにつながるなどメリットが多い。
サ責は訪問介護事業所の中心者ですが、給与アップが見込め、さらなるキャリア向上が目指せるとっても魅力的な職種ですね!
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