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リゾートバイトで沖縄移住~まずは短期滞在もあり!沖縄で転職するときの注意点も

目次

挫折して本土に戻りましたが、沖縄が大好きです

沖縄大好き、25歳のゆうすけです。
沖縄に骨を埋めるつもりで21才で神奈川県から移住しましたが、仕事が辛すぎてたった1年足らずで挫折して本土に戻りました。
とはいえ、沖縄が大好きです。
沖縄に住みたいと思っている方には、ぜひ私の経験を参考にしていただきたいと思います。

沖縄移住のメリット~私の経験から

暖かい

夏が暖かいのは言わずもがなですが、冬が東京に比べて10度ぐらい暖かいので、寒いとイライラしてしまう私にとって嬉しい限りです。

人が優しい

何にも追われていない感じ。
自分にゆとりがあるから人にも優しくなれるのだと思います。
待ち合わせに1時間ぐらい遅れるのは当たり前。
『うちなータイム』と呼ばれる独自の時間感覚なので都会から移住される方は頭に入れておきましょう。

自然豊か

綺麗な海はもちろんのこと、北部に行くとさとうきび畑がたくさんあり癒されます。
離島へのアクセスも船で数十分なので休みの日に行きたい場所が尽きることはないでしょう。

安くて美味しい飲食店が多い

観光客はもちろんですが、地元の方も外食が盛んな文化なので、ステーキや定食など安くて美味しいお店がたくさんあります。
また『パーラー』と呼ばれるお弁当や駄菓子などが置いてあるお店も沖縄ならでは。

ノスタルジックな建造物や遺跡が多い

那覇やうるま市など比較的都会な地域でも、昭和の雰囲気が残っている建物がたまにあるので思わず写真を撮りたくなってしまいます。
琉球王国時代の石垣の遺跡はたくさんありますが、ほとんど高台にあるので頑張って登れば絶景が見れます!

ノスタルジックな絶景が見られます

沖縄移住のデメリット~私の経験から

賃金が安い

年齢を重ねるごとに他県との年収差が開いていくことに注意してください。
50代で月収20万円程の差になります。
沖縄でいかにして稼いでいくのか、自分の強みを分析してしっかりとしたキャリアプランが必要です。

出典:厚生労働省 労働統計年報

ゴキブリが出る

どんなに気をつけて掃除して隙間を塞いでも、どこからともなく現れます。
しかも大きい。
怖かったらご近所のうちなーんちゅ(沖縄生まれの人)に助けてもらいましょう。
彼らは慣れているので必ず助けてくれると思います。

水道水が飲めない

飲めないわけじゃないのですが、美味しくないです。
水質が悪いわけではなく、硬度が高いからです。

沖縄本島は、中・南部の地域が石灰岩層から形成されていますので、その影響を受けた井戸水や地下水は硬水になり、硬度が高くなっています(出典:那覇市上下水道局HP

潮風で車が錆びやすい

私は半年ほどの滞在でマフラーに穴が開いてしまい、修理代で軽く10万円は超えました。
そうなる前に下回りのコーティングをしておくことをおすすめします。

洗濯物が乾きづらい

晴れのイメージが強いので意外かもしれませんが、沖縄本島は『温暖湿潤気候』に区分されており、高温多湿なので洗濯物が乾きづらく雨も頻繁に降るので乾燥機は必須になります。

オンシーズンは渋滞が激しい

特に58号線(西側の主要道路)は、朝と夕方は通勤ラッシュと観光客でオフシーズンに比べると目的地まで何倍も時間がかかります。
職場の近くに住むか、高速道路の利用をおすすめします。

リゾートホテルが多いのでオンシーズンはバイトもたくさんあります

熊本地震に遭って~沖縄移住を決意するまで

熊本で旅館の仲居をしていました

移住前は熊本で旅館の仲居をしていました。
震災の影響で数ヶ月しか働けませんでしたがいい場所でした。
その前は都内の学生をしていて、都内の喧騒に嫌気がさして田舎に住みたいと思っていました。
最初に沖縄を選ばなかったのは専門学校を卒業した3月がオフシーズンだったこともあり、実務経験がない私が就ける仕事がなかったからです。
もちろん、もっと真剣に探せば何かしらの仕事はあったと思いますが、当時の私は自分の人生に関心が低くなんとなくでいろんなことを決めていました。

熊本地震を機に沖縄移住を決意

大地震でお客さんが来なくなったので移住を検討し始めました。
そしてそのタイミングがちょうど夏のオンシーズンの少し前だったので、求人もたくさんあり本格的に移住を決意しました。

沖縄の情報を収集

『ハイサイ探偵団』などYouTubeは説教的に活用しましょう。
動画なので移住後のイメージが湧きやすいと思います。
『うちなーらいふ』など沖縄独自の物件仲介サイトの情報もそこで知りました。

リゾートバイトを入口に~沖縄移住の準備

転職エージェントに相談

私の場合は転職エージェントに相談することから始めました。
仕事に関してだけではなく生活全体までサポートしてくれる人材のプロなので、仕事が決まっている方も情報収集のために活用することをお勧めします。

面接はオンラインで行い、すんなり採用をいただけました。
うちなーんちゅからすると本土の人はテキパキと仕事をするイメージがあるようで、よっぽどのことがなければ面接で落とされることはありません。(リゾートバイトに限る)
いきなり正社員で働くのが不安な人はリゾートバイトで短期移住してみるのはオススメです。

私自身は学生時代から旅行で何度も足を運んでいたので、土地勘や文化、どんな仕事があるのかなんとなく理解していました。
実際に足を運んだことがないという方はほとんどいないと思いますが、まずは旅行でもいいので現地の雰囲気が自分に合うかどうかを確かめることが大事だと思います。

住むところも転職エージェントにお任せ

リゾートバイトは住むところの手配も全てやってくれます。
その上家賃も無料なことが多いです。
ここまで聞くとリゾートバイトが最高に思えますが、必ずしもそうとは限りません。
後で説明します。

車の運送の手配

鹿児島から車を輸送する手続きをしました。
自分も一緒に乗って行ったので10万円ほどかかりました。
東京から送る方はそのぐらいのお金と、1週間ほどかかることを視野に入れておいてください。

転職エージェントでリゾートバイトを見つけて~仕事探しの方法

私は移住前に転職エージェントを使って全ての手続きを済ませて行きました。
現地で無収入の状態で仕事を探すのが不安だったからです。

転職エージェントを使ったメリット

・無収入のブランクなく働くことができたこと。
・契約の手続きが楽なこと。

転職エージェントを使ったデメリット

・現地に行くまで実際の仕事の詳細がわからず、結果かなり大変な仕事でした。
・給料が思っていたよりも安かった。
リゾートバイトで移住すると安心できる面もありますが、私の場合は給料が低く結果的に本土に戻ることになりました。
詳しくはのちほどお話します。

沖縄県は小売業や医療・福祉市場が大きい

転職するときに注意しなければいけないのが、その市場の大きさと会社の競争力です。
ついつい福利厚生や手当てなどに目が行きがちですが、小さい市場で競争力のない会社で働く先に未来はありません。
(よっぽどあなたの持っているスキルや目標にマッチするようなら話は別です)

沖縄県は観光業や第一次産業が盛んなイメージですが実際には、小売業や医療・福祉が大きな市場を占めています。
その中でも医療・福祉は付加価値構成比が全国平均よりも大きく上回っており、伸び代のある産業といえます。
理由として、「飲酒量が他県に比べて多いこと」「平均寿命が長く介護需要が他県に比べて高いこと」などがあげられます。

リゾートバイトのメリット・デメリット~移住後の生活

仕事はホテルのハウスキーピング

恩名村のホテルでハウスキーピングとして働いていました。
掃除機、水回り、ベッドメイキングなど、数名のチームで毎日10部屋以上掃除していました。
疲れすぎてお昼休みはロッカールームでぶっ倒れていました。

家賃は会社持ち

住むところは提供され、家賃も会社持ちなので無料でした。
しかもオーシャンビューで最高でした。

給与は低かった

時給1000円×8時間×週5=16万円(手取り14万円)ぐらいでした。
「これだけ働いてこの金額か」と思いました。
沖縄県は物価が安いとは言っても、内地にもあるような大手スーパーで食材を買ったらほとんど金額は変わりません。

生活スタイル

朝起きて昼間は仕事、仕事が終わってからの夕方はまだ明るので飲みに行ったりドライブしたりしていました。
休みの日は自然豊かな北部に遊びに行くことが多かったです。

移住前との生活費の変化

移住前と比べると収入が減って、支出が増えました。
熊本で働いていた時は食費も家賃もかからなかったので、20万円の手取りから遊び代3万円を引いて17万円ぐらいは貯金していました。
沖縄に行ってからは給料の半分7万円ぐらいは遊び(ガソリン代と飲み代)で、3万円で食費や光熱費、家賃が必要ないので4万円ぐらいは貯金していました。

日常の中に絶景がある~移住後の生活

沖縄県は意外と広い!行動範囲は限られます

沖縄県は意外に広いです。
あなたの行動範囲には限りがあるので、住む場所は慎重に決めましょう。
私の場合は恩納村に住んでいたのですが、沖縄の中心ということもあり、南部へも北部へも行きやすかったです。
とはいえ、仕事終わりに足を運べる範囲は南部は北谷まで、北部は宜野座まで。名護までは行けません。
距離にして半径10km圏内ぐらいがあなたの日常の行動範囲になることを忘れないでください。

意外な絶景スポットに出会える

日常の行動範囲が限られるとはいえ、沖縄県はどこでも絶景スポットです。
例えば…
「ゴルフ場を散歩していたら海をバックに夕日が!」
「入り組んだ細道をよくわからないまま進んでいくとプライベートビーチが!」
などなど、日常生活の中で絶景に触れる機会がありました。

仕事がきつく給料が低すぎた~本土へ戻った理由

繰り返しになってしまいますが、給料が思っていたよりも少なく、仕事が大変でした。
どれほど沖縄が好きでも、やはり生活の基盤となる仕事や給料に納得できないと住み続けるのは困難です。

これから移住を考えるなら、移住前でも後でも構いませんので、伸び代のある競争力のある会社に就職することをお勧めいたします。
フリーランスやリモートワークの方は住む場所の半径10km圏内が活動範囲になることに注意して物件探しをしてください。
物件探しには『うちなーライフ』がオススメです。
起業したいと思っている方は、沖縄県のためになる、外資や県外のお金を引き込むようなビジネスをしないと稼げないと思ってください。
理由は消費支出額が日本で最下位だからです。
平均からは27%も少なく、1位の神奈川県と比べると35%も少ないことになります。
都心と同じような感覚でビジネスを始めると痛い目を見るかもしれません。

都心から離れたリゾート地もいろいろあります

沖縄が日本にあるのは奇跡です~移住経験と私

ここまでいろいろと書いてきましたが、私自身、沖縄での生活はかなり合っていたと思います。
車文化で満員電車に乗らなくていいし、寒くないし、少しドライブすれば大自然でリフレッシュできる。
こんな土地が日本にあることが奇跡です。
もし今私と同じように「都会の喧騒に疲れた」という方、「沖縄移住を検討しているがいい仕事がない」という方は沖縄移住を考えてみてもよいのではないでしょうか。

今回は、私の経験を踏まえながら、沖縄の産業や賃金の実態についてもお話してきました。
行動範囲に留意して住む場所を選び、医療・福祉などこれから市場の拡大が期待できる分野で仕事を探せば、よりよい移住生活を送れるはずです。
ぜひ私の経験を参考に、沖縄での暮らしを考えてみてもらえればと思います。