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介護施設の新型コロナ対策事情~現場の実態を報告します!

新型コロナウィルスの影響は新たなる変異株にて感染について収まらない状況が続いております。
介護事業所・介護施設においてもかなりの影響を受けています。
介護事業所・施設における新型コロナウィルスへの基本指針や現場での影響、対策、コロナ後についての取り組みについてお伝えいたします。

国の新型コロナウィルスの指針・方針について

厚生労働省の新型コロナウィルスの基本方針とは?

まずは厚生労働省の新型コロナウィルスの基本方針重要事項について、主な内容をお伝えします。

基本方針の重要事項とは?

・新型コロナウィルスについて正確で分かりやすい情報提供や呼びかけを行い、冷静な対応を促す。
・発生状況や患者の病態等の臨床情報等の正確な情報提供、手洗い、咳エチケット等の一般感染対策の徹底。
・発熱等の風邪症状が見られる場合の休暇取得、外出の自粛等の呼びかけ。
・感染への不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することは、かえって感染するリスクを高めることになること等の呼びかけ 。

その他の基本方針の重要事項について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000599698.pdf

新型コロナウィルス感染症対策について

厚生労働省では介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページを開設しております。
厚生労働省:介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/taisakumatome_13635.html

具体的な介護現場による新型コロナウィルス対策の資料について

介護現場における(施設系 通所系 訪問系サービスなど)感染対策の手引き第2版が令和3年8月に出されました。
この手引きでは新型コロナウィルス以外の感染症についても掲載されています。
全216ページに渡ります膨大な手引書ですが、新型コロナウィルスを含むその他の感染症対策、マニュアルとして活用できます。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000814179.pdf

新型コロナウイルス感染症に対応する介護施設等の職員のためのサポートガイドでは、新型コロナウィルスに感染してしまった時や長引く感染症についての心理的な心労に対するメンタルヘルスについて詳しく記載されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000757739.pdf

都道府県の新型コロナウィルスの指針について

新型コロナウィルスについては都道府県単位でも様々な指針が出ています。
一部をご紹介します。

宮城県

新型コロナウィルス感染症対策介護ワーキンググループにて水際対策:新型コロナウイルスを施設に持ち込まないための参考指針を取りまとめております。
宮城県新型コロナウイルス感染症対策介護ワーキンググループ
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/862700.pdf

大阪府

大阪府の「新型コロナウイルス感染症病院・高齢者施設感染クラスターケーススタディ 2020-大阪」も参考になります。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/39235/00000000/casestudy2020.pdf
社会福祉施設等における新型コロナウイルス感染症対策
https://www.pref.osaka.lg.jp/fukushisomu/kansentaisaku/index.html

沖縄県 介護事業向け新型コロナウィルス対策について

沖縄県のホームページ内に新型コロナウィルス関連のお知らせとして開設されています。
沖縄県:新型コロナウィルス関連のお知らせ
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/korei/shido/shingatakorona-virus.html

高齢者施設における新型コロナウイルス感染症の発生事例について(情報提供)
https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/kodomo/korei/shisetsu/corona/kannsennsisetutaikenndann.html

沖縄県の介護施設(高齢者施設)に対します新型コロナウィルス感染症対策(指針)について

次の3つの対策があります。
高齢者施設における新型コロナウイルス感染症への対策(指針) について

※沖縄県立中部病院感染症内科作成
(1)地域での発生を認めていない状況(PDF:356KB)
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/korei/shido/documents/covid_e1.pdf
(2)地域での発生を認めており、患者への入院勧告が行われている状況(PDF:365KB)
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/korei/shido/documents/covid_e2.pdf
(3)地域での流行が発生しており、患者への入院勧告が行われない状況(PDF:362KB)
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/korei/shido/documents/covid_e3.pdf

介護施設等の現場での状況と対策

新型コロナウィルスによって影響を受けた介護事業とは?

厚生労働省にて新型コロナウイルス感染症の介護サービス事業所の経営への影響に関する調査を行った所、最も影響を受けた(利用者減・収支減)のは通所リハビリテーション、通所介護、ショートスティ、介護老人保健施設となっています。
特に通所系サービスが影響を受けています。
原因としては緊急事態によりサービスを休止、クラスターの発生など感染発生に伴う休止などと言われています。

新型コロナウイルス感染症の介護サービス事業所の経営への影響に関する調査研究事業(速報)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000689854.pdf

介護現場での感染対策とは?

有料老人ホームの管理者(ホーム長)に介護現場での感染対策について聞いてみたところ、水際対策として厚生労働省作成の感染対策普及リーフレットを活用しているとのことでした。
このリーフレットでは手洗いの方法、マスクの着脱、感染防護具のはずし方などを手洗い器の近くや食堂、ロッカーなどに掲示し、常に感染対策が確認できる体制を行っています。
対策のおかげでこの有料老人ホームでは感染者は出ておりません。
ぜひ参考にしてください。

厚生労働省:感染対策普及リーフレット
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000678258.pdf

新型コロナウィルス対応状況チェックリストとは?

神奈川県横浜市では、厚生労働省の新型コロナウィルスの対策をもとに新型コロナウィルス対応状況チェックリストを作成しています。
施設・居住系・通所系・訪問系のそれぞれのチェックリストにて普段の事業所における感染防止策、職員(サービス提供職員のほか、事務職や送迎を行う職員、ボランティア等全員)への対応、利用者への対応、来所者、委託業者等への対応、感染が疑われる者(有症状者・濃厚接触者等)が発生した場合などの項目ごとにチェックを行い、感染予防対策、発生時の対応について行っています。

参照:横浜市介護事業者向け新型コロナウイルス関連情報
https://www.city.yokohama.lg.jp/business/bunyabetsu/fukushi-kaigo/kaigo/kaigo-corona.html#checklist

新型コロナウィルス感染を乗りこえるために必要な事とは?

新型コロナウィルス感染をのりこえるための説明書として、諏訪中央病院総合診療科の玉井道裕医師が作成した資料も佐野港になります。
内容はなぜ感染症予防対策が必要なのか?変異株の特徴と感染力とは?など基本知識や感染予防でやるべきことをイラストや説明文でわかりやすく解説しています。
なおこの説明書は大手の介護事業所・施設運営会社で全社員に向けて一読するようにと通達されました。
こちらもぜひ目を通しておきたい資料だといえます。
また施設や訪問介護事業所にて入居者や利用者へ渡し新型コロナウィルスの情報共有・提供をしています。

新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書
http://www.suwachuo.jp/info/2020/04/post-117.php

コロナ対策 介護事業のオンラインの例

オンライン面談

新型コロナウィルス感染予防として、外部からの接触を減らすことがあります。
しかし長引く感染予防体制により、介護施設の入居者が外部との接触がなく、特に家族との直接会う面会ができずにいます。
そうした中、オンラインでの面会を行う施設が増えてきています。
下記はオンライン面会を行っている特別養護老人ホームです。
こちらのホームでは10月以降はワクチン接種2回目を終えている方は直接面会を再開する方針です。

9/16以降のご面会について(9/15現在)

リモートによるイベント・レクリエーションの開催

介護施設では、イベントやレクリエーションは重要なプログラムです。
コロナ前は地域のボランティア、地域の協力のもとのお祭り開催、保育園園児との交流など外部の人たちとの交流が盛んでした。
ところが、面会同様にイベントやレクリエーションもできなくなってしまいました。
緊急事態により多くの企業ではリモートワーク化が進められましたが、介護事業ではイベントレクリエーションについてリモート化することで、これまでのイベントとまた違う効果があるとされています。

リモートレクリエーションの効果
・感染予防をしながらレクリエーションが出来る
・他の施設との同時開催と交流ができる
・他の施設と共催によるイベント内容の向上

35施設の笑顔をオンラインでつなぐWebコンサートに挑戦! リモート介護最前線レクリエーション編
https://www.uniadex.co.jp/approach/mirai/map/20210118-care1-2/

オンライン面接

求人活動にもコロナの影響によりオンライン面接を行う介護事業所もあります。
沖縄県でオンライン面接が受けられる求人情報を調べてみました。

ジョブメドレー:沖縄県のWEB面接可の介護職/ヘルパー求人・転職・就職・アルバイト情報
https://job-medley.com/hh/pref47/feature642/

オンライン面接にもメリット・デメリットがあります。

メリット
・面接のスケジュール調整がやりやすい。
・面接会場までの移動時間、交通費がかからない。
・初対面ながらも話しやすい雰囲気がある。
デメリット
・面接中、通信状態により音声が途切れる。
・互いの雰囲気がわかりくい。
・施設見学・事業所の様子がわからない。

介護事業とウィズ・コロナについて

まだしばらくは新型コロナウィルスの影響は続くと考えられ、ウィズ・コロナの施策も進んできました。
秋田県ではウィズ・アフターコロナ秋田として各業種についての対策が示されています。
介護事業については、感染拡大により休止した通所サービス等のスタッフによる利用者宅における代替サービスの提供のほか、サービスの利用再開に向けた取組の支援や介護施設等の施設間連携体制の構築介護施設・障害者施設等で入所者や職員に感染者が発生した場合において、サービス提供の継続に向け、他の施設から応援職員を派遣するなど施設間の連携体制を構築するとともに、運営体制の維持を行います。
今後の感染対策についてはコロナより強力な感染症が発生した場合は単体での介護事業所、施設では対応できない場合、行政や他の介護事業所との連携を図り、利用継続の体制作りが重要になると思います。

新型コロナウィルス対策によるインフルエンザの減少

新型コロナウィルスの予防対策により、インフルエンザの感染については減少傾向が続いております。
手洗いやマスクの着用、うがいによる新型コロナウィルスの予防効果と言われています。
沖縄県ではインフルエンザ非流行期ですが、77週連続で、定点当たりの患者数が1.00以下となっています。
日頃の感染予防によりインフルエンザについてはほぼ封じ込めている状況です。

※沖縄県:インフルエンザ流行状況
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/eiken/kikaku/kansenjouhou/documents/2021-22influ.pdf

厚生労働省:インフルエンザ流行状況

https://www.mhlw.go.jp/content/000833532.pdf

まとめ

介護事業所における新型コロナウィルスの影響と対策の実態をご紹介しました。

この記事のまとめ

      • 新型コロナウィルスの対策については厚生労働省の資料を元に各都道府県などで状況に応じた対策などがたてられている。
      • 介護施設等では厚生労働省で作成した感染症のリーフレットの活用、行政機関や医療機関から提供された感染対策チェックシートなどが活用されている。
      • これらの各種マニュアルを活用し、入居者や利用者、スタッフが一丸となって新型コロナウィルスの感染症をのりこえる体制づくりが進んでいる。

ライフデザインでは新型コロナウィルス対策を実施しながら、しっかりと利用者の皆さんのお役に立てる業務を続けています。
感染対策も万全ですので、安心してお仕事できます!

【募集番号0034:】児童デイサービスまはろ伊佐:作業療法士