放デイ児発管の仕事内容

児童発達支援管理責任者の悩みについて紹介する前に、一般的な放デイ児発管の仕事内容について触れておきます。

個別支援計画の作成

個別支援計画の作成は、言うまでもなく、児発管のメインの仕事です。
個別支援計画の作成には、

という大まかな流れがあり、このすべてのプロセスが児発管のメインの仕事となります。

他機関との連携

個別支援計画の作成や適切なサービス提供を行うためには、教育機関や行政、相談支援事業所など多くの機関との連携が必須です。
この他機関との連携も児発管の仕事のひとつです。

保護者への相談支援

保護者からの悩みを聞いたり、支援内容について相談したり、トラブルが起きたときの連携なども児発管の仕事です。
支援の必要な子どもたちを自宅で育てるには、大変な部分もあります。
保護者の悩みに応え一緒に問題を解決していくのも、児発管の大切な仕事です。

スタッフの育成や教育

児発管は事業所のリーダー的存在。
支援計画を作成したり、外部との連携したりすることも大切ですが、スタッフの教育や育成も児発管が担当する仕事のひとつです。

このように児発管は、放課後等デイサービスにおいてとても重要な仕事をいくつも抱えています。
とてもやりがいのある仕事ですが、その分悩みも多いものです。

ここからは一般的な児発管がどのようなことで悩んでいるか紹介していきます。

児発管 こんなことで悩んでいる！

適切な支援計画が作成できているか不安になる

放課後等デイサービスの支援は、個別支援計画を中心に行われます。
したがって、この計画の良否によって、児童一人ひとりへの支援が大きく変わってしまうため、児発管の果たす役割はとても大きくなっています。
そのため、

「自分が立てた支援計画は本当に正しいのか？」
「この子に合った計画になっているのか？」

と日々悩みながら計画を作成している児発管も少なくありません。
もっとも大切な仕事だけに、不安になったり悩んだりしてしまうことも多いものです。

より適切な支援計画を作成するために、研修に参加したり、書籍で勉強したり、先輩から指導を受けたりしている児発管もいます。

児童への接し方が難しい

放デイを利用している児童は、発達障がいや知的障がいを抱え、他者とのコミュニケーションが苦手な子も少なくありません。
子どもの気持ちを汲み取って支援しようと思っていても、なかなか理解してあげられずに対応に苦慮しているスタッフも結構いるようです。

対応の難しい子どもについては、複数のスタッフが協力し合いながら支援することも大切ですね。

保護者との連携が大変

保護者からのクレーム対応や、日々のやり取りに特に気を遣うという意見も、児発管の悩みではよく聞く話です。
保護者の方は、子どもの療育について放デイに対し大きな期待を寄せています。
保護者の希望に応えることは簡単なことではありませんが、保護者とスタッフが共通の認識で、同じ目標に向かって支援していくためには、児発管の連携対応がとても大切です。

スタッフ育成に苦労している

スタッフの育成も、児発管にとって重要かつ悩みの多い仕事の一つ。

「嫌われることを恐れて甘い対応になってしまい、声掛けや注意の仕方に悩む。」
「職員間の情報共有がうまくいかず、チームワークの中心者としての力不足を感じています。」

スタッフの指導方法やリーダーシップ、職員間の連携に苦労して悩んでいる児発管も多いようです。

事務仕事などが終わらず残業が多い

児発管は、個別支援計画の作成のプロセスだけでもかなりの仕事量があります。
それに加えて、スタッフの育成、保護者との連携、トラブルへの対処、他機関との連携、さらに現場に入って療育支援、送迎など、とにかく仕事が幅広く、実際忙しいのが現実です。

働く事業所によっては、事務仕事などが時間内に終わらず、仕事に追われ、毎日残業しなけらばならず悩んでいるという児発管も少なくないようです。

重要な役割を持ちやりがいのある仕事とはいえ、仕事量も多く悩みの絶えない職種のようなイメージがありますが、現実はどうなのでしょうか？

ここからは、実際に沖縄県の児童デイまはろで児発管として働いている生の声を紹介します。

ライフデザインの児発管の場合は？

沖縄県にある児童デイサービスまはろ天久で現役児発管として働いている宮城結希氏にお話を聞きました。

どんな悩みがある？

–児童デイサービスまはろで児発管として働いていて、悩みはありますか？

宮城氏「この会社に入り児発管という仕事につき、最初の頃はすごく、“この子の支援どうしたらいいのかな”と考えました。やはり、その子の人生を受け持つではないですけど、保護者様からの期待も大きいですし、責任ある仕事だけにプレッシャーは大きかったです。今は経験も積み大きな不安はなく仕事していますが・・・。」

宮城氏「今のところは、初めのころの悩み以外には、大きな悩みはありません。しいて言うなら、事務的な仕事は結構多いので、大変だと感じることはありますが（笑）」

悩みの解決方法

–大きな悩みはないとのことですが、悩みや大変なことが起こったとき、どのように解決していますか？

宮城氏「先輩の児発管に悩みを聞いていただいたり、アドバイスをもらったりして解決しています。また会社のなかに同僚の児発管もたくさんいるので、お互い相談し合いながら仕事しており、大きな悩みまでは正直発展することはないですね！」

宮城氏「普段から社長を含め、先輩方がよく話を聞いてくれるので、安心して仕事ができています。この会社で児発管になる分には、大きな悩みは出ないかもしれないですね！いつも楽しく仕事をさせていただいています。」

―ライフデザインは働く環境も良く、大きな悩みまで発展することは多くなさそうですが、他の会社で、知り合いの児発管さんから悩みなど聞いたことはありませんか？

宮城氏「ほかの会社の児発管さんとお話をすると、“時間がない”“事務処理に追われる”“残業が多い”などの悩みをよく聞きます。結構忙しそうな児発管が多いですね。」

宮城氏「ライフデザインは全体的にスタッフの人数が充実しており、他の会社に比べて、一人ひとりの負担は少なめだと思います。他社では児発管が複数いないところもあり、同僚同士での相談もあまりできないようです。その点も恵まれているなぁと感じています。」

株式会社ライフデザインの児発管さんは、上司のフォローやスタッフの同士の協力などにより、職場環境が充実しており、大きな悩みなく、楽しく仕事をされている様子です。

やりがいは大きくても、少し大変そうなイメージのあった児発管でしたが、働く職場によっては、やりがいはありつつも、残業ゼロ、楽しく仕事ができる環境もあることがわかりました。

まとめ

今回は、児発管が抱える悩みについて、一般的な児発管の悩みに加えて、沖縄の現役児発管の正直な声を紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

責任ある立場で仕事量も多いハードルの高そうな児発管ですが、実際に働いているスタッフの声を聞くと、楽しく仕事できる環境もあることがわかりましたね！

ライフデザインは“福祉のプロ”として地域に根差した支援を提供。
豊富な専門プログラムやＳＳＴなど、魅力的な療育支援が可能！
現在、頼りになる児童発達支援管理責任者を募集中です♪

【募集番号0031：】児童デイサービスまはろ伊佐：児童発達支援管理責任者