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入職時の転居手当や引越し手当とは?金額や利用するときの注意点を解説
この記事では、入職時の転居手当や引越し手当について、気になる金額や利用するときの注意点などを紹介しています。
就職に際し、移住が必要になる人など、その補助内容について知りたい方は参考にどうぞ!
目次
入職時の転居手当、引越し手当とは?
移住に必要な費用は?
新卒で社会人になり、実家を出て一人暮らしをする人や、実家から離れた場所で就職する場合、移住が必要となりかなりの費用がかかります。
実際移住にはどのようなことにどのくらい費用がかかるのでしょうか?
新居に移り住むときかかる費用には以下のようなものがあります。
・賃貸物件の初期費用(敷金礼金や火災保険料など)
・新居の家具、家電の購入費
・移住先への交通費
転居にかかる費用は、行先までの距離や家賃などで大きく変わるため一概にはいえませんが、一般的に数十万円の初期投資が必要となります。
転居手当、引越し手当とは
入職にあたり移住のために発生する費用を会社が一部負担する制度です。
先述したとおり、移住には多額の費用がかかります。
転居手当を用意している会社は、まだ多くありませんが、新入社員にとってはとても助かる制度となっています。
転居手当、引越し手当の金額は?
それでは具体的に、転居手当などの金額や支給方法はどのようになっているのでしょうか?
支給方法の種類
転居手当の支給方法は会社によってさまざまです。
現在求人を出している会社の転居手当の支給方法には、おもに以下のような種類があります。
移住費用として一定額が支給
移住費用として一定額が支給されるタイプです。
移住先までの距離などに関係なく一定額が支給されるため、公平でわかりやすい支給が受けられます。
定めた項目について支給
家賃や交通費など、会社が定めた項目に対して支給されるタイプです。
支給額はひとそれぞれとなりますが、対象者に合った支給が受けられるというメリットがあります。
どのくらいの金額?
支給方法には大きく分けて二つの方法があることがわかりました。
では受けられる支給はどのくらいの金額になるのでしょうか?
令和3年12月ジョブメドレーの求人を確認したところ、以下のような補助がありました。
【引っ越し費用補助の例】
・敷金礼金および仲介手数料全額負担
・引っ越し代および交通費全額補助
・最大15万円の費用補助
・家具家電が揃った個室寮完備で引っ越し代の心配なし
・片道航空券補助
転居手当のある会社は少なめですが、なかには以上のようなかなり手厚い補助を行っているところもありました。
会社によって支給の有無、支給の内容、支給額までとにかくさまざまで、入職時に移住が必要な場合は、転居手当についてもしっかり確認しておきたいところですね!
ここまでは転居手当の種類や金額について説明しました。
では実際にどのようなものに対して、補助があるのでしょうか?
転居手当の対象となるもの
前項でも少し触れましたが、ここでは実際に支給対象となることのある費用の例を紹介します。
引越し業者の費用
移住時に業者に支払う料金や不用品を回収してもらうための費用をさします。
引っ越し料金はオフシーズンと繁忙期や、転居先への移動距離によっても変わりますが、一般的に数万円はかかるため、移住時の負担となり、手当に該当しやすい費用の一つです。
家賃
転居手当としてだけでなく、家賃への補助がある会社は少なくありません。
初期費用のなかでの家賃は、転居手当に該当することもあります。
また家賃補助として一部会社が負担してくれる場合は、補助額も含めて物件を選ぶことができ選択の幅が広がります。
その他の初期費用
家賃以外の初期費用には、
・礼金
・仲介手数料
・鍵交換のための費用
・居室内のクリーニング費用
・火災保険料
などがあります。
このような家賃以外の初期費用も会社が負担してくれることがあります。
このような初期費用はかなり高額になるため、その全額を補填してくれるなら、かなりの移住費用の負担軽減となります。
交通費
交通費も移住時の費用として補助されることの多いものの一つです。
移住にかかる交通費は、現在住んでいる場所から新しい物件へ移動するための費用として計算されます。
移住先が遠方の場合、かなりの負担を軽減してくれます。
利用するときに注意点は?
入職時の転居手当はとても助かる制度ですが、利用するときは注意する点も存在します。
ここでは、手当を利用するときの注意点をいくつか紹介します。
引越しの業者は自分で選べないかも?
引っ越しの業者は、会社が決めたところを利用しないといけないかもしれません。
転勤が多めの企業の場合、会社が特定の業者と提携していることがあります。
自分で選んだ業者を利用できない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
支給金額の確認
支給される金額の確認は必ず行いましょう。
転居手当はこれまで説明したとおりいろいろなことに利用できますが、支給金額に上限がある場合があり、予想外に少ない場合もあります。
転居手当を利用するなら、後で困らないように支給金額の確認は必須です。
手当に該当する項目の確認
転居手当として該当するものは企業によって違います。
移住のための交通費だけ支給される場合もあれば、敷金礼金のみ対象、対象は関係なく一定額支給される場合などさまざまです。
転居手当として利用できる項目についても事前に確認しておくと安心ですね!
領収書の受領
転居手当について、移住にかかる費用の決まった額が会社から支給される場合は構いませんが、対象項目について使用した経費の一部や全額を支給されるタイプの場合は、領収書の受領は必須です。
会社から事前に必要と聞いていなくても、領収書は必ずもらっておきましょう。
手当の振込タイミングの確認
入職時の移住には多くの費用がかかり、会社が一部を負担してくれるのはとても助かります。
ただ実際に支給されるのには時間がかかるもの。
お金がたくさん必要になる時期だからこそ、転居手当の振込のタイミングを確認しておきましょう。
そうすれば、必要な資金の額が把握でき、新生活を安心して過ごすことができますね!
まとめ
今回は入職時の転居手当や引越し手当について、気になる金額や対象となるもの、利用するときの注意点などを紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 転居手当とは、新卒社会人や遠方への就職などで移住が必要になった人に、移住にかかる費用を補助する、会社ごとの制度である。
- 入職時に移住が必要な場合、引っ越し費用から賃貸物件の初期費用まで、一般的に全体で数十万円の費用がかかる。
- 転居手当に該当するものには、「引越し業者の費用」「家賃」「その他の初期費用」「移住先への交通費」などが該当する。
- 転居手当を利用する際は、支給金額や対象となるものの内容、手当の振込のタイミングの確認が必要で、あとで請求する場合は、領収書は必ず受領する必要がある。
転居手当や引越し手当があれば、遠方でも安心して就職できるため、できれば制度がある会社を選びたいですね!
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