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就労支援員の仕事はきつい?きついと感じる理由を解説!沖縄の就労支援員の待遇も

就労支援員の仕事はきついと言われますが、きついと感じる理由知っていますか?
本記事では、就労支援員の仕事内容やきついと感じる理由に加え、良い点ややりがいについて紹介しています。
就労支援員への就職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

就労支援員はきつい?

就労支援員の仕事は、障がいのある方など仕事に就くことが難しい人の就労サポートであり、実際、きつい仕事です!
利用者の方との関わりは大変ですし、利用者の方と就労先の希望を聞きながら橋渡しをするのはなかなか大変なことです。

とくに精神面が削られてしまう就労支援員ですが、きつい反面、良い点ややりがいもあります。
そこで今回は、就労支援員のきつい部分や、やりがいなどを詳しく紹介していきたいと思います。

就労支援員の仕事内容

まずは一般的な就労支援員の仕事内容を解説します。
就労支援員は病気や障がいなどで働くことが難しくなってしまった人に就職ができるように訓練や就労サポートを行う職業で、具体的な仕事内容は以下のとおりです。

就職活動の準備支援

社会人としての基本、あいさつや身だしなみの指導のほか、一般的なビジネスマナーの習得を支援します。
そのほか、履歴書の書き方や面接の対応方法をアドバイスするなど、就職活動の準備支援を行います。

就労のための技術指導、訓練

就職活動の支援だけでなく、技術指導や訓練を行うのも就労支援員の仕事のひとつです。
パソコンの基本技術指導、農業訓練、清掃活動など対象者の適性に合わせて、必要な技術指導や訓練を行います。

就労サポート

ハローワークをはじめ、就職先の企業など各種機関との連携をとったり、面接に同行したり、直接的に就職のサポートを行います。

就労定着支援

就労支援員の仕事は、対象者が就職したら終わりではありません。
就職後も対象者が就労を継続できるように、見守り、相談に乗るのも就労支援員の大切な仕事です。

このように就労支援の対象者にとって大切な役割を果たしている就労支援員ですが、どのような点がきついと言われるのでしょうか?
ここからは就労支援員がきついと言われる理由を紹介します。

就労支援員がきついと言われるおもな理由3つ

利用者の方との関わりが難しい

まず就労支援員の仕事のなかでもっともきついと感じるのはやはり利用者の方との関わりの難しさです。
就労支援の対象者は障がいを抱えている人が多く、コミュニケーションがうまくとれない方も少なくありません。
そのため、なかなか思うように意思疎通が図れなかったり強めの言葉でせめられたりなど、ストレスが溜まることも多く、人間関係のストレスで困ることは日常茶飯事です。

支援に正解がない

次にきついと感じるのは、就労支援員の支援には正解がないということです。
就労支援員は対人援助であり、さらに対象者が抱える障がいや問題は千差万別で、その対応方法は常にケースバイケースです。
これが正解という対応はなく、一人ひとりの状況に合わせた支援が必要なので、支援員の経験と高いスキルが必須となります。

特に経験の浅い支援員にとってケースバイケースはとてもきついもの。
ただ通常の場合、新人スタッフに対してフォローアップ体制があると思いますので、どんどん先輩に聞きながら仕事を進めていくと良いですね!

給与が低い

就労支援員の給与は、他産業の平均に比べて決して高いものではありません。
現役の就労支援員の平均給与額(月額)は296,040円、年収にすると3,552,480円です。
(参考:令和3年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果

民間企業に勤める人の平均年収は4,430,000円となっているため、やはり給与水準は低いと言わざるを得ません。(参考:国税庁令和3年分民間給与実態統計調査

ただ、就労支援員は資格を取得して手当をもらったり、管理職についたりすることで、年収アップも可能で、経験を積みながらキャリアアップを目指せると良いですね!

なかなか大変そうなことばかりが目立つ就労支援員ですが、きついところばかりではなく、良い点ややりがいもあります。
ここからは就労支援員の良い点、やりがいを紹介します。

就労支援員は良い点・やりがいもある!

利用者の方の生活に大きく役に立てる

就労支援員の仕事で一番やりがいを感じる点は、対象者の支援が成功し就職を勝ち取れたときです。
障がいのある方が自立した生活を送るために就労は必須と言っても過言ではありません。
その大切な就職活動にもっとも近くで関われることはもちろん、関わった方が就職し生き生きと自立した生活を送っている姿を見ると、何にもかえがたい喜びを感じることができるでしょう。
利用者の方の生活に大きく役に立てることは、就労支援員の仕事のもっとも魅力的なところです。

無資格や未経験でも働ける

就労支援員は無資格や未経験でも働くことができます。
先に述べたとおり就労支援員は大変ですが、大切な就労の支援を行うとてもやりがいのある仕事です。
この魅力ある職種に、無資格や未経験でもスタートできるのは、とても良い点だと思います。

キャリアアップが可能!将来性も

就労支援員は無資格未経験から始められる職種ですが、経験を積みながら資格を取得しキャリアアップしていく人も少なくありません。
特に就労支援員の仕事に役立つ「介護福祉士」や「精神保健福祉士」は働きながらでも取得することができます。
資格を取得することで、実務に役立つことはもちろん、給与アップ、より良い環境への転職や管理職へのキャリアアップも目指すことができます。
就労支援員は働きながらキャリアアップを目指せる魅力的な職種です。

また障がいのある方の就労機会は徐々に増え、就労支援事業所も増加してきています。
専門資格を持ち経験のある就労支援員の需要は高く、将来性のある職種と言えるでしょう。

沖縄 就労支援員の待遇は?

それでは最後に、沖縄の就労支援員の待遇についてジョブメドレーの求人情報を参考に紹介します。

給与の相場

【正職員など月給の場合】 170,000円~200,000円
【パートタイム 時間給の場合】 900円~1,100円

就労支援員も200,000円前後が相場となっています。
就労支援員の求人は少なめで、選択肢の幅は狭めですが、パートの求人はあるため、家庭との両立などはしやすいかもしれません。

仕事内容

仕事内容は事業所によってさまざまですが、おもに以下のような仕事があります。

・就職のための準備支援(ビジネスマナーや履歴書作成支援)
・個別の職業指導(パソコン操作や園芸、清掃業務、工作など)
・関連機関との連絡調整、情報共有
・就職活動の同行訪問
・利用者数拡大のための事業PR
・事務作業、電話対応、契約業務

その他待遇

そのほか待遇面については以下のとおり。

・昇給はほとんどの事業所で期待できます。
・基本給以外にも出張手当、通勤手当などの各種手当も手厚く用意されていることが多い傾向です。
・資格取得支援制度も定められている事業所が多いですが、具体的な支援内容はわからないため、キャリアアップに重要な項目でもあり、あらかじめ確認するとよいでしょう。
・勤務時間は平日の日中で、土日祝休みの求人が多くなっています。

まとめ

今回は就労支援員の仕事内容やきついと感じる理由に加え、良い点ややりがいについて紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 就労支援員は就職活動の準備や技術指導、就労サポート、定着支援など、仕事内容は多岐にわたる。
  • 就労支援員の仕事は、利用者の方との関わりが難しく、支援に正解がない点や、給与の低めなところがあり、きついと言われることがある。
  • きついところもあるが、利用者の方の生活に大きく貢献でき、キャリアアップも可能で将来性もあるなど、良い点も多い。