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放課後等デイサービス(児童デイ)重症心身型と重症心身外の違いは?仕事内容や待遇もチェック

放課後等デイサービス(放デイ)で働きたいと考えた時に気になるのが、重症心身型と重症心身外の区分ですよね。
具体的にどのような違いがあり、どちらで働くことが向いているのか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では放課後デイサービスにおける重症心身型と重症心身外のさまざまな違いについて解説しています。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスとは、障がいや発達に特徴を持つ6歳(小学1年生)~18歳(高校3年生)が利用できる通所型の施設です。
放課後から夕方までと夏休みなどの長期休暇中に開所しており、レクリエーションや創作活動などを通して、社会生活で必要なルールやマナーなどを身につけることが目標です。

子どもたちにとって家や学校以外の「第三の居場所」になるというだけではなく、障がい児を日々ケアしている家族や身近な人が休息や自分の時間を持つための「レスパイトケア」としての機能も期待されています。
放課後等デイサービスには「重症心身型」と「重症心身外」がありますが、それぞれ受けられる福祉サービスや対象が異なります。具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

 

重症心身型と重症心身外の違いは?

放課後等デイサービスは「重症心身型」と「重症心身外」の二つに区分されています。
ここでは、その具体的な違いや必要とされている職種について解説しています。

放課後等デイサービス(重度心身型)

放課後等デイサービス(重度心身型)とは、重症心身障がい児を対象とした通所支援サービスのひとつです。
重症心身障がい児とは、重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複している子どもを指します。
状態はそれぞれ異なりますが、公益財団法人 日本訪問看護財団では主に以下のように定義しています。

・姿勢……自力で起き上がれず、ほとんど寝たまま
・食事……きざみ食や流動食が主で、介助が必要。誤嚥を起こしやすい
・変形……手足に拘縮や変形が見られる
・筋の緊張……極度に筋肉が緊張して、思うように手足を動かすことができない
・排せつ……排泄を知らせたり、自分で処理できない
・コミュニケーション……言葉による理解が困難。意思伝達、声や身振りでの表現が困難。表現力は弱いが、笑顔で答えられる
・健康……肺炎、気管支炎を起こしやすい。てんかん発作を持つ人が多く、常に健康が脅かされている。痰の吸引が必要な人が多い

公益財団法人 日本訪問看護財団「療養通所介護を活用した重症心身障害児・者の児童発達支援事業等の事例集」より引用

対象年齢は他と同じく6歳(小学1年生)~18歳(高校3年生)ですが、各都道府県による重症心身障害認定を受けていることが必要です。
障がいの程度や事業所によっても異なりますが、放課後等デイサービス(重症心身型)では以下のようなプログラムやケアを行っています。

・バイタルチェック
・摂食(経口・注入)の介助
・排せつの介助
・マッサージなど
・心身を活性化するためのプログラム(創作やレクリエーション等)

重症心身障がい児は、移動や排せつなどの基本動作にもサポートを必要とすることが少なくありません。
そのため、放課後等デイサービスにおいてもレクリエーション等にくわえて食事や排せつの介助、運動機能の維持を目的としたプログラムなどが行われています。

手足を自由に動かせなかったり、移動に制限がある子どもたちも多いですが、それぞれができる範囲で楽しめるようなプログラムが提供されているのも特徴です。

放課後等デイサービス(重度心身型)で必要とされる職種

放課後等デイサービスを運営するには、さまざまな職種のスタッフを配置することが求められています。
児童発達支援管理責任者児童指導員などにくわえて、主として重症心身障がい児を通わせる事業所には以下のような人員配置が必要です。

・嘱託医……1人以上
・看護職員……1人以上
・機能訓練担当職員……1人以上(機能訓練を行う時間帯のみ)

「看護職員」及び「児童指導員又は保育士」については、サービス提供を行う時間帯を通じて、それぞれ1人以上配置することが必要です。
重症心身障がい児を通わせるという性格上、痰の吸引や体調の変化を見守るなど医療の専門知識を持つスタッフの必要性は非常に高いといえるでしょう。

放課後等デイサービス(重度心身外)とは

放課後等デイサービス(重度心身外)の大きな特徴として挙げられるのが、障害者手帳や療育手帳を持っていなくても通うことができるという点です。
放デイ(重症心身型)に通うには各都道府県による重症心身障がい児認定が必要ですが、重症心身外では医師など専門家の意見書等があれば通所が可能になります。
対象年齢は重症心身型と変わりませんが、子どもたちの抱える障がいや発達状況が非常に幅広いのも特徴のひとつです。

放課後等デイサービス(重度心身外)では集団生活や社会のマナーを楽しく身につけたり、心身機能の向上をはかるためにさまざまなプログラムやトレーニングが提供されています。
それぞれの状態に合わせて参加できるものも多く、地域社会との接点を持つ場としても機能しています。
また、学校の勉強や宿題をサポートしている事業所も多く、進学相談などを受け付けているところもあります。

放課後等デイサービス(重度心身外)で必要とされる職種

放課後等デイサービスを運営するには、一定の人員配置を満たす必要があります。
以下はその一例ですが、この要件は重度心身型でも共通です。

・管理者……1人以上。常勤要件、必須資格等なし。児童発達支援管理責任者との兼任可
・児童発達支援管理責任者……1人以上。所定の実務経験や資格が必要。専任かつ常勤
・児童指導員・指導員……障がい児10人に対して2人以上。うち1人以上は常勤、半数が保育士もしくは児童指導員であることが必要。

それ以外にも機能訓練を行う事業所では理学療法士や作業療法士を配置したり、小学校や中学校の教員免許を持つスタッフを配置して学習支援を行うなど、各事業所の特色に合わせたスタッフを配置することが多いようです。

重症心身型と重症心身外、仕事や待遇の違いは?

重症心身型と重症心身外の最も大きな違いは、子どもたちの抱えている障がいの重さです。
重症心身外でも、子どもたちの体調や精神状態に注意を払いながらさまざまなプログラムを提供していますが、重症心身型ではよりその傾向が強いといえるでしょう。
また、専門的なケアを必要とする子どもも多いため、障がい児の介助に関する深い知識や実務経験が求められます。

放課後等デイサービスは全国的に事業所数が急増しており、それに伴って求人も増加傾向にあります。
給与は資格や実務経験によって異なりますが、休暇や勤務形態など自分のライフスタイルに合った働き先を比較的見つけやすいでしょう。

また、障がい児をサポートする仕事は他にもありますが放課後等デイサービスは長期間通うことが多く、信頼関係を築きつつ子どもたちを見守れるという特徴があります。
じっくり腰を据えて仕事に取り組みたいという方に向いています。
ただし多くの事業所は少人数で運営されており、常に人手不足感のある業界でもあります。
送迎や事務作業など、広範囲の業務をカバーしなくてはならないという側面もあります。
臨機応変に業務に取り組む心構えも必要です。

まとめ

この記事では放課後デイサービスの重症心身型と重症心身外の違いや、仕事内容について解説してきました。

この記事のまとめ

  • 重症心身型とは各都道府県から重症心身障がい児の認定を受けた子どもが対象
  • 重症心身外とは、障がいや発達に特性のある子どもが対象
  • 放課後等デイサービスは拡大傾向にあるので求人は多めだが、事業規模に合わせた業務内容に適応することが求められる

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【募集番号0075:】児童発達支援あろはKids:児童指導員

【募集番号0073:】児童発達支援あろはkids:看護師