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放課後等デイサービス(児童デイ)で働くにはどんな資格が必要?

この記事では、放課後等デイサービスのサービス内容や人員、働くために必要な資格などを紹介しています。

放課後等デイサービスへの就職を検討中の方など、参考にしてみてください!

放課後等デイサービスとは?

放課後等デイサービスの概要

はじめに放課後等デイサービスの概要について説明します。

放課後等デイサービスは、障害を抱える6歳から18歳までの児童が対象のサービス。
日常生活の訓練を受けたり創作活動をしたりみんなで遊んだり、幅広いサービスが魅力の通所施設です。

それに加えて、忙しいご家族のレスパイトケア的役割も兼ねており、障がい児の社会生活を支える重要なサービスになっています。

人員基準は?

放課後等デイサービスは障害福祉サービスの一つで、人員基準が定められています。
基準で定められている職種は以下の通り。

・管理者
・児童発達支援管理責任者
・保育士、児童指導員

このほか基準以外に、理学療法士などのリハビリスタッフや、指導員などが就業していることもあります。

働くために必要な資格と業務の中身

それでは、上で説明した基準を踏まえて放課後等デイサービスで働く職種と、必要な資格、それぞれの仕事の中身を紹介していきます。

管理者

仕事の中身

管理者は事業所全体の管理を行う職種。
仕事の中身は、

・事業所の運営管理
・スタッフの労務管理
・外部機関、関係者との連絡調整

など管理者は、事業所全体を総括する放課後等デイサービスの責任者です。

資格等の獲得方法

管理者という資格はなく、就業するのに資格や条件は必要ありません。
ただ事業所全体の責任者という重要な職種ですので、一定の経験を求められる場合もあります。

児童発達支援管理責任者

仕事の中身

放課後等デイサービスにおいて児童発達支援管理責任者は、サービス提供の責任者。
実際のサービスが適切に提供されるように、サービスの管理を行う職種です。
具体的な仕事の中身は以下の通り。

・個別支援計画の作成
・支援経過の確認作業、会議の開催
・サービスに関するスタッフへの技術指導、育成
・児童やご家族への相談援助

施設によって役割に若干差もありますが管理者が事業所全体の総括管理であるのに対し、児童発達支援管理責任者はサービス提供に関する管理の責任者といった位置づけになります。

各事業所のサービスは、個別支援計画をもとに提供されるため、児童発達支援管理責任者の仕事の重要性は言うまでもないでしょう。

資格等の取得方法

児童発達支援管理責任者の資格を取得するには、簡単に言うと、

1.一定の実務経験を満たす
2.定められた研修を修了する

という2つの条件をクリアする必要があります。

1.一定の実務の経験について
児童発達支援管理責任者に必要な実務の経験はかなり複雑になっていますので、今回は簡易的な表にまとめています。

業務の範囲 就労場所

【一例】

実務経験年数

【下記に加え、老人福祉施設・医療機関等以外での実務経験が3年以上】

国家資格保有者※1 有資格者※2 その他
障害者・障害児等の保健医療福祉等の支援業務 相談支援の業務

【相談、助言、指導などの業務】

・児童相談所 3年以上 × 5年以上
・障害者支援施設
・学校の相談業務
直接支援の業務【入浴、排せつなどの援助や就労、訓練などの業務】 ・障害者支援施設 5年以上 8年以上
・児童入所施設
・病院、学校

※1国家資格とは、医師、看護師、理学療法士、介護福祉士ほか、定められた資格
※2有資格者とは、社会福祉主事任用資格、保育士、児童指導員任用資格、介護職員初任者研修などの定められた資格

【参考:那覇市 サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者実務経験一覧】

2.定められた研修を修了する
児童発達支援管理責任者の定められた研修は【基礎研修】です。
基礎研修の内容は、

・相談支援従事者初任者研修 11時間
・サービス管理責任者等研修 15時間

となります。

基礎研修では、児童発達支援管理責任者に必要な、相談支援技術や障がい者関係の法制度、ケアマネジメント、サービス管理者としての基本姿勢などを学びます。

児童発達支援管理責任者は、適切なサービスが提供できるように、従事したあとも実践研修や更新研修など、様々な研修を受ける必要があります。

児童指導員

仕事の中身

放課後等デイサービスにおいて児童指導員は、対象児童に直接支援や指導を行う、最前線の職種です。
児童指導員が行う支援は、個別支援計画に示されたプログラムに沿って行います。
具体的な仕事の中身は以下の通り。

・日常生活に必要な活動、動作の習得訓練補助
・学習指導
・創作活動の支援
・運動療法、音楽療法の補助
・余暇活動の提供、支援
・送迎
・ケア記録などの書類作成
・ご家族とのコミュニケーション

最近の放課後等デイサービスは、多様なニーズに応えるべく、いろいろなタイプの事業所が運営されています。
例えば、運動に特化したデイサービスや、パソコンスキルの習得をメインとした事業所などさまざま。

サービス内容が違う分、そこで働く指導員の仕事も事業所によって大きく違うため、働く際は、自分に合った事業所を選ぶことが大切です。

資格等の獲得方法

児童指導員という名称の資格はありませんが、児童指導員として働くには、児童指導員任用資格が必要です。
資格の取得方法は複数ありますが、ここでは主なものを紹介します。

・大学、大学院の指定された学部や専攻を卒業する
・児童指導員養成施設を卒業する
・高卒以上の学歴があり、かつ児童福祉の実務を2年経験する
・幼稚園もしくは小中高の教員免許取得者
・社会福祉士もしくは、精神保健福祉士の資格取得者

児童指導員の任用資格は取得ルートがとても多いので、自分の経歴と照らし合わせながら効率よく取得しましょう。

保育士

仕事の中身

人員基準において、【児童指導員、保育士】とあるように、基本的には児童指導員と業務は同じです。
ただその専門性を活かして、小学校低学年の児童が多い事業所などでは優遇される場合があります。

資格等の取得方法

保育士の資格を取得するには、以下の二通りの方法があります。

・専門学校、短大、大学などの養成校を卒業する
・保育士の国家試験を受け合格する

保育士の国家試験を受けるには一定の受験資格が必要なので、その点も確認しながら準備しましょう。

無資格でも働ける?

放課後等デイサービスは、無資格でも働くことはできます。
ただ、基準を超えて人員を配置することは、事業所の経営状況に余裕がないとできないため、無資格で就職できる事業所は少なめです。
基準人員以外で放課後等デイサービスで働いている職種としては、

・指導員→児童指導員や保育士の補助的役割として勤務
・機能訓練担当職員→機能訓練を実施する事業所なら配置していることもあり。
【理学療法士や作業療法士などリハビリ職の資格が必要。】

などがあります。

まとめ

今回は放課後等デイサービスで働くために必要な資格や、その仕事の中身を紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 放課後等デイサービスで働くには、児童指導員や保育士、児童発達支援管理責任者の資格が必要。
  • 無資格でも働くことはできるが、現実的には難しい場合が多い。
  • 基準人員以外では、指導員や機能訓練担当職員が働いている。

一口に障がい児支援と言っても、障害児福祉サービスにはたくさんの種類があり、仕事内容はさまざま。
各施設や職種の特徴を知り、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。

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