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放課後等デイサービス(児童デイ)の児童指導員はキャリアアップできる?沖縄で働くスタッフに実態を聞きました

放課後等デイサービスにおける児童指導員は、キャリア形成において最初のステップともいえる職種です。
この記事では、児童指導員のキャリアアップについて現役スタッフに本音で語ってもらいました。
ぜひ、参考にしてくださいね。

児童指導員とは


児童指導員とは障がいや支援が必要な子どもに対して、さまざまな訓練や療育を行う専門職です。
「児童指導員」という種類の資格ではなく、定められた条件を満たすことで得る任用資格を使って働くことになります。
任用資格を得るための条件には、以下のようなものが挙げられます。

指定の学校を卒業する
・4年制大学の社会福祉学、心理学、教育学、社会学部を卒業
・大学院にて社会福祉学、心理学、教育学、社会学の研究を行い卒業
・厚生労働大臣の指定する児童福祉施設の職員を養成する学校か、その他の養成施設を卒業する
指定の資格を取得する
・小・中・高の教員免許
・社会福祉士
・精神保健福祉士
・幼稚園教諭

それ以外にも所定の実務経験を積むことで、児童指導員任用資格を得ることができます。

児童指導員が必要とされている現場は障がい者入所施設や児童発達支援、放課後等デイサービス、病院など多岐に渡っています。
子どもと最も近い位置で接し、支援・サポートをおこなうやりがいのある仕事といえるでしょう。

児童指導員のキャリア形成って?


児童指導員はさまざまな場所で必要とされており、需要の高い職種だといえます。
しかし、長年勤めてキャリアアップをはかるとなると事情が変わってきます。
放課後等デイサービスなどの児童指導員が働く現場において、上位職となるのが児童発達支援管理責任者(児発管)です。

児発管は障がいを持つ子どもへの支援に不可欠な「個別支援計画」を作成し、支援全体を管理する職種です。
実務的には職場のリーダーとされることも多く、管理者と兼任するケースも少なくありません。

児童発達支援管理責任者になる条件
・5年以上の実務経験
・基礎研修と実践研修の修了
※取得している資格によって、実務経験の長さが変わる

児童指導員として経験を積み、所定の研修を受ければ児童発達支援管理責任者として働くことができます。
しかし児発管は各事業所に一人ずつの配置がほとんどで、その中で採用されるのは狭き門であるのが現状です。
現場の児童指導員達は、キャリアアップについてどう考えているのでしょうか?
ここではライフデザインで働く現役スタッフに、児童指導員のキャリアアップについて本音を聞いてみました。

放課後等デイサービスの児童指導員にとってのキャリアアップとは


株式会社ライフデザインでは多くの児童指導員が、障がいのある子どもたちと日々向き合っています。
今回は、児童デイサービスまはろ天久で児童指導員として働く比嘉さんにお話を聞きました。

――本日は、児童指導員のキャリアアップについてお話をお聞きしたいと思います。まず、勤務年数と経歴を教えていただけますか?

比嘉 : 2021年10月にライフデザインに入社して、現在5カ月目です。広告代理店と大学事務の仕事を経て入社しました。

――転職した理由をお伺いしても良いでしょうか?

比嘉 : 大学で福祉を専攻したあと別業種である広告代理店に就職したんですけど、どうしてもうまくいかなかったんです。仕事の指導がないまま席に座っているだけの日が続いて、これじゃだめだと思って退職しました。

――就職したてで、それはつらいですね。

比嘉 : はい。退職後、出身大学で事務の仕事をしながらいろいろ考えたのですが、やっぱり福祉の道に進みたいなと思うようになりました。中でももともと興味のあった障がい分野で子どもと関われる仕事ということで、放課後等デイサービスへの転職を目指して面接を受け始めました。

――他にも転職先の候補はあったかと思いますが、ライフデザインに決めたきっかけのようなものはありますか?

比嘉 : 転職して面接を受けるときって、前職を辞めた理由やこれまでしてきた仕事についていろいろ聞かれるのが普通だと思います。他の会社で面接を受けた時もそうでしたし。でも、ライフデザインでは前職について聞かれることが一切なかったんです。これまでの経歴じゃなくて、今の自分を見てくれるような会社もあるんだというのが印象深かったです。

――前職までのキャリアではなく、人となりを重視して判断してくれるというのは心強いですね。実際に入社してみてからはどうでしたか?

比嘉 : 見学の時に子どもの言葉遣いや物腰が穏やかなのが印象に残ってて、しっかり療育されてるんだなと思ったんですが、入社してからもその印象は変わらないですね。その時必要な療育だけではなく、その子の将来まで見据えた療育を考えている先輩方を見ていると、本当に奥が深いなあと思います。

まず目の前の仕事を着実に

――これから児童指導員として働くにあたって、キャリアの延長線上に見えてくるのが児童発達支援管理責任者だと思うのですが、比嘉さんは児発管の取得についてはどうお考えでしょうか?

比嘉 : そうですね、児童福祉の仕事をする人にとって児発管の取得はひとつのゴールだと思います。やっぱり福祉の仕事でキャリアアップするなら、目指す人が多いんじゃないかな。

――現場のリーダーになる職種ですしね。児発管取得に向けたキャリアパスは、会社から提示されていますか?

比嘉 : 細かいキャリアパスというのは、あまりないかもしれないです。自分自身、まだ入ったところであまり具体的に考えられていないのも正直なところです。毎日の仕事をきちんとマスターして、そこから順を追ってレベルを上げたほうが良いのかなという感じですね。

――まずは業務の基本を押さえてから、という感じでしょうか。

比嘉 : そうですね。ただ長く勤めているだけで児発管になれるというものでもないと思うので、研修とかがあれば積極的に参加したいです。今は定期的に行われている研修はないのですが、もう少し仕事に慣れたら自分でも発信できる立場になっていければと考えています。

ライフデザイン独自の役職で、よりキャリアへのイメージが具体的に

――ライフデザインさんでは、児発管と児童指導員の間に位置する役職を新設したと伺いましたが。

比嘉 : はい、現場主任というポジションが新設されました。スタッフの動きを総合的に管理して現場を回していく役職なんですが、トラブルや問題が起きた時もまず現場主任に報告して一緒に対策を考えています。

――現場主任になるには、何か試験があったりするんでしょうか?

比嘉 : いえ、これは統括や管理者のほうで話し合って任命されると聞いています。最終的な目標は児発管なんですけど、まずはこの現場主任になることを目標にしようと思っています。

――児発管を目指す前にワンステップ置けるということで、よりキャリアアップのイメージが明確になりそうですね。最後になりますが、お仕事をしていくうえで目標としている人や理想はありますか?

比嘉 : 目標というか、尊敬しているのは自分の上司にあたる児発管の宮城さんです。一貫して子どもに寄り添う姿勢を自分も身につけたいなと、日々観察しています。

――ありがとうございました。

まとめ

この記事では児童指導員のキャリアアップについて、現役スタッフの本音を聞いてみました。
児童指導員の一般的なキャリアパスとして挙げられるのが児童発達支援管理責任者(児発管)ですが、資格を得るまでには数年の期間を要します。
ライフデザインでは独自の職種を設け、より具体的なキャリアパスをイメージできる体制が整えられていることが分かりました。

この記事のまとめ

  • 児童指導員とは所定の条件を満たした際に得られる任用資格のひとつ
  • 放課後等デイサービスの仕事における上位職である児発管は、実務経験を積んだうえで所定の研修を受けることが必要
  • 株式会社ライフデザインには現場主任という独自の役職を置いており、より具体的なキャリアパスをイメージできる

株式会社ライフデザインでは、障がい児福祉分野で働いてみたいという方を募集しております。
転職やキャリアアップをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。

【募集番号0060:】児童デイサービスまはろ天久:児童指導員

【募集番号0075:】児童発達支援あろはKids:児童指導員