現在、沖縄の訪問介護で勤務されている方の中には職場環境が良くない、残業が多く家庭がおろそかになるなどの理由で転職を考えている方が少なくないのではないでしょうか。

今回の記事ではいざ転職を決意しても求人をしている企業が多く、どの企業がいいのかわからないという方に向けて『求人広告のチェックポイント』について注目しご紹介していきます！

沖縄の訪問介護の求人票の見かた

一般的に訪問介護の求人広告の求人票には以下のような情報が掲載されています。まずはどのような情報が掲載されているのか把握しておきましょう。

求人票での記載	実際の記載例
給与	・月給（基本給、調整手当、夜勤手当）など ・各種手当（資格手当、家族手当、住宅手当など）
勤務時間	・実働時間 ・休憩時間 ・時間外労働時間
休日・休暇	・休日のルール（週休、〇回／月など） ・有給取得率 ・特別休暇などの有無（年末年始、夏期、冬季） ・年間休日数
募集職種	・介護職、ヘルパー、介護福祉士など
雇用形態	・正社員、常勤、非常勤、登録型ヘルパー　など
業務内容	・身体介護、生活援助、相談 ・サービス提供責任者としての管理業務　　など
勤務地	・本社、事業所の所在地 ・訪問エリアなど
その他の待遇	・社会保険について ・賞与、昇給について ・OJT制度や研修受講費の補助、資格取得支援などの記載 ・マイカー通勤の可否 ・その他職場としてアピールしたい内容　　など

実際には訪問介護の求人票はサイトや広告媒体によってさまざまですので、これらの情報のすべてが確認できるわけではありません。

ただし、働きやすい環境であるほどこれらの情報が充実している傾向があります。

沖縄の訪問介護求人票のポイント

ここからは求人票に記載されている情報を踏まえた上、沖縄県で訪問介護士として働くうえで特に参考にしたい部分を細かくチェックしていきましょう。

納得のいく給与水準と各種手当か

求人票を見る際にまず目がいくのが給与という方も多いかと思いますが、介護職員の給与は基本給と各種手当の合計で計算されます。

手当はお持ちの資格や職務、住宅手当などがありますので可能な限り手当の多い事業所を選んだほうが手取りが上がります。

介護士の全国平均月収は181,220円といわれておりますのでご自身の希望する給与に沿っているかを確認しましょう。

引用：https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/19/dl/30gaiyou.pdf　厚生労働省　『介護職員処遇改善交付金の効果』について　より

勤務時間と残業時間

残業の多さや長さは働きやすい職場を選ぶための重要な基準です。

求人票から情報を得る場合特に注意してほしい文言が『固定残業』と『みなし残業』です。

みなし残業と固定残業は基本的に同じ意味でとらえていただいて大丈夫です（厚生労働省では固定残業という言葉を使用しています）、

『固定残業』とは、あらかじめ残業があることを想定し基本給に残業代が含まれている形態を指します。
残業代が別に設定されている場合に比べて基本給が高めに設定されていることが多いため、残業が少ない場合や時間内であればサービス残業が発生しないメリットがあります。

ただし、実際の残業時間が設定されているみなし残業時間より多い場合は、別に残業が発生する給与形態よりも手取り金額が下がる可能性があるため注意が必要です。

休日がとれるか

働きながらもご家族とともに過ごす時間やリフレッシュのための休日をしっかりととりたいという方は休日について確認しましょう。

休日の記載方法には下記のようなものがあります。
あいまいな記載なども中には見受けられますのでそれぞれの表記と注意点についてチェックしましょう。

求人票の表記	説明	注意点、特徴など
完全週休２日制	週に２回の休みが保証されている	曜日の指定はないため、土日休みなどの条件は確認が必要
週休２日制	１か月の中で１回以上２回休むことのできる週がある	『完全』ではないため極論をいえば１か月のうちで２回休める週が１回あるだけでこのような記載ができるため注意。
４週８休	２８日間のうち８日の休みがある	週単位の記載ではないため、休むことのできる週に偏りが出る可能性があるため注意
月８日～１０日	１か月の休日数での記載	あくまで１か月の記載なので、毎週２日以上の休みは約束されないため注意
年間休日での記載	１年間の総休日数（年末年始や公休なども含む）	介護業界での年間休日数は１１０日。それ以上の休日数がある場合はホワイト企業の可能性が高い

有給取得率が高いか

働き方改革がはじまり、有給取得率の基準が義務付けられた昨今では有給取得率を公開する企業が増えています。

就活生や転職を考えている人にとってホワイト企業を見分けるための参考として定着してきていますので、記載がある場合はチェックしましょう。

ちなみに厚生労働省の報告している平成３１年度の取得率は５２．４％と報告されていますのでこちらも数値の参考にしてください。

引用：https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/19/dl/gaikyou.pdf　厚生労働省　『平成３１年 就労条件総合調査の概況』より

通いやすさ、勤務に対する手当

沖縄で訪問介護を行う場合、ご自宅からご利用者宅へ直接訪問する場合や一旦事業所に出社するなど、置かれている立場や役割でごとに出勤の形態が異なります。

バイクや車で通勤、訪問するほうが便利な場合は駐車場の有無や通勤手当など通勤方法に配慮した職場であるかを確認しましょう。

また訪問業務に使用する車やバイク、自転車などの貸し出しがされるのかについても記載があればチェックします。

自分の車を使う場合、車両手当としてガソリン代やオイル交換などのメンテナンス費用、車検費用などを負担してくれる会社もあります。
こうした手当があるのとないのとでは実際の収入に差が出ますから、求人を比較するときにはよく確認しましょう。

キャリアアップ施策はあるか

将来的にサービス提供責任者や認知症関係の専門資格、その他看護師などへのキャリアアップを考えている方は、資格取得補助や講習会の費用補助などの制度が整っている環境で働けるのかを確認しましょう。

一般的にはその他の項目にこれらは記載されており、力を入れている企業は記載していることが多いです。

賞与の有無

給与と同様「せっかく新しい職場で勤務するからボーナスが欲しい！」という方も多いかと思います。求人票を確認するときは賞与の有無を確認するようにしましょう。

賞与の内容にも様々あり、夏と冬に入るボーナスや業績が良好な際に支給される特別賞与などがあります。

『年俸制』という記載がある場合はこれらの賞与も含めた年収を12か月で割った給与体系もあります。この場合はボーナスを味わう『特別感』は感じることができませんので注意しましょう。

福利厚生は充実しているか

上記で紹介した住宅手当なども福利厚生に含まれますが、健康診断や健康相談、通信教育の支援など福利厚生は多岐にわたります。

自信をもってこれらの福利厚生を重視していることを記載している事業所は結果として働きやすい事業所である可能性は高いです。

以上のような内容が訪問介護の求人票から特にチェックをしておきたい項目になります。
反対にこれらの項目が求人票に記載されていない場合はメモをしておき『面接のときに尋ねるリスト』として残しておくと便利ですよ。

まとめ

ここまで沖縄で訪問介護の仕事をするために求人票で確認したいことについて紹介してきました。

このような項目に注目し、求人票を参考にしていただければと思います。

ライフデザインでの求人ではこれまでご紹介したような求人条件について以下のような強みを持っています。

 

【募集番号0077：】訪問介護あろは ぎのわん：登録ヘルパー

【募集番号0076：】訪問介護あろは ぎのわん：サービス提供責任者