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生活介護のレクリエーションとは?目的やよくある活動内容を紹介
みなさんは生活介護で行われているレクリエーションについてご存知ですか?
生活介護事業所では障がいのある方の日中の活動をサポートしていますが、レクリエーション活動もその一つです。
この記事では、生活介護事業所のレクリエーションについて、具体的な例を挙げ、目的ややり方について解説しています。
生活介護事業所のレクリエーションについて知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
生活介護のレクリエーション活動とは?
生活介護において、レクリエーションは非常に大切な役割を果たしています。
ではどのような目的や効果があるのでしょうか?
生活のなかでの楽しみ
レクリエーションに参加することで、楽しい時間を過ごせ、心が安らぎ、ストレスも減ります。
楽しい経験は心の健康にもよく、幸せな気持ちになれます。
また、音楽や芸術などのクリエイティブな活動に参加することで、自分自身を表現する楽しさや新しい何かを作り出す喜びを感じられることもあります。
コミュニケーション能力の向上、新しいコミュニティ
レクリエーションはグループで行われることが多いので、他の人と協力したり話たりする機会が増えます。
これにより社会でうまくやっていくためのコミュニケーション能力を高められます。
さらに、レクリエーションは人々が集まる場所でもあり、新しい友達やコミュニティと繋がるきっかけにもなることでしょう。
心身機能の維持、向上
運動レクリエーションでは、身体を動かすことで健康を保つ効果があります。
心地よい疲れを感じたり体力がついたりすることで、日常生活での活動も楽になるかもしれません。
また認知的な活動では、頭を使って考える力や記憶力が維持されるだけでなく、向上する可能性もあります。
そして、何かに成功したときの達成感は自信につながり、その自信が日常生活での自立を促します。
このようにレクリエーション活動にはさまざまな効果が期待でき、障がいのある方がより豊かな人生を送るためには欠かせないものになっています。
では生活介護では実際にどのようなレクリエーション活動が行われているのでしょうか?
生活介護で行うレクリエーション具体例
ここからは生活介護で行われているレクリエーションの具体例を紹介します。
アクリル製たわし作り
アクリル製の毛糸を編んでたわしをつくります。
アクリルは触り心地が良く、作業自体が楽しいのでとてもおすすめです。
また完成品も実用的なので、多くの方に喜んでいただけるレクリエーションになると思います。
分類
創作レクリエーション
目的
・手指の動きの改善。
・精神的なリラックス。
・他者との交流。
・物を作る喜びや達成感を得る。
準備物
・アクリル製の毛糸
レクリエーションの内容
①アクリル製の毛糸を用意します。
毛糸は好みのものが使えるように、複数のカラーを用意するとよいでしょう。
②毛糸を編んでいきます。
かぎ針を使用してもよいですが、難易度が上がるため手編みがおすすめです。
具体的な編み方は、YouTubeなどで「アクリルたわし、指編み」と検索するとさまざまな編み方が出てくるので参考にしてみてください。
棒サッカー
棒を使った新しい形のサッカーゲームです。
このゲームは座って行うため、歩行が難しい方でも競技可能です。
また転倒や怪我の心配なく全員がプレーできるため、さまざまな年齢層や障がいの方が同時に楽しめます。
分類
運動レクリエーション
目的
・身体機能の向上
・ストレス発散
・他者との交流
準備物
・棒(新聞を丸めるなどして作成するのがおすすめ)
・ボール(サッカーボール型のビーチボールなどがおすすめ)
・サッカーゴール
レクリエーションの内容
①まずは陣形を整えます。
向かい合って2列にするか、ランダムに座っても可能です。
②陣形の右端と左端にゴールを設置します。
③このゲームはチーム対抗戦になります。
合図とともに相手のゴールに向かって棒でボールを打ち運びます。
④相手のゴールに入れば得点です。
⑤時間を設定して制限時間時に点数の多い方が勝利です。
オリジナル神経衰弱
お馴染みの神経衰弱ゲームです。
トランプで行うのもよいですが、ここではオリジナルのカードを使った神経衰弱を紹介します。
オリジナルのカードは、参加者の皆さんと一緒に作成します。
みんなで絵を描いたり、文字を書いたりして、カードを作る作業も一緒に楽しみましょう。
分類
脳トレ
目的
・記憶力の向上
・判断力の向上
・集中力の向上
・手指の動きの改善
・姿勢保持
・他者との交流
準備物
・オリジナルカード
レクリエーションの内容
①オリジナルのカードを作成します。
カードは大きく作れば床において大人数で行えますし、小さく作れば少人数で、テーブル上ですることも可能です。
どのような形でやるのか決めて、それに合わせてカードの大きさを調整しましょう。
②カードを場に並べます。
③一人ずつカードをめくり、絵柄が揃ったらカードを持っておきましょう。
④場のカードがなくなったときに多くのカードを所持している方が勝ちです。
⑤カードに点数などを書き、点数を競うのもおすすめです。
点数で競えば、カードによって得点が変えられるので、運の要素も追加され、さらに楽しくなりますね!
ショッピングセンターへの買い物
ショッピングセンターへの買い物です。
ショッピングレクは、ただ買い物するだけでなく、さまざまな効果が期待でき、さらにとても楽しいので利用者の方にとても喜んでいただけるレクリエーションの一つです。
分類
外出レクリエーション
目的
・社会的スキル、実生活スキルの向上
・楽しみやリラクゼーション
・自立性の促進
・社会交流
準備物
・特になし
レクリエーションの内容
①当日の流れを確認します。
②必要な持ち物(財布、水分、帽子など)を確認します。
③ショッピングセンターへ移動します。
一般的に車での移動となることが多いでしょう。
④到着したらグループに分かれるなどして、スタッフのサポートのもと買い物活動を行います。
⑤指定された時間まで買い物したら、集合し安全を確認後事業所へ戻ります。
カラオケ
代表的な音楽レクリエーションのカラオケ。
簡単かつ利用者の方の満足度も高く、効果も大きいため、多くの生活介護事業所で取り組まれています。
分類
音楽レクリエーション
目的
・自己表現の場と自信の獲得
・社会的スキル(コミュニケーションなど)の向上
・感情表現を豊かにする
・認知機能への刺激
準備物
・カラオケ設備
レクリエーションの内容
手順は特にありません。
みんなでカラオケを楽しみましょう。
またさまざまな工夫をすることで、多くの方が参加でき、楽しみも増えます。
例えば、タンバリンやカスタネットなどを用意することで、歌っている人だけでなく周りの方も参加でき、さらに盛り上がるため、歌い手の方も気持ちよく歌うことができます。
また合唱形式の曲を選択すると、参加者みんなで歌うことができるため、一人で歌うことに抵抗がある方でも安心して参加することができるのでおすすめです。
まとめ
この記事では、生活介護事業所のレクリエーションについて、具体的な例を挙げ、目的ややり方について解説しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 生活介護事業所のレクリエーションには、楽しみ、コミュニケーション能力の向上、心身機能の向上など多くの目的がある。
- 生活介護事業所では、創作レクリエーション、運動レクリエーション、脳トレなど、それぞれ目的を持ちながら、さまざまなジャンルのレクリエーションが提供されている。
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