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社会福祉士ってどんな資格?就職先はどこ?沖縄の求人状況もチェック!

福祉に関する国家資格である社会福祉士とは、どのような資格なのでしょうか?この記事では社会福祉士についての概要や必要とされる職場、沖縄における求人事情などについてご紹介しています。社会福祉士を目指す方や転職を考えている方は、是非参考にしてくださいね。

社会福祉士とは

社会福祉士とは国家資格のひとつで、「社会福祉士及び介護福祉士法」において以下のように定められています。

社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行うことを業とする者をいう。

社会福祉士及び介護福祉士法 第二条第一項より引用

身体や精神の障がい、高齢、貧困などにより日常生活を送ることに問題が生じている方を、福祉の専門家としてサポートするのが社会福祉士です。
現場によっては「ソーシャルワーカー」や「生活相談員」と呼ばれることもあります。

資格がなくとも医療福祉の現場で相談や援助の窓口となることはできますが、専門教育を受けて国家試験に合格することで、より専門性の高いきめ細かな福祉サービスを提供することが可能になります。

また、社会福祉士は資格を持っている人だけが肩書を名乗ることを許されている「名称独占資格」のひとつです。
社会福祉士と名乗れることで深い専門知識を持っていることの目安にもなりますし、転職などにおいても即戦力として有利に働くことが期待できます。

社会福祉士になるには

社会福祉士の資格を取得するには国家試験に合格する必要があります。
最も一般的な手段としては大学で福祉に関して4年間学び、卒業時に受験資格を得るというものです。
最短で受験資格を得るには、この方法が一番近いでしょう。
他にも以下のような方法で受験資格を得ることが可能です。

・福祉系の短期大学を卒業後、所定の実務経験を積む
・福祉系の大学、短期大学を卒業後、短期養成施設等で知識や技能を習得する
・所定の実務経験を積んだ後、短期養成施設等で知識や技能を習得する

働きながらでも資格を取得するルートも用意されているなど、大学等で福祉を専攻していた人以外にも門戸は開かれています。

しかし社会福祉士の試験は年々難易度が高くなっているともいわれており、平成27年度の合格率は26.2%と低い水準にとどまっています
働きながらの資格取得は、それなりにハードルが高いと考えて良いでしょう。
自分に合った勉強法を見つけてより効率良く受験勉強を進めたり、通信教育等を利用するなどの受験対策がカギになりそうです。

社会福祉士の仕事とは

社会福祉士は障がいや困難に面している方を、福祉の面からサポートする仕事です。
それでは、具体的にどのような業務を行っているのでしょうか。ここでは主なものをご紹介しています。

ヒアリングや相談業務

さまざまな問題を抱えている利用者に適切な福祉サービスを提供するには、利用者がどのような状況に置かれているのかを正確に把握することが非常に重要です。

社会福祉士は利用者に対してヒアリングを実施し、必要な支援やサービスを提案します。
介護保険や公的支援、補助金等の多数あるサービスの中から、利用者が最も必要としているものが何かを汲み取って着実や支援へと繋げていくことが求められます。

各種福祉サービスの提供

必要な福祉サービスや支援が決定したら、利用者がきちんとサービスを受けられるよう手続きや準備をサポートします。

サービス開始後も定期的に状況をチェックして、提供している内容がニーズに合っているか見直しを行います。
行政や関係機関とも連携して、利用者の社会復帰や要介護者の施設入所に関するサポートなどに携わることもあります。

社会福祉士として働くには

介護や医療サービスが細分化されていく中で、社会福祉士の活躍する分野は年々増えていっています。
ここでは実際に社会福祉士が働いている現場の種類や、仕事内容についてご紹介しています。

高齢者福祉施設

グループホームや特別養護老人ホームなどの高齢者福祉施設で「生活相談員」として働くケースです。

利用者や入所希望者からの相談に応じたり、その内容によっては行政や関係機関との連携を図るなど、適切なサービス提供のために必要なサポートを行います。
施設によっては、社会福祉士も介護スタッフとして直接利用者のケアを行うこともあります。

障がい者福祉施設

グループホームや就労支援事業所などの障がい者福祉施設で働くケースです。

こちらも「生活相談員」として配置されることが多いですが、障がい者が安全に生活できるようなケアに加えて、自立したひとりの人間として社会参加を果たせるような支援も行っています。
自立訓練や就労体験などそれぞれに合った支援を提案し、自立へと結びつけます。

高齢者福祉施設と同じく、働く施設によっては介護スタッフとして直接利用者のケアにあたる場合もあります。

障がい児福祉施設

児童発達支援や放課後等デイサービス保育所等訪問支援などの障がい児福祉施設で働くケースです。

こちらは「児童指導員」として配置されることが多いですが、障がいや発達に特性を持つ子どもがそれぞれの能力を活かして社会で活躍できるよう、心身両面からサポートします。

児童指導員は厚生労働大臣もしくは都道府県から任命を受ける「任用資格」のひとつで、資格取得には実務経験や国家資格の取得、社会福祉に関する専門教育を受けていることが必要です。
社会福祉士の資格は児童指導員任用の必要要件に含まれており、実務経験がなくても資格を得ることができます

行政機関

福祉事務所、児童相談所、母子施設、保健所など公的な機関で「相談員」「ソーシャルワーカー」として働くケースです。

社会福祉行政に携わる施設で働く場合は公務員試験に合格する必要があるため、ハードルはその分上がると言えます。
生活が困窮している方矯正施設から出所したばかりの方配偶者による暴力から避難している方などさまざまな問題に直面している人たちを福祉の面から支援します。

他にも地方自治体の役所などの相談窓口で地域福祉に関する相談を受け付け、必要な支援や福祉サービスを提案するケースもあります。

医療機関

一般病院や精神病院、大学病院などの高度医療を提供する医療機関等で「医療ソーシャルワーカー」として働くケースです。

患者が療養や社会復帰するのに問題となっている経済的、社会的な事情、精神面の問題を、福祉の面から支援するための相談に応じます。
難病や怪我による障がいなどを支援するための制度や給付金の提案、申請のサポートなどを行います。

学校

小中高、特別支援学級、特別支援学校などで「スクールソーシャルワーカー」として働くケースです。

学校や児童相談所などと連携して、子ども達が地域社会で安全に暮らせるようさまざまな支援を提案します。

沖縄 社会福祉士の求人事情

社会福祉士は福祉の専門職として、さまざまな現場で需要がある専門職です。
そのため求人分野も幅広く、学校などの教育現場から官公庁まで福祉サービスが必要とされるところであれば就職のチャンスがあるといえるでしょう。

沖縄で社会福祉士として働く場合、給与は約15万円~25万円、時給では約880円~1,500円と幅が大きい傾向にあります。
これは働く場所やこれまでの経歴によって待遇が違うからだと考えられます。
特定分野での相談実績や実務経験を求められることも多いですが、資格を取得していれば未経験OKとする求人も多数あります。

ただし公務員として働く場合は公務員の俸給表に従って報酬が決まるため、民間とは多少給与や待遇が異なるケースもあります。パートタイムでの求人も比較的多いほうなので、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのも特徴です。

この記事のまとめ

  • 社会福祉士はさまざまな相談を受け付け、支援へとつなげる専門職
  • 資格取得には専門教育や実務経験を積んだ後国家試験に合格する必要がある
  • 教育から医療福祉、官公庁まで社会福祉士が必要とされる就職先はとても多い

株式会社ライフデザインでは、社会福祉士など資格を活かして働ける現場が多数あります。
転職やキャリアアップをお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。

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