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福祉の仕事でキャリアアップできる?放課後等デイサービス(児童デイ)の理学療法士の場合
放課後等デイサービスにおける理学療法士のキャリアアップや、キャリアアップを目指す人向けの事業所選びのポイントを紹介しています。
児童福祉業界が気になるリハビリ職の方向けの記事です。
目次
放課後等デイサービスと理学療法士
放課後等デイサービスへのリハビリ職の配置は?
放課後等デイサービスの基本的な配置基準にリハビリ職は求められていませんが、機能訓練を実施する場合には、機能訓練担当職員配置が義務付けられています。
機能訓練担当職員とは、理学療法士や作業療法士などのリハビリ職。
実際、放課後等デイサービスには、多くの理学療法士などのリハビリ職員が働いています。
放課後等デイサービスにおける理学療法士の役割
放課後等デイサービスで理学療法士には、実際にどのような役割があるのでしょうか?
放課後等デイサービスでの理学療法士の仕事内容は、
・支援計画への参加
・専門的知見から職員へ支援方法の助言
・送迎ほか
このようになっています。
理学療法士の仕事は、児童指導員など多職種と共同で、児童への療育支援がメインの仕事となります。
特に、“立つ”、“歩く”など基本動作の訓練が必要な場合には、理学療法士の専門性が発揮されます。
また療育支援だけでなく、支援計画の作成や実際の支援の現場でも、理学療法士がいればより専門的なアプローチが可能となり、放課後等デイサービスでの理学療法士の存在は小さくありません。
放課後等デイサービスでの理学療法士からのキャリアアップ
児童支援施設において重要な存在である理学療法士ですが、放課後等デイサービスなどで働きながらキャリアアップは目指せるのでしょうか?
放課後等デイサービスなどで働きながら目指すべきステップアップはおもに以下のとおりです。
・管理職や主任などになる
・経験やリハビリの知識を活かし他の業種で働く
・起業する
理学療法士としての専門性を高める
一般的にキャリアアップと言えば、上の役職や立場になったり転職したりすることをイメージするのではないでしょうか?
しかしリハビリ職におけるステップアップの方法は、一般的な職種のそれとは少し違います。
理学療法士はリハビリの専門家で、求められるものはより高い専門性です。
よって、理学療法士におけるキャリアアップとは、より高い専門性を身につけることになります。
また児童の発達支援を行う放課後等デイサービスでは、病院でのリハビリテーションとは違い、ともに遊びながら療育支援をしたり、成長に合わせながら支援内容を調整したり、特徴的な対応が必要となります。
適切な支援を行うには、研修などを受講し絶え間なく学習したり、認定理学療法士などの資格取得したりすることが必要になります。
管理職や主任などになる
放課後等デイサービスにおいて一般的な職種と同様に、その職場においてより上位の役職や管理職へ昇給することも、理学療法士のキャリアアップの一つです。
上位の役職や管理職へステップアップするには、機能訓練のスキルだけでなく、多職種や事業所全体の理解も必要。
給与アップはもちろん、所属する事業所において、自分の理想とする療育を実現したい場合は、管理職等へのステップアップを目指してみてはいかがでしょうか?
経験やリハビリの知識を活かし他の業種で働く
理学療法士の就職先として一般的なのが医療機関ですが、最近は福祉施設の増加により、福祉分野で活躍する理学療法士も増えています。
さらにその専門性が活かせる職場はとても多く、理学療法士は以下のような様々な分野で活躍しており、キャリアアップ先に他の分野を選ぶことも選択肢の一つです。
・アスリートの怪我の処置やコンディショニング
・スポーツジムのトレーナー
・地域包括支援センター
起業する
その専門性を活かし起業する理学療法士も少なからずありますので、起業先として一般的なものを紹介します。
・フリーでセミナーを行う
・パーソナルトレーナーとして開業
・訪問看護ステーションを開く
引く手あまたの理学療法士にとっては、開業はリスクもあるため目指す人は多くないですが、ステップアップの一つとしてあることは知っておくとよいですね!
リハビリ職の専門性を高めるには?
リハビリ職がその専門性を高めるためには、資格をとることは、もっともポピュラーなステップアップ方法の一つです。
ここでは、リハビリの専門家として、その能力の向上につながる資格を紹介します。
認定理学療法士
より高い専門性の獲得を目的につくられた理学療法士の資格です。
7つの専門領域から目指す分野を決めます。
取得の流れは、
・専門領域を登録し2年経過
・共通研修の受講
・認定分野の研修会の受講
・領域の講習会に参加し100ポイント取得
・事例報告10例提出
などをクリアし、認定試験に合格する必要があります。
専門理学療法士
特定の臨床における専門性を高めるとともに、理学療法の学問的発展に寄与する能力を身につけるためにつくられた資格。
認定理学療法士と並列して設定された資格です。
専門理学療法士になるには、
・専門領域を登録し5年経過
・学術的な研鑽を積み560ポイント取得
で取得できます。
福祉住環境コーディネーター
福祉用具や住宅改修の専門的資格。
障がい者等の生活を環境面からサポートする資格で、住環境についての深い知識を身につけられ、実際の在宅生活を視野に入れたリハビリが可能となります。
1級、2級、3級があり、それぞれ試験に合格することで取得できます。
ケアマネジャー
ケアマネジャーは高齢者福祉において、ケアプランを作成する資格。
資格試験に合格するには、介護保険や医学的知識、介護技術など幅広い知識が必要で、福祉に関する知識の幅を広げたい場合、資格の取得が推奨されます。
生涯の仕事にするならこんなデイを選ぼう!
放課後等デイサービスでステップアップを目指したいなら、事業所選びはとても重要。
最後にキャリア向上に有利な事業所選びのポイントを紹介します。
資格取得支援制度がある
放課後等デイサービスに所属し、リハビリ職としてのレベルアップを図るなら、資格取得支援制度がある事業所がおすすめ!
この制度は、資格の獲得にかかる費用の支援や、シフト調整をしてくれる規定。
リハビリ職のステップアップでは資格取得が重要なので、資格取得支援制度は大切ですね!
研修制度が充実している
スキルの向上が大切な理学療法士だけに、社内研修や外部研修への参加を積極的に行っている放課後等デイサービスもおすすめです。
研修の規定は各事業所で大きく違うこともあるので、その内容までしっかり確認できるとよいですね!
社内での異動がある
同様の理由で、社内異動がある放課後等デイサービスもおすすめ!
複数の事業所で多くの経験を積むことができる事業所はステップアップに最適ですね!
まとめ
今回は放課後等デイサービスの理学療法士のキャリアアップや、事業所選びのポイントを紹介しました。この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 放課後等デイサービスの理学療法士のキャリアアップでは、資格取得など専門性を高めることが最重要となる。
- スキルの向上を目指すなら、認定理学療法士や福祉住環境コーディネーターなどの資格がおすすめ!
- キャリア向上を視野に入れているなら「資格取得支援制度」「研修制度」が充実し、社内他事業所への異動がある事業所がおすすめ!
放課後等デイサービスの理学療法士では専門性を高めることがとても重要ですね!
ライフデザインは“福祉のプロ”として地域に根差した支援を提供。
資格取得支援制度が充実し、社内他事業所への異動もあり!
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