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福祉の仕事でキャリアアップできる?相談支援専門員の場合
障がい者支援にかかせない職種「相談支援専門員」。
今回は相談支援専門員のキャリアアップについて紹介していきます。
相談支援専門員の資格を取得するか迷っている人や、現任でキャリアアップが気になっている方の参考になればと思います!
目次
相談支援専門員とは
障がいをもちながら住み慣れた地域で暮らしていくには、家族をはじめさまざまなサポートが必要です。
でも実際サービスを利用するとなったらどこに相談すれば良いのでしょうか?
そんな悩みを抱える障がい者や家族の相談窓口となるのが、相談支援専門員です。
相談支援専門員のキャリアアップを紹介する前に、仕事内容や資格のとり方について簡単に説明していきます。
仕事内容
相談支援専門員は、相談支援事業所や基幹相談支援センターに配置され、障がい者の相談にのり、必要なサービスが受けられるように、サポートを行います。
おもな仕事内容は以下のとおり。
・計画サービスが実際に使えるように手続きを行う
・モニタリング
まずは相談者にどのような障がいがあり、なにに困っているのか相談にのります。
そしてその内容から必要と思われるサービスを、相談者とともに決めてサポート計画を立てていきます。
計画ができたら、実際にその計画どおりに支援が行われるように、サービスを提供する事業所と連絡を取り合い、行うサービスの調整を行います。
サポート開始後、適切にサービスが提供されているか継続してモニタリングを行うことも、相談支援専門員の大切な仕事です。
資格の取得方法
相談支援専門員の資格の取得方法は以下のとおりです。
・相談支援従事者初任者研修の修了
実務要件の詳細はここでは説明しませんが、相談支援業務なら5年以上、介護等業務なら10年以上など細かく設定されています。
相談支援専門員のキャリアアップ
それでは本題の相談支援専門員のキャリアアップについて紹介します。
キャリアアップに大切なこと
相談支援専門員は、障がい者の相談支援が円滑に行われるように、サービスの調整を行うとても大切な職種。
障がいへの深い知識や地域の支援状況の把握など、高い専門性が求められます。
キャリアアップを考えるなら、なにより専門性を磨く努力が必要です。
主任相談支援専門員の資格をとる
相談支援専門員のもっともポピュラーなキャリアアップは、主任相談支援専門員の資格を取得することです。
それではこの資格のとり方や働ける場所などを説明していきます。
どういった資格?
相談支援専門員の中でも、地域の中心となる人材を育てるために創設された資格。
その役割には、
・困難事例への対応
・地域の障がい支援の強化、育成
などがあります。
主任相談支援専門員には、一般の相談支援専門員の育成や難しい事例への対応を担当するなどに加え、障がい者支援の相談体制について、地域づくりを推進する役割も期待されています。
取得方法
一定の実務経験や必須研修の受講に加え、相談支援従事者主任研修の受講が必要です。
ここでは詳細は説明しませんが、障がい者相談支援事業所や基幹相談支援センターでの3年以上の実務経験、現任研修の修了などが必要です。
働ける場所は?
主任相談支援専門員は新しい資格でまだまだ取得者が少ない状況。
現時点で主任相談支援専門員に求められているのは、基幹相談支援センターへの配置です。
基幹相談支援センターは地域の相談支援の中心に配置され、一般の相談支援事業所と連携をとりながら、障がい者の相談業務や権利擁護・虐待防止活動などを行っています。
主任相談支援専門員は、基幹相談支援センターで事業所や地域への指導的役割を果たすことを期待されています。
相談支援専門員は平成24年に創設された新しい職種で、キャリアアップ先はまだまだ多くありません。
ただ障がい分野においてとても重要な位置にある職種で、これから役割の重要性はさらに増していくと考えられます。
その他のキャリアアップ
相談支援専門員からキャリアアップは、「相談支援従事者スキルアップ研修」「相談支援専門員現任研修」などの各種研修受講を経て、主任相談支援専門員を目指すというのがスタンダードです。
まだまだ新しい職種で、キャリアアップ先は豊富とは言えませんが、それ以外のキャリアアップ先として、
・相談支援のスキルを活かし、その他の相談支援職に就く
などがあります。
その他の相談支援職には、「高齢者介護に関わるケアマネジャー」や「社会福祉全般に関わる社会福祉士」などが考えられますね!
キャリアアップ向き事業所選びのポイント
それでは最後に、キャリアアップを目指す場合の、事業所選びのポイントを紹介します!
研修制度がある事業所
相談支援専門員は、疾病や障がいから障がい福祉制度、地域のサポート体制など豊富な知識が必要で、常に修学が大切な職種です。
また主任相談支援専門員を目指すなら、多くの研修への参加も必要となります。
そこでおすすめするのが、研修制度が定められている事業所。
研修制度の内容には、
・研修にかかる交通費の補助
・研修のためのシフト調整
・充実した社内研修
などがあります。
研修制度が充実している事業所なら、相談支援専門員としてのスキルアップもしやすくなります。
複数の福祉事業を運営している会社
事業所によっては、高齢者介護から障がい福祉まで幅広く事業展開しているところがあります。
相談支援専門員には、福祉に関する幅広い知識や理解が必要。
複数の福祉事業を展開している会社なら、事業所間連携により幅広い知識を習得できるチャンスが増えるのでおすすめです!
ワークライフバランスがしっかりしている事業所
相談支援専門員の仕事は、障がいのある方の悩みを聞き、一緒に解決していくとても大切な仕事。
やりがいのある素晴らしい仕事ですが、重要な位置づけの仕事だけに、ストレスや負担も小さくありません。
キャリアアップしながら長く仕事を続けていくには、ワークライフバランスのとれた事業所を選ぶことも大切なポイントの一つです。
有給休暇がしっかりと取得できる、状況に合わせて時短勤務ができるなど、働きやすい職場を選ぶこと良いですね!
まとめ
今回は相談支援専門員の仕事内容やキャリアアップ、事業所選びのポイントを紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 相談支援専門員のおもな仕事内容は、障がい者のサポート計画を立てる、必要なサービスの利用調整を行うなど。
- キャリアを上げるスタンダードな方法は、主任相談支援専門員などの上位の資格を取得すること!
- キャリアアップを考えるなら、研修制度が充実している、複数の福祉事業を行っている事業所のほか、ワークライフバランスを重視した職場選択がおすすめ!
障がい福祉で中心的な役割の相談支援専門員ですが、終業後もさらにキャリア向上が目指せる魅力的な職種ですね!
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