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福祉の仕事で転職前の施設見学は必須?見学時のポイントはコレ!ブラック企業を避けるポイントも解説

福祉業界へ転職を希望される方へ福祉施設見学の必要性や見学する場合に確認しておきたいポイント、俗に言うブラック企業といわれる福祉業界で転職に失敗しないための大切なポイントについてご説明いたします。

福祉業界へ転職前に施設見学のススメ

異業種からの転職はもちろんのこと、同じ福祉業界からの場合も転職をする前に施設見学をおススメします。
福祉施設は入居者、スタッフにより施設の雰囲気、業務の流れが違います。
施設見学をすることで、自身が転職をした時の心構えや業務をしている姿等のイメージが湧きます。

施設見学をする時のポイントとは?

事前に見学をする福祉施設の情報を集めるのが大切です。
事前の情報源としましては、まず見学予定の施設のホームページにて情報を得ましょう。
施設にホームページがない場合は介護サービス情報公表システムにて施設名・事業所名にて検索ください。
介護サービス情報公表システム沖縄
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/47/index.php

見学をする時のチェック表を作成する

ホームページ等にて得た情報の中から、見学当日にて確認したい事項をとりまとめて見学時のチェック表を作成しましょう。
施設により見学時間が短い場合や見学後の質疑応答が少ない場合は、ご自身で重要な事項について確認するようにしましょう。

具体的な見学チェック項目(例)とは?

具体的な見学チェック項目の例をお伝えいたします。
ホームページ上ではわからない実際の状況について項目として挙げていきます。

共用場所:玄関

掃除をしているか、物がおかれていないか、下駄箱などが整理整頓されているか等の項目です。
玄関は建物の入り口であり施設のイメージを象徴する場所です。
物がおかれ、下駄箱も整頓していない施設は目配り気配りが低下していることがわかります。
玄関が整頓整頓され綺麗にしていますと外部から来た人は出迎えてもらえているとの心理になります。

共用場所:食堂

玄関と同様に掃除をしているのか、物が整頓整頓しているのか、テーブルと椅子の位置が不自然ではないか等の項目です。
食堂は1日3回使用する場所です。
常に整理整頓され、清潔感のある施設は入居者もとても落ち着いている雰囲気と思います。

共用場所:浴室

大浴槽または個浴(個室)であるのか、機械浴槽(車椅子のまま入浴できる)があるのか等、浴室の状況を知ることで実際の入浴介助のイメージがしやすくなります。
その他浴室の換気なども確認ください。
浴室の見学は入浴介助中では見られないことがありますので、確認できない場合は浴槽について施設の説明者の方にご確認ください。

共用場所:トイレ

手すりの位置や高さ、車椅子が旋回できる広さ、扉の状態や仕様など実際の排泄介助や移乗介助のイメージができるような項目にて確認してください。
その他気になる掃除の状況やにおいの対策なども見学のポイントとしてください。

共用場所:その他

廊下などに車椅子が無造作に置かれていないか、施設内に不快なにおいがしていないか、吹き溜まりや廊下に綿埃(わたほこり)が無いかなど環境整備がされているかを確認ください。

専用場所:居室

ベットの位置、トイレの有・無、居室の扉(引き戸か開き戸)、掃除の状況についての項目です。
居室については実際入居されているお部屋の見学は難しいとおもいますので、空いている居室になることが多いです。

職場環境:施設スタッフ

スタッフの身だしなみ(名札がある場合相手に見えやすくしているのか)、外来者(見学者)へのあいさつ、入居者への言葉遣い、研修体制等についての項目です。
施設スタッフの身なりや言葉遣いで施設業務の状況、雰囲気がわかります。
あまり良くない例ですと、あいさつをしない施設スタッフでは入居者への言葉使いもまるで友達のような言葉使いで接しています。
その時の入居者の表情がくもり、元気のない様子を感じます。
あいさつは基本ですので、しっかりしたあいさつがさえているかはとても重要です。
また外来者をじろじろ見るスタッフがいる場合は要注意です。
興味本位ではなく、単に見学者が来ることを知らない場合は報連相(報告・連絡・相談)の連携がうまく機能していないことも垣間見れます。

施設見学の視点

見学の視点としましては、入居を想定とした視点から見ることです。
例えばご自身のご両親を入居者や利用者として想定することで「この施設なら入居をさせても良いかも知れない」「この施設では入居はさせたくない」との判断基準により、「スタッフとして働いてみたい!」「この施設では働きたくない」との判断基準にもなります。
施設探しのサイトにてよりわかりやすい情報を得ることも可能です。
介護のほんね
https://www.kaigonohonne.com/okinawa

ブラック企業とは?

労働について所管する厚生労働省ではブラック企業についての明確な定義はありませんが、次の特徴があるとされています。
・ 職員やスタッフとして極端な長時間労働や数値的な目的ある業種へ無理なノルマを課す。
・ 賃金不払、残業、経営者、上司によるパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低いなど。
参考:厚生労働省「ブラック企業」ってどんな会社なの?
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html

福祉業界でのブラック企業の特徴とは?

介護の3K(きつい・きたない・危険)と言われた介護職のイメージもありますが、現在はこの3Kのイメージを払拭する法人・会社もありますが、ブラック企業も存在します。
福祉業界でのブラック企業の特徴についてお伝えいたします。

ブラック企業の面接の特徴

初対面にも関わらず、いきなりタメ口や上から目線で対応する面接官がいる施設・事業所はほぼブラック企業確定です。
また質問事項が「いつから勤務できるの?」「通勤時間はどれくらい?」「夜勤は可能か?可能な場合な何回できるの?」と求人側の一方的な質問のみで応募者からの質問や聞きたいことに答えてくれない、見学拒否の場合は仮に内定が出てもお断りしてください。
仮に入職されても長く働ける環境でない可能性が高いです。

ブラック企業の求人情報

求人情報を見る時は私も含めて給与ばかり気にして見てしまいます。
しかし、給与だけではブラック企業の見分けがわかりません。
給与が極端に低いまた高い場合は要注意です。
介護職についての給与の平均値がありますので確認してください。
また賞与(ボーナス)や処遇改善等加算を記載していない場合は、スタッフへの待遇についてあまり考えていない可能性があります。

※沖縄県の介護職/ヘルパーの平均給与
正職員
平均月給18.3万円
最高額 19.9万円
最低額 16.8万円
掲載中の求人情報228件をもとに算出
パート・ バイト
平均時給1,096円
最高額 1,188円
最低額 1,005円
掲載中の求人情報196件をもとに算出
参照:ジョブメドレー沖縄県
https://job-medley.com/hh/pref47/

雇用契約書がない、渡さない

雇用契約書は雇用側(施設・事業所)が、採用時に労働者(スタッフ)に対して示し、労働条件について説明と同意が必要なものです。
ブラック企業では雇用契約書がない、雇用契約後契約書を渡さない所があります。
労働条件が明確でないため、スタッフとして働くことがとても不安になり、退職の原因にもなります。
また時間外手当も一切支給されず、不当な労働があったとしても契約書がないため、不当な労働状況についてなかなか訴えることもできなくなります。
その時は労働契約書がない事を労働基準監督署等へご相談ください。

まとめ

転職前の施設見学の必要性、見るべきポイントをご紹介しました。

 

この記事のまとめ

  • 施設見学の事前情報として、ホームページや介護サービス情報公表より見学に必要な情報を得る。
  • 事前に得た情報をとりまとめ、見学のチェック表などを作成する。
  • 見学の時はスタッフとして仕事をするイメージと家族を入居者としてこの施設へ入居させていいのか?と違う2つ視点を持つこと。
  • ラック企業の特徴は長時間労働やパワーハラスメント、法的順守が守れていない企業。
  • 求人情報給与の設定の幅が極端、面接官が横柄、労働状況があいまいな介護施設、事業所はブラック企業の疑いがある。

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