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福祉系学部卒なら児童指導員になれる?資格の条件を確認しました

児童指導員の資格要件を細かく説明しています。
児童指導員は、大学で福祉系専攻だった方や教員免許を持つ方など比較的幅広くチャンスがあるお仕事です。児童指導員を目指される方、参考にどうぞ!

児童指導員とは?

児童福祉や教育に携わる職種です。
求人数も多く、特に児童発達支援などの、多くの児童に関係する福祉サービスで活躍しています。

今回は、児童指導員の資格要件について細かく説明していきます。

児童指導員任用資格の要件は?

児童指導員という資格があるわけでなく、任用資格を取ることで名乗ることができる職種。
指導員の任用資格を得るには、さまざまなルートがあり、大別すると以下のようになります。

1.大学、大学院、養成校を卒業する
2.一定の実務を経験する
3.教員免許を取得している
4.定められた国家資格を保有している

それぞれに細かな要件があるので、これから一つ一つ紹介していきます。

1.大学や大学院、養成校を卒業する

大学など定められた学校や施設を卒業すると、児童指導員の任用資格を得ることができます。
任用資格にあたる学校は以下の通りです。

●児童関係施設のスタッフの養成校。【都道府県の指定あり】

●大学や大学院、外国の大学のうち、社会福祉学や心理学、ないし教育学あるいは社会学を専修する学科、これらに相当する過程の履修。

●大学において社会福祉学や心理学・教育学あるいは社会学関連科目の単位を優秀な成績で修め、大学院への入学を認められた人。

※2019年4月の法改正以後、短期大学卒業では資格取得の要件に該当しなくなったため注意が必要です。

2.一定の実務を経験する

資格を得るにあたって必要な実務経験は、次の通りです。

●高等学校や中等教育学校卒業者または、これと同等以上の資格を有すると認定された人で、2年以上、児童福祉の事業に従事。

●3年以上、児童福祉関係の事業に従事し、都道府県知事が適当と認められる。

必要な実務経験は、学歴によって年数が変わるというところは押さえておきたいポイントです。

児童福祉事業とは?

また実務経験とされる児童福祉事業とは、どのような施設になるのでしょうか?
実務経験で児童指導員の資格を得るためには、確認が必要になるので、ここで紹介していきます。

児童福祉事業とは、社会福祉法で定められている【第一種社会福祉事業】および【第二種社会福祉事業】のうち、児童福祉法に基づき運営される事業のことで、主に以下のような事業がその対象になります。

第一種社会福祉事業 乳児院、児童養護施設、障害児入所施設など
第二種社会福祉事業 障害児通所支援事業、障害児相談支援事業、児童自立生活援助事業、放課後児童健全育成事業【学童】、保育所など

実務経験に当たる児童福祉に関係する事業は、他にもありますので、自分の経験が対象になるか明確ではない場合は、必ず自治体等に確認をしておきましょう。

3.教員免許を所持している

定められた教員免許を所持している人も、任用の要件に該当します。
教員免許に該当するのは以下の通り。

●幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校または中等教育学校の免許を取得し、都道府県知事が適当と認めた人。

4.定められた国家資格を保有している

社会福祉に関連する一定の資格取得者も、指導員になるにあたっての資格の要件に該当します。
該当する資格は以下の通り。

●社会福祉士の資格を取得している人

●精神保健福祉士の資格を取得している人

児童指導員が活躍できる施設

児童指導員は障がい児分野において、多くの場で活躍できる職種。それではこれから活躍できる施設をいくつか紹介していきます。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスのサービス内容

放課後等デイサービスは、障がいのある6歳から18歳までの就学児が、放課後や夏休みなどの長期のお休み時に、学童のような形で通うことができる施設です。

放課後等デイサービスは、レスパイト的な役割に加えて、一人ひとりに合わせた個別支援計画のもと、自立に向けた支援や、生活充実のための活動も提供しています。

放課後等デイサービスにおける児童指導員の役割は?

児童指導員は、個別支援計画に従い、利用している児童の生活動作のサポートや活動の支援を行います。

具体的な仕事内容は事業所によって差がありますが、利用児童の生活動作を手伝ったり、学習や運動の指導をしたり、集団生活に溶け込むためのサポートを行ったりと、とにかく多岐にわたります。

放課後等デイサービスにおけるこの職種は、【共に過ごし】【共に学び】【共に遊ぶ】というスタイルが魅力です。

児童発達支援事業所

児童発達支援事業所のサービス内容

児童発達支援事業所は、障がいのある6歳までの未就学児が利用する通所施設。
日常生活自立のための訓練や個人に合わせた学習ができたり、他の子どもと遊んだり、身近な地域で支援を受けることができます。

児童発達支援事業所における児童指導員の役割は?

児童発達支援事業所での役割は、児童の療養や活動の直接支援です。
対象が6歳未満なので、日常生活の介助を行う場面も多めです。

具体的には、個別支援計画に沿って、リハビリ職の助言等を受けながら、マンツーマンや小集団で、日常動作【歩いたり、食事したりなど】の訓練や簡単な学習、運動などを行います。

児童養護施設

児童養護施設のサービス内容

児童養護施設は、乳児以外の18歳までの児童が対象で、家庭の事情や親の障がいなど何らかの理由で、家庭で養育が難しい場合に、子どもを保護し自宅の代わりに養育する施設です。

児童指導員は、障がい分野だけでなく、児童養護分野でも必要とされる存在です。

児童養護施設での役割は?

児童養護施設での指導員の役割は、日常生活のサポートや自立に向けた支援です。

具体的には、対象児童が健やかな日常生活を送れるように、家庭的な雰囲気の中、正しい生活習慣の習得や学習の支援など、“家族のような存在で関わる役割”があります。

障害児入所施設

障害児入所施設のサービス内容

障害児入所施設とは、障がいのある児童を入所施設で受け入れ、食事や排せつなどの日常生活の介護や、在宅や社会で生活するための訓練を行う施設です。

障害児入所施設には、福祉型と医療型があり、医療型では福祉サービスに加えて、疾病の治療や看護も行います。

障害児入所施設での役割は?

障害児入所施設での指導員の役割は、日常生活の介護および、さまざまな訓練のサポートです。
具体的には、入所児童の入浴や排せつなどの日常生活の介助や、その動作の訓練のサポートが主な仕事で、そのほか、社会活動への参加の協力や余暇活動の援助なども行います。

まとめ

今回は児童指導員の資格条件や活躍できる児童施設を紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 児童指導員の資格要件は大別すると【大学や養成校を卒業】【一定の実務経験】【教員免許】【定められた国家資格を保有】の4つ。
  • 実務経験になる施設は決まっており、明確ではない場合は確認が必要。
  • 児童指導員は、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所で活躍している。

一口に障がい児支援と言っても、障がい児福祉サービスにはたくさんの種類があり、仕事内容はさまざま。
各施設や職種の特徴を知り、自分に合った仕事を選ぶことが大切です。

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【募集番号0044:】児童デイサービスまはろ伊佐:児童指導員