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訪問介護ヘルパーのよくある悩みと解決方法！沖縄の求人情報も。
訪問介護員を始める時に不安に感じる事があるかと思います。
訪問介護員のアンケート調査をもとに解決策などについてご説明いたします。
沖縄県の訪問介護員の求人情報についてお伝えしたします。
目次
訪問介護ヘルパーの悩みとは？
訪問介護ヘルパーは介護施設と違い、利用者宅にて1：1にて訪問介護業務を行います。
業務中他のスタッフと対面にて相談が出来ない環境でもあります。
そうした不安感についてどう解決すればよいかをアンケート調査にてあげられている悩みや実際の現場での具体的な悩みについて事例とともにご説明いたします。
業務についての悩み
それでは早速よくある悩みを取り上げて、解決方法を提案します。
今回は特定非営利活動法人品川ケア協議会が実施した「ホームヘルパーの仕事に対するアンケート調査」を参考にしています。
悩みの内容
訪問介護の仕事にやりがいがあるが、身体介助などにより腰痛があるため、長く業務が出来ない。
解決策
ある訪問介護事業所では腰痛の予防対策として朝のミーティング後にラジオ体操と簡単なストレッチを実施しています。
体操をしていなかったときに比べ、腰痛を訴える訪問介護員は減りました。
また訪問前に体を回したり、伸ばしたりすることで腰痛になる軽減効果もあります。
特に冬場は自転車などでの移動で体が冷えてしまいますので、降りた後に簡単なストレッチをされるとよいと思います。
悩みの内容
調理に苦手意識があり、生活支援のサービスをするときにとても苦痛な気持ちになる。
解決策
同じように調理に対する苦手意識を持つ訪問介護員は多数います。
調理をする際にできるだけ利用者と一緒に行い、どんな調味料を使うか、味見など確認してもらうことで利用者が安心し、ヘルパーとしても調理の過程を把握できます。
逆に調理に自信のある訪問介護員は自己流で利用者への確認をせず味見も行わないため、利用者より苦情が来ることもあります。
基本は双方でのコミュニケーションを図りながら調理を行うことが大切と思います。
悩みの内容
男性の利用者との関係がうまくいきません。訪問した時に「またあんたかい！とやや不機嫌になったり、毎回ではないが急に怒り出したりします。
解決策
毎回ではないが急に怒り出すことがある場合は、その日の天気や気温、どんな状況だったのかを記録しておくことでその人の感情の起伏のパターンがわかります。
そうした対策を取り、改善しても変わらない場合は、相性や怒り出すことに恐怖心が芽生えてしまうこともありますので、極力訪問から外してもらうなどの処置をサービス提供責任者や管理者とともに行うことが良いでしょう。
また利用者からのセクハラやパワハラについて一番良くないのは自分自身で抱え込むことです。
必ず他のヘルパーやサービス提供責任者に相談してください。
悩みの内容
施設勤務から訪問介護へ転職しました。訪問介護業務の進め方ややり方がうまくいきません。どうしたら進め方がよくなるでしょうか？
解決策
介護職員から訪問介護へ転職した方の中には同じような悩みを抱えている方がいます。
初回訪問～数回はサービス提供責任者が同行し、業務の流れを確認しながら行います。
その時は必ずメモを取り、確認をすることをお話します。
それでもうまくいかない場合は、サービス提供責任者以外の訪問介護員と同行訪問し、やり方を覚えたり、訪問前に頭の中でシュミレーションをすることで業務のイメージを作ります。
失敗を恐れてしまう事もありますが、経験を積むことで業務の良い意味での慣れが出て気持ちに余裕が持てます。
自信の無い時はどんな些細な事でも確認してください。
悩みの内容
利用者とのコミュニケーションがうまく図れません。どうしたらよいか？
解決策
新卒者や若い世代のヘルパーさんの悩みとして利用者とのうまく会話ができない、コミュニケーションが図れないケースがあります。
アドバイスとしては特にたわいもない話（天気や芸能ニュース、近くでの出来事、季節の話など）をすることがおすすめです。
利用者が特に会話を求めない場合は、その方のしぐさや顔色を見ることでいつもとの違いを感じることもコミュニケーションを図っていることになります。
会話だけでなく身振りや手振りでの意思疎通も立派なコミュニケーションになります。
会話をすることが一番でありません。
ほどよい距離感やその利用者が何を求めているかを感じるようにしてください。
訪問介護ヘルパーとしてのやりがいとは？
悩みもある訪問介護ヘルパーですが、それ以上にやりがいもあります。
アンケート結果から訪問介護ヘルパーとしてのやりがいについてご紹介いたします。
・ご家族でお食事をしたり、家族が集まったりとご利用者様だけでなくご家族様が現在の生活を楽しまれていると実感できたとき
・ご利用者様と気持ちが通じ合ったと思う時があり、その後はお互い思いやれる環境が作れる
・ご利用者様が少しずつでも、お元気になっていくことが、自分自身の喜びに繋がります。自分が、ご利用者様のために役に立っていると感じたときに喜びを感じます。
・ご利用者様へのサービス提供で、必要な技術を見定めて、介護方法を変えてみたときに、ご利用者様の安楽に役立ったとき
・ご利用者様の会話の中から、ご高齢者の方の気持ちが伝わってきて勉強になります。
・ご家族の方々の手助けになり、息抜きのお手伝いが出来ていること
ヘルパーとして業務を行うことで良かったな～と思う時は？
・ご利用者様の安らかな看取りが出来たとき
・ご利用者様とご家族の笑顔や感謝のお言葉を頂いたときにこの仕事をやっていいて良かったと思う。
・ご利用者様からの「笑顔」と「ありがとう」のお言葉を頂いたとき
・退出時に「ありがとう、またきてね、待っているから」と言われると、」自分でも少しは役に立っていると思う
とれしくなります。
・ご利用者様やご家族の「ありがとう」の一言で、涙が出るほど。心が温かくなる瞬間、介護職に出会えてよ
かったと思います。
・雨の訪問等大変な時もありますが、ご利用者様の「待っていたよ」の一言や、一緒に笑ったりすると、つら
さも吹き飛びます。逆に元気を頂いて帰ります
・調理した料理を「おいしい」と言っていただいたとき
・ご利用者様の笑顔が、自分自身の生きがいに繋がっている
・ご利用者様との会話で、笑顔が見られたり、悩みごとの聞き役が出来たとき
・訪問介護を拒絶していたご利用者様が、心を開いてくれたとき
・ご利用者様、ご家族様にご信頼を頂いたとき
・サービス後に、ご利用者様のご満足頂いた笑顔や、「ありがとう」のお言葉を頂いたとき
参考情報
・品川区 訪問介護アンケート
http://care-net.biz/13/carekyou/pdf/20120518/001.pdf
・「介護施設で働く労働者のアンケート」と「ヘルパーアンケート」報告集
https://www.zenroren.gr.jp/jp/kurashi/data/2014/140805_01.pdf
・令和２年度 介護労働実態調査結果 都道府県版 沖縄県
http://www.kaigo-center.or.jp/shibu/okinawa/5bb56c53d32ac590e36d7b67c9e3b9581435df9d.pdf
沖縄県の訪問介護求人情報について
最後に沖縄の訪問ヘルパーの求人状況をご紹介します。
正社員の求人、パート・アルバイトの求人どちらもあります。
正社員は月給14～20万円程度、パート・アルバイトは時給850～1,000円程度が中心です。
特にパート・アルバイトの場合は自分の都合で働きやすいのが訪問ヘルパーのメリットのひとつです。
自分が希望する曜日・時間帯に仕事があるかなどに留意して選ぶとよいでしょう。
沖縄県の正社員ヘルパーの求人 17件
沖縄県のパート・アルバイトの求人29件
沖縄県の契約社員の求人4件
沖縄県の訪問介護求人数50件
ジョブメドレー調べ（令和3年12月10日現在）
まとめ
訪問ヘルパーのよくある悩みを取り上げ、解決方法を提案しました。
訪問ヘルパーにチャレンジする際に参考にしてください。
この記事のまとめ
- 訪問介護業務にて悩むことがある場合は、1人で抱え込まず、同僚の訪問介護ヘルパーやサービス提供責任者に相談する。
- 苦手意識がある場合は利用者と行ったり、確認することで安心感が生まれ、業務を行う事に自信がつく。
- 悩み以上に訪問介護ヘルパーのやりがい、ヘルパーになってよかった実感がある。
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合同会社すたみな代表社員。1992年に社会福祉協議会職員として入職し援護事業、在宅介護事業を担当後、特養・老健・通所介護・訪問介護事業所等にて管理職を歴任。2017年に起業。主な事業内容は介護事業新規立ち上げ支援や企画提案、研修講師など介護系を中心に生活支援サービス、飲食業開業支援等。保有資格：介護福祉士・社会福祉主事任用・介護職員基礎研修修了・ホームヘルパー2級・食品衛生管理者・防火管理者等