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児童発達支援管理責任者の平均年収は?沖縄の放デイの実態とスタッフの本音紹介
この記事では、児童発達支援管理責任者の平均年収について、一般的な状況に加えて、現役で沖縄県にて児発管として働いているスタッフの本音を紹介しています。
児発管の年収が気になる方は確認してみてください!
目次
児童発達支援管理責任者とは
児童発達支援管理責任者(児発管)は児童福祉系事業所に勤務し、個別支援計画の作成やスタッフの育成など、重要な仕事を担当する児童福祉のスペシャリストです。
児童福祉には児童指導員や保育士などたくさんの職種が関わりますが、児発管はそのキャリアアップ先としても人気で、児発管を目指して働いている人も少なくありません。
キャリアアップ先として人気の児発管ですが、実際給与はどのくらいなのでしょうか?
今回は気になる児発管の平均年収を紹介していきます。
児発管の平均年収は?
全国の児発管 平均年収
それではまず、厚生労働省が行った「平成29年度障害福祉サービス等経営実態調査」を参考に、全国の児発管の平均年収を見ていきましょう。
【児童発達支援管理責任者の年間給与】
常勤 | 非常勤 | |
---|---|---|
全体 | 4,267,462 | 3,768,595 |
福祉型障害児入所施設 | 5,662,130 | 2,598,236 |
児童発達支援 | 3,990,877 | 2,753,561 |
放課後等デイサービス | 3,298,587 | データなし |
※このデータは、全国の施設や事業所からの聞き取り調査によって抽出されており、実際には地域差などもあることをご理解ください。
上記の表より児童発達支援管理責任者の給与は、施設によって大きく違いがあることがわかると思います。
そして児童発達支援管理責任者のおもな就職先である、放課後等デイサービスでは、年間給与3,298,587円と全体と比べて給与水準が低めとなっています。
児童福祉系職種の平均年収
そのほかの児童福祉系職種の平均年収はこのようになっています。
【職員一人当たりの年間給与額】
常勤 | 非常勤 | |
---|---|---|
施設長・管理者 | 5,211,106 | 3,725,738 |
理学療法士 | 4,511,498 | 2,950,640 |
児童指導員 | 3,342,439 | 1,932,920 |
保育士 | 3,668,861 | 2,010,721 |
相談支援専門員 | 4,057,382 | 2,381,212 |
児発管 | 4,267,462 | 3,768,595 |
児童指導員や保育士から児童発達支援管理責任者を目指す人は多い傾向がありますが、この表をみると児発管へキャリアアップすれば、給与の面で待遇が良くなることがわかりますね!
他の障がい福祉職種の平均年収
参考のために、他の障がい福祉職種の平均年収も載せておきます。
常勤 | 非常勤 | |
---|---|---|
サービス管理責任者 | 4,699,528 | 2,857,736 |
サービス提供責任者 | 3,525,588 | 2,498,951 |
看護職員 | 5,085,282 | 2,348,712 |
就労支援員 | 3,398,383 | 2,028,255 |
ホームヘルパー | 2,932,872 | 2,137,553 |
児発管 | 4,267,462 | 3,768,595 |
児発管の給与は、障害福祉系の他の専門職と比べても、比較的高い水準であることがわかりますね!
沖縄県の児発管の給与は?
全国の児発管の平均年収や他の障がい福祉系職種の給与はわかりましたが、それでは、沖縄県の児童発達支援管理責任者の給与は実際どのくらいになるのでしょうか?
ここでは、求人サイト「ジョブメドレー」の令和4年の求人状況を参考に、沖縄県の児発管、実際の給与状況を紹介します。
沖縄県の児童発達支援管理責任者の月給は、正職員で、200,000円~250,000円あたりの給与が多くなっています。
ただ事業所によって上下の幅が大きく、低いところでは、140,000円程度、高いところでは、350,000円程度のところもあり、就職先によって給与は大きく変わるのが現状のようです。
またボーナス・賞与はほとんどの事業所でありと設定されていますが、業績に応じた支給となっており、実際の支給額はわかりません。
いずれにしても、沖縄県の児発管の給与は、全国の児発管と比較すると低い水準にあることは間違いなさそうです。
児発管の平均年収 ライフデザインの場合
ここまで一般的な児発管の給与状況や多職種との比較、沖縄の児発管の、実際の給与状況などを解説しました。
最後に、現場の実際の給与状況を確認するために、沖縄県にある児童デイサービスまはろ天久で現役児発管として働いている宮城結希氏にお話をお聞きしましたので紹介していきます。
現役児発管の現実の年収
-現在の年収を教えてください。
宮城氏「約3,300,000円ぐらいです。」
ジョブメドレーの情報などと見比べると、児童デイまはろの児発管の給与は比較的高い水準にあるようです。
前職や他の職場との比較
-前の職場の給料やまわりの児発管さんと比べて、高い方ですか?
宮城氏「正直言いまして、すごく生活がしやすいぐらいにいただいていると思います。前職に比べても給料はかなり上がったので、まはろに就職してよかったと思っています。」
宮城氏「私の印象では、沖縄県の給与は全国と比べて結構安い方だと思うので、沖縄県の仕事としてはかなりいただいている方だと思います。私が周りから聞く話ではまはろより給料の安いところはざらにあり、児発管以外の職種も含めてまはろの給与はかなり高い方ではないでしょうか?」
宮城氏の話をきくと、まわりの事業所の給与より高く、大変満足されているご様子でした。
業務内容や業務量に対する給与について
-前職やまわりの児発管に比べて給与は高い方だとのお話ですが、そのかわりに業務内容が大変だったり、業務量が極端に増えたりしているわけではないのですか?
宮城氏「業務内容が大変だったり、業務量が増えたりしている感覚はありません。ただ責任あるポジションを任せていただいているので、当然仕事内容は変わってきますし、責任ある仕事も増えてはいます。」
宮城氏「また株式会社ライフデザインは残業がありません。私もはじめは“本当かな?”と思っていたのですが、本当になくて、社長がとてもプライベートを大切にしてほしいという考えなので、希望休や有給も100%通るんです。」
-給与が良いうえに働きやすいということですね。
宮城氏「はい!なのですごく働きやすい環境だなあといつも感謝しています。」
宮城氏のお話では、デイサービスまはろは給与水準が高く、仕事量は一般的ですが、休みの取りやすさや残業ゼロなどにより、とても働きやすい職場だとのことでした。
またスタッフの配置人数も他事業所に比べると多いようで、そのあたりも、仕事量の増加や残業が発生していない理由の一つとなっている様子です。
まとめ
今回は、児童発達支援管理責任者の平均年収について、全国、沖縄の給与水準や現役児発管の現場の声を紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 平成29年度障害福祉サービス等経営実態調査によると、児発管の平均年収は全施設全体で4,267,462円で、放課後等デイサービスでは、3,298,587円となっている。
- 児童発達支援管理責任者の給与は、他の障がい福祉系の専門職と比べても、比較的高い水準である。
- 沖縄県の児発管の平均的な給与は、ジョブメドレーの求人情報を参考にすると、正社員で200,000~250,000円となっている。
- ライフデザインの児発管の仕事は、給与水準が高く、休みがとりやすく残業も少ないなど、とても働きやすい様子である。
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