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放課後等デイサービス(児童デイ)の送迎業務とは?二種免許は必要?もしも事故を起こしたら?
この記事では、放課後等デイサービスの送迎業務の内容や注意するポイント、もしも事故を起こしたらどうする?などを紹介しています。
放課後等デイサービスの送迎について知りたい方は参考にどうぞ!
目次
放課後等デイサービスの送迎業務
それではまず、放課後等デイサービスの送迎業務の内容について紹介します。
具体的な送迎業務の内容
送迎先の確認
まず送迎表などで送迎先の確認を行います。
送迎先を間違えたり忘れたりすると、思わぬ事故につながったり信用を失ったりすることもあるので、間違わないように確実に行いましょう。
車両チェック
安全な送迎を行うために、送迎前の車両のチェックは必須です。
細かい車両整備をするわけではありませんが、パンクの有無やライトの確認などを行います。
各事業所で車両チェック表などを用意していると思いますので、ミスのないように確実に確認しましょう。
ガソリンチェック
送迎途中でガス欠になることのないように、ガソリン残量のチェックも必ず行います。
送迎
自宅や学校と、デイサービス間の送迎を行います。
平日では学校にお迎えに行くことも少なくありません。
休日は自宅とデイサービス間の送迎が多いのではないでしょうか?
当たり前ですが、普段以上に安全運転に努めましょう!
送迎時の介護
身体に障がいのある児童の送迎も考えられます。
送迎時には車両と自宅間などの介護が必要なときもあります。
二種免許は必要?
放課後等デイサービスの送迎に二種免許は必要ありません!
道路交通法第八十六条によると、
とあり、デイサービスの送迎は、「利用している児童のみが対象であること」「行き先が固定していること」「運賃が発生しないこと」などから、二種免許は不要となっています。
また児童指導員などが行う送迎で、大型の送迎バスを運転することはほぼないので、中型免許を持っていれば特に問題はありません。
ここまで、送迎業務の内容を説明してきました。
ここからは、安心して送迎業務を行うために、送迎時の注意するポイントを紹介していきます。
送迎業務の注意するポイント!
ここから説明する注意するポイントは、言われると当たり前のことだと思いますが、実際業務中にミスの目立ちがちな点を紹介しています。
ミスを確実に減らすために、再確認していきましょう!
準備物を忘れない
送迎に出るとき忘れてはならないのが、運転免許証や携帯電話です。
運転免許証は当然、携帯電話も必須。
急な利用変更や緊急時の対応など、多くの場面で必要になることがあるので、携帯電話も忘れずに持参しましょう。
シートベルトは後部座席でも忘れずに
シートベルトも忘れずに締めていただくようにしましょう。
とくに後部座席の児童は、シートベルトを外していても気づきにくいので、ときどきは確認を!
走行中のロックは必須
送迎時は走行中のドアロックも必須です。
最近の車両は自動ロックのタイプも増えていますが、ドアロックをしていないと誤ってドアレバーを引いてしまう児童もいるので、走行中は必ずドアロックをしておきましょう。
時間に余裕を持つ
放課後等デイサービスのスタッフは送迎業務だけをしているわけではなく、日によって療育支援などでバタバタしてしまうことも。
でも送迎は事故の危険もある仕事。
いくら忙しくても時間に余裕をもって、ゆったりとした気持ちで運転しましょう。
少しの傷も必ず報告すること!
送迎中に事故を起こしたり車をぶつけたりすることは、できる限り避けたいですが、ちょっと壁や路肩に車をぶつけてしまうことはあると思います。
ちょっと当たったぐらいなら、傷もほとんどないかもしれません。
でも、ちょっとした傷でも必ず事業所への報告は忘れずに!
実際ちょっとした傷なら特に支障はないかもしれませんが、見えないところに故障があるかもしれません。
安全な送迎のために、少しの傷では必ず報告しましょう!
降車したあとの車内の確認
あり得ないことですが、車内に児童を置き去りにしてしまい、児童の身に危険が及ぶ事故がニュースになる例が発生しています。
降車した後の車内の確認は必ず行いましょう。
ニュースのような事故は普通にはあり得ないことですが、自分たちは絶対大丈夫と思わず、事故防止のために必要以上の確認が必要です。
送迎時の注意するポイントをいくつか紹介しました。
気をつけるポイントがいくつもあって大変そうに思うかもしれませんが、送迎は実際やってみるとそんなに難しい業務ではありません。
そんなに難しくないからこそ、悪い意味で「慣れ」ないように気をつけることが大切です。
もしも事故を起こしたらどうする?
交通事故への対応
送迎業務のなかでももっとも気をつけるべきものは交通事故ですが、交通事故は、自分に過失がなくても、予期せぬときに怒ってしまうことも。
万が一交通事故を起こしてしまったときは、その後の対応がとても重要です。
乗車児童と事故相手の状況確認
まずは乗車している児童と事故相手の状況を確認します。
怪我の有無など、早急に対応が必要なこともあるので、真っ先に状況確認を行いましょう。
安全の確保
状況確認と同時に安全の確保も大切。
乗車児童と事故相手の安全な場所への移動を行い、二次災害を防ぐため、事故車両も道路の路肩などへ移動させます。
現場の保存という観点では事故が起きたままの状態で停めておいた方が原因究明には良いのですが、二次災害を考えると安全な場所への移動が賢明です。
事故車両を移動させる場合は、携帯電話で現場写真を撮影しておけば証拠も残すことができますね!
救急・警察・施設への連絡
安全の確保ができたら、負傷者がいる場合何より先に救急へ連絡を!
また相手がある場合、どんなに小さな事故でも警察への連絡は必要です。
さらに施設へも必ず行い指示を仰ぎましょう。
各施設には事故を起こしてしまったときの対処法など、マニュアル化されていると思います。
もしものときのために、マニュアルを確認し頭に入れておきましょう!
転倒事故や急変への対応
送迎時には交通事故以外にも、「転倒事故」「利用者の急変」などが起こることがあります。
このような事故等が起きた場合も、交通事故同様に、利用者の安全確保を第一に、救急への連絡や施設へ応援要請を行いましょう。
事故が起きたときはどうしても焦ってしまいがちですが、施設の指示を受けながら落ち着いて対応しましょう。
まとめ
今回は放課後等デイサービスの送迎業務の内容や事故を起こしてしまった時の対応方法について紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- 放課後等デイサービスの送迎業務には、運転以外に車両チェックや送迎時の介護などがある。
- 送迎時には走行中のロックや降車した後の車内の確認など注意するべきポイントがある。
- もしも事故を起こしてしまったら、状況確認後速やかに安全核確保を行い、救急等への連絡などが必要で、対応の流れはしっかり確認しておくことが大切。
放課後等デイサービスの送迎は、気をつけるべきポイントはありますが、しっかり準備できていれば、そんなに難しい業務ではありませんね!
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