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福祉ネイリストってどんな仕事?資格や給料、働き方を解説

この記事では、福祉ネイリストについて、その仕事内容や働くために必要な資格、給与や待遇について紹介しています。
福祉ネイリストに興味がある方は参考にしてみてください。

福祉ネイリストの概要や仕事の内容

福祉ネイリストとは

高齢者や障がいを抱える方など介護が必要な方に、ネイルをとおして癒しや感動を与える職業です。

福祉ネイリストの仕事内容

利用する人は、体に何らかの障がいを抱えている人が多く、基本的にサロンに来店していただくのではなく、利用者を訪問してネイルを行います。
訪問先は個人宅のほか、有料老人ホームや介護老人福祉施設などの介護施設、医療機関、障がい者支援施設など多岐にわたります。

一般的なネイルサロンでは、来店されたお客様に、マニキュアやジェルネイルを行い、爪を綺麗に魅せることがメインの目的になります。
一方福祉ネイリストは、美しく見せることも大切ですが、爪の清潔を保ったり、施術しながらコミュニケーションをとることで精神的な安定を図ったりすることも大切な仕事になります。

また福祉ネイリストはそれのみで働くというよりは、ネイルサロン等に所属し、依頼があった場合に訪問して実施することも多く、通常のネイリストの仕事と並行して行うことも少なくありません。

福祉ネイリストとして働くために必要な資格

福祉ネイリストとして働くために、必ずしも資格は必要ありません。
ですが、福祉ネイリスト認定制度というものがありますので、ここで紹介しておきます。

福祉ネイリスト認定制度とは

一般社団法人日本保健福祉ネイリスト協会の認定校にて、講義や実技講習を受講後、実技試験と実地研修を経て、福祉ネイリストの資格をとることができます。

認定カリキュラムの内容

認定カリキュラムには以下のようなものがあります。

講義や実技講習

講義では、福祉と介護を取り巻く社会や高齢者や障がい者が抱える疾病、爪や皮膚の病気やトラブルなどの基礎知識を学びます。
また実技講習ではカラーリングやペイントアートの練習、モデルを使ってのネイルの練習なども行います。

実技試験

講義や実技講習が修了したら、実技試験も用意されています。
試験なので合格が必要です。

実地研修

担当講師同行のうえ、3時間程度の実地研修を受けて、認定カリキュラム修了となります。

資格をとるためのカリキュラムは、合計で約25時間の講習、研修が必要で、しっかりとした学習ができる内容となっています。

福祉ネイリストがもっていると役に立つ資格

福祉ネイリストは資格が必須ではないと説明しましたが、やはり就職するにはネイリストの資格がないと難しいでしょう。
ここではもっていると役に立つ資格をいくつか紹介します。

JNECネイリスト技能検定

もっともポピュラーなネイリスト資格ともいわれているのが、「NPO法人 日本ネイリスト協会」主催のJNECネイリスト技能検定。
検定試験は入門資格の3級から、サロンで働くのに現実的に必要になる2級、国際ライセンスと同等ともいわれるスペシャリストの1級まであります。
ネイリストとして働くなら、2級以上の資格取得がおすすめです。

JNAジェルネイル技能検定

現在主流となっているジェルネイル技能を身につけられるのがJNAジェルネイル技能検定。
検定試験は、ベーシックを身につける初級試験、サロンで働くプロとしての必要な技能を身につける2級試験、ジェルネイルのスペシャリスト1級があります。

ネイルサロン衛生管理士

ネイルサロンの衛生管理に関わる資格です。
日本ネイリスト協会の「ネイルサロン衛生管理自主基準」に沿って行われる講習会を受講し、筆記試験に合格することで取得できます。
JNAの認定ネイルサロンに就職するには、この資格が必須となっており、その有用性は高まってきています。

介護職員初任者研修

介護職員として最低限身につけておくべき知識や技術を習得するための資格。
介護職の入門的資格で、高齢者や障がい者に関わる福祉ネイリストがもっていると、より効果的な施術が可能となるでしょう。
資格の取得には、130時間の研修受講&筆記試験への合格が必要で、受講に資格要件はないものの、介護に関わったことがない人には少しハードルの高い資格かもしれません。

福祉ネイリストに向いている人は?

一般的なネイリストに向いている人

通常ネイリストを目指す人は、

・ネイルが好きな人
・接客業が好き
・細かい作業が得意

な人が多いのではないでしょうか?

一般的なネイリストも福祉ネイリストも向いている人に大きな違いはありません。
ただし福祉ネイリストの仕事は、見た目の美しさだけでなく、お客様のQOL向上を目的として行われるものであり、向いている人も若干違いがあります。

福祉ネイリストに向いている人

ネイルが好きな人

ネイルが好きではない人にネイリストは務まらず、ネイル好きはいうまでもありませんね!

人のために尽くしたい人

ネイルやおしゃれに興味があるだけでなく、誰かを笑顔にしたり、人のために尽くしたりしたいという気持ちの強い人は、この仕事に向いています。

利益よりも社会貢献に興味がある人

福祉ネイリストは現状大きな収入が得られる仕事ではありません。
利益よりも、自分のネイリストとしての技術を障がいのある方などに提供し、社会に貢献したいという人は、この仕事に向いているでしょう。

それでは最後に福祉ネイリストの給与や待遇について紹介します。

福祉ネイリストの給与や待遇は?

福祉ネイリストの給与・収入

この職種はまだ新しく、求人募集は非常に少ない状況です。
収入は一般的に、一施術が1,000円~3,000円あたりが相場といわれています。
まだこの仕事だけで生活していくのは難しいのが現状といったところでしょうか?

福祉ネイリストの現状と将来性

現在の求人状況で考えると、福祉ネイリストとして就職することは少し難しいかもしれません。
現実的には、個人でネイルサロンを開業し、スタンダードなネイルサロンとして営業しながら、並行して福祉ネイリストとして活動していくのが一般的ではないでしょうか?
とはいえ少子高齢化が急速に進む現在、需要は徐々に上がってくるかもしれませんね!

まとめ

今回は福祉ネイリストについて、その仕事内容や働くために必要な資格、給与や待遇について紹介しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 福祉ネイリストは、高齢者や障がいのある方など、介護が必要な方にネイルのサービスを提供する職業のことである。
  • 働くためには必ずしも資格は必須ではないが、「福祉ネイリスト」の資格取得がおすすめ!
  • その他のおすすめの資格には、「JNECネイリスト技能検定」「JNAジェルネイル技能検定」や「介護職員初任者研修」などがある。
  • 給与のめやすは、一施術1,000円~3,000円あたりが相場となっており、この仕事だけで生活していくのは少し難しい。

少子高齢化が進むなか、福祉ネイリストの需要は高まってきそうですね!

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