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サービス提供責任者の将来性や次のキャリア、とるべき資格は?沖縄の求人状況も

訪問介護で重要な職種・サービス提供責任者について将来性やキャリアアップ、キャリアチェンジの可能性を解説します。
現在サ責としてがんばっている人、これからサ責になりたい人はぜひ参考にしてください。
沖縄の求人状況についてもお伝えします。

サービス提供責任者になるには?

サービス提供責任者は訪問介護事業でとても重要な職種です。
サービス提供責任者となるために必要な資格についてはこちらの通りです(沖縄県の場合)。

沖縄県 サービス提供責任者資格要件

・介護福祉士
・介護福祉士実務者研修修了者
・介護職員基礎研修修了者
・訪問介護員養成研修1級課程修了者
・看護師又は准看護師
・保健師

参考情報:沖縄県指定居宅サービス等の従事者に関する資格要件チェックリスト
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/korei/shido/kaisei/documents/siryo6.pdf

サービス提供責任者になるための最短ルートについては介護福祉士実務者研修修了をして資格要件を満たすことです。
無資格から介護福祉士実務者研修を受講することもできますが、初任者研修を修了をしていない場合、修了後半年間は修了証が発行されませんので、まずは初任者研修を受講することをおすすめいたします。
また初任者研修と実務者研修は同時に受講することができます。

参考情報:沖縄ガレッジ 令和4年度・実務者研修の募集のご案内

サービス提供責任者の将来性とは?

サービス提供責任者は訪問介護事業ではひとつの区切りともいえるポジションです。
では、その先にはどんなキャリアがあるのでしょうか。

サービス提供責任者は訪問介護の管理者、ケアマネジャー、通所介護の相談員の在宅介護サービスから介護施設の相談員や現場責任者、施設長といった職種を目指せます。
また、障がい者支援事業のサービス管理責任者への転身も可能です。
サービス提供責任者の仕事内容は現場から管理業務まで幅広いため、キャリアアップやキャリアチェンジがしやすいとも言えます。

具体的なキャリアアップ等についてみていきましょう。

サービス管理責任者からキャリアアップ、キャリアチェンジについて

サービス提供責任者からキャリアアップ、キャリアチェンジ等についてお伝えいたします。

キャリアアップの可能性

サービス提供責任者からキャリアアップできるおもな職種には訪問介護事業所の管理者、居宅介護支援専門員(ケアマネジャー)があります。

訪問介護事業所の管理者

サービス提供責任者はおもに訪問ヘルパーの業務管理、調整、訪問介護の利用者へのケアプラン作成などを行います。
一方、管理者は事業所の管理(スタッフの採用、人事評価、金銭管理全般・利用者の情報管理など)、行政の対応と事業所の運営を行います。
管理者になるための資格要件はありませんが、実際にはある程度経験が必要です。
訪問介護事業をよく知るサービス提供責任者なら管理者にキャリアアップしやすいといえます。
また管理者とサービス提供責任者の兼務することもできます。

居宅介護支援専門員(ケアマネジャー)

サービス提供責任者の経験を活かせる職種としては居宅介護支援専門員があります。
多くのサービス提供責任者が目指す資格でもあります。
居宅介護支援専門員がゴールではなく、次の上位資格の主任介護支援専門員となる研修を受けて更なるキャリアアップも可能です。
独立も目指せる職種でもあります。

キャリアチェンジについて

キャリアチェンジする場合には、通所介護事業の生活相談員や管理者、有料老人ホームの相談員や施設長、障がい者支援事業のサービス管理責任者といった職種があります。

通所介護事業の生活相談員・管理者

生活相談員は通所介護サービスの利用調整、通所介護のケアプラン作成、ご家族・ケアマネジャーとの連絡調整がおもな業務で、サービス提供責任者と同じような仕事内容です。
キャリアデザインを考えたときには一番スムーズにキャリアチェンジが実現できるでしょう。

有料老人ホームの相談員・施設長

住宅型有料老人ホームでは訪問介護の併設している所がありますので、サービス提供責任者の経験をそのまま活かすことも可能です。
また有料老人ホームの生活相談員となり、その後は施設長へのキャリアアップも可能です。

障がい者支援事業のサービス管理責任者

名称が似ているため、間違えてしまいがちなサービス管理責任者は障害福祉サービスを提供する事業所に配置が義務付けられている障がい者支援事業所全体のまとめ役です。
利用者個々のアセスメントや個別支援計画の作成、支援計画に基づくモニタリング、職員の技術指導などの役割を担っています。
こちらも対象が障がい者に変わりますが、業務内容はサービス提供責任者に通じるものがありますのでキャリアチェンジしやすい職種です。

キャリアアップ・キャリアチェンジの事例紹介

実際にサービス提供責任者からキャリアアップ、キャリアチェンジした事例をご紹介します。

キャリアアップの例:居宅介護支援専門員になったAさん

Aさん:40歳・女性
取得資格:初任者研修・実務者研修・介護福祉士・居宅介護支援専門員
キャリア:事務員→訪問ヘルパー→サービス提供責任者→居宅介護支援専門員

高校卒業後、運送会社の経理事務を行い、4年後に社内結婚。
その後退職し、子育てを中心にした生活を約10年が経過したときに「子育てもひと段落がついたのでパートを始めようか~」とたまたま自宅近くに改行した訪問介護事業所のパート事務員に応募し採用されました。

オープニングの事業所で和気あいあいとした雰囲気の中で働くうちに、訪問介護の管理者から「Aさんは他のヘルパーの話を聞く姿勢が良いので、介護の仕事に向いているからぜひ初任者研修を受けてみたら」と言われ、初任者研修を受け修了。
訪問介護の業務に携わることになりました。

慣れない訪問介護の仕事でしたが、それと同時に「やりがいのある仕事」だと感じるようになり、実務者研修を修了。
さらに経験を積んで介護福祉士に合格し、サービス提供責任者になりました。
サービス提供責任者を約5年経験して、介護支援専門員の試験を受けて合格。
併設している居宅介護支援事業所のケアマネジャーになりました。
さらなるキャリアアップを目指し、現在は主任介護支援専門員の研修を受けています。

キャリアチェンジの例:通所介護事業所相談員になったBさん

Bさん:45歳・男性
取得資格:初任者研修・実務者研修・介護福祉士・社会福祉主事任用。
キャリア:サービス提供責任者→通所介護事業所生活相談員

大学を卒業後、不動産会社に就職、賃貸紹介などの業務を担当しておりました。
入社3年後に高齢者住宅の紹介を担当になり様々な高齢者住宅を紹介するうちに介護の仕事への興味が生まれ、初任者研修を受講。
不動産会社を退職し、サービス付き高齢者住宅の訪問介護部門に転職しました。

サービス付き高齢者向け住宅では棟内(住宅内の訪問介護サービス)・棟外(一般の住宅に住む訪問介護サービス)とわかれてそれぞれの訪問介護サービスを行っていました。
Bさんは棟内のチームに配属。
不明な点があれば確認できる職場環境もあり、Bさんも業務により関心を持つようになり、さらに資格が取りたいと実務者研修を受講。
入社後3年目でサービス提供責任者になりました。
戸惑いながらも一生懸命に業務を行い、翌年には介護福祉士を受験し取得しました。

さらに2年後、同社が通所介護サービスを開始するにあたり、Bさんは会社から生活相談員の打診を受けました。
社会福祉主事任用資格の研修を受け、生活相談員に。
サービス提供責任者の業務経験を活かし、生活相談員として活躍、現在は通所介護事業所の管理者兼生活相談員として活躍しています。

 

キャリアアップ、キャリアチェンジのために取るべき資格は?

サービス提供責任者からキャリアアップ、キャリアチェンジを目指すときに取得しておきたいおもな資格は次の通りです。

国家資格
・介護福祉士
・認定介護福祉士

公的資格
・介護支援専門員
・主任介護支援専門員

検定試験
・福祉環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対して「安心した住みやすい環境」について専門家の立場からアドバイスをする資格です。
訪問介護のサービス管理責任者が取得する事により、利用者の住環境についてのアドバイスが可能になりより充実した在宅での生活についての総合的なサポートが可能になります。

参考情報:福祉住環境コーディネーター検定試験 https://kentei.tokyo-cci.or.jp/fukushi/

任用資格
・社会福祉主事任用
・サービス管理責任者

実務経験の要件:社会福祉主事任用資格所有者、介護職員初任者研修修了者、保育士、児童指導員任用資格者、精神障害者社会復帰指導員任用資格者は5年以上の直接支援業務。

参考情報:沖縄県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者研修について
https://www.pref.okinawa.jp/site/kodomo/shogaifukushi/old/18243.html

 

沖縄県のサービス提供責任者の求人状況について

沖縄県のサービス提供責任者の求人の状況はどのようになっているのでしょうか。
直近の求人情報からまとめました。

平均給与について

インディードによると、沖縄県でのサービス提供責任者の平均収入は次の通りです。
月給・時給の平均額を目安にサービス提供責任者の求人を探すと、一定の水準の事業所を選ぶことができるでしょう。

 ・平均年収 2,990,577円
・平均月収 211,738円
・平均時給 1,047円
※138件の給与報告、最終更新日: 2022年3月8日
※沖縄県のサービス提供責任者平均給与について:インディード

具体的なサービス提供責任者の求人について

ジョブメドレー掲載のサービス提供責任者の求人は16件です(令和4年3月現在)。
求人の傾向を確認してみましょう。

勤務形態

正社員 14件
契約社員 2件

サービス形態

訪問介護事業 12件
有料老人ホーム 4件

給与・賞与について

18万円以上 13件
20万円以上 11件
25万円以上 5件
賞与支給有り 11件
交通費支給 11件

休日関連について

週休2日制 8件
育児休暇あり 4件
年間休日120日 1件

福利厚生について

社会保険完備 11件
研修制度   7件
退職金制度  1件

応募要件

介護福祉士 12件
未経験者  10件
ブランク可 7件

その他

車通勤可 12件
残業ほぼ無しは2件

参考情報:沖縄県のサービス提供責任者求人について
https://job-medley.com/km/pref47/

こうした情報にもとづいて、ご自身の希望はもちろん、待遇のよい事業所を探して応募しましょう。

まとめ

サービス提供責任者のキャリアアップ、キャリアチェンジの可能性について確認してきました。
資格からも仕事内容からも様々な道が考えられる将来性のある職種だとわかりましたね。

この記事のまとめ

  • サービス提供責任者の要件を満たす最短コースは初任者研修・実務者研修修を同時に受講すること。
  • サービス提供責任者は管理者、居宅介護支援専門員などへのキャリアアップ、通所介護事業の生活相談員、有料老人ホームの相談員、施設長へのキャリアチェンジも図れる。
  • 介護福祉士等キャリアアップ、キャリアチェンジに不可欠な資格のほか、福祉住環境コーディネーターも在宅介護のスペシャリストになるには有効。
  • 沖縄県のサービス提供責任者の平均給与は21万円、時給1047円を基準として、気になる求人を照らし合わせることにより求人を選ぶ目安となる。

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【募集番号0076:】訪問介護あろは ぎのわん:サービス提供責任者