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介護職の新人はまず何から始めればいい?未経験から仕事を覚えるコツを伝授します。

未経験から介護の仕事を始める方へ仕事をはじめる前の心構え、仕事を覚えるコツや仕事の内容について説明します。
これから介護の仕事に就こうと思っている皆さんは、ぜひ参考にしてください。

介護の仕事をする前にしておきたい事とは?

介護未経験の方が介護の仕事をする前にぜひやっていただきたいことは、就職・転職先の事業所や施設の情報を理解しておくことです。
面接の時にパンフレットを渡してもらえる事業所や施設もありますが、いただけない場合はご自身から「事業所のパンフレットをいただけませんでしょうか?」と尋ねましょう。
事業所側も「この人はやる気があるな~」との印象を受けますし、こちらもいろいろな情報がわかりますので、お互いに良い効果が得られます。

また事業所のホームページや介護サービス情報公表システムから情報を得ることができます。
介護サービス情報公表システムに記載されている情報は、まず全体的に目を通しましょう。
下記4つの点については、今後仕事を行う上で知っておきたい情報です。
特に利用者情報では介護度別の人数、男女比、年齢構成なども知ることにより勤務先での利用者のイメージができると思います。

・事業所の運営方針
・サービスの特色
・従業者情報
・利用者情報
※沖縄県 介護サービス情報公表システム
https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/47/index.php

新人介護職として最初に覚える事とは?

管理者として新人の介護職の方には必ず「利用者・入居者さんの名前を憶えてください」とお伝えします。
介護業務は身体に触れたり、身の回りの支援を行いますのでその方の名前があいまいですと、利用者・入居者が不安を感じ、介護記録なども記入できません。
もちろんいきなり全員を覚える事は不可能ですので、研修期間中に徐々に覚えていくことになります。
また元気な挨拶をすることで、利用者・入居者に対して好印象を与えます。
あいさつはすべての基本ですので必ず実行してください。

職種別利用者・入居者の名前の覚え方とコツとは?

介護職未経験の方が最初に苦労するのが、利用者や入居者の名前を覚えることです。
これは職種によって異なります。職種別にご説明をいたします。

訪問介護(ホームヘルパー)

一番覚えやすいのが訪問介護です。
訪問介護は1:1の関係性により介護・支援を行いますので名前もとても早く覚えます。
名前とともにご自宅の場所もおぼえますが、訪問介護ではご自宅の場所を覚える方が難しいかもしれません。
ご自宅の場所は、サービス提供責任者や担当の訪問介護員と同行訪問した時に目安となる建物(お店・コンビニ・病院など)を覚えると道を間違えても修正しやすいでしょう。
現在は地図アプリなどもありますが、基本的には印刷した地図で利用者宅の道のりを確認してください。

介護施設(特別養護老人ホーム・老人保健施設・有料老人ホームなど)

介護施設では数多くの入居者がおりますが、365日24時間を施設で過ごしますので、入居者の名前を覚える機会が数多くあります。
施設にもよりますが、食堂のテーブルに名前が記載されている場合がありますし、車いすや杖などに名前が記載されています。
また施設の場合は入居している部屋番号と名前を一緒に覚えることもできます。
覚え方としては部屋番号をメモをしてその横に利用者のフルネームと特徴(出身地・車いす使用・杖歩行・眼鏡を使用・顔の特徴・話し方など)書くことで覚えやすくなります。

通所介護(デイサービス)

一番覚えにくいと言われるのが通所介護(デイサービス)です。
曜日により利用者が変わるからです。
小規模10名前後の地域密着型通所介護では早期に名前を覚える事ができますが、1日の利用者が30名以上の通所介護事業所では、業務中のコミュニケーションが取れない利用者も出てきます。
大型の通所介護では利用者一覧表を作成していますので、その日の利用者の名前をメモをして特徴などを書いてください。
覚えた利用者から一覧表へ〇をつけていきましょう。
名前がわからない場合はその都度他のスタッフに確認してください。
また通所介護では送迎サービスがありますので、名前とともに自宅の場所を覚えます。
自宅の場所はナビにて導かれますが、明細地図などでも確認してください。

業務前の研修内容とは?

事業所・施設へ入社、入職後に研修がはじまります。
研修の内容については職種や規模により変わってきます。
今回は一般的な研修内容についてお伝えします。

勤務について

勤務開始時間10分前には業務できる準備・環境を整える。
また当日の業務内容を把握し、利用者・入居者の前回・前日までの状況を把握できるようにする。
業務終了後に当日の業務内容について、利用者・入居者についての記録の漏れがないか確認をすること。

整理整頓について

スタッフに・職員として常に環境保全を意識すること、清掃業務以外でも環境整備を意識し、ゴミが落ちていたら、常に拾う心構え。
使用した備品や物品は元の位置に戻すこと。
環境整備について他職員とも共有すること。

ビジネスマナーについて

言葉づかい。(適切な敬語の使用方法)来客応対(ご家族・外来者など)、電話応対。
入居者のお部屋へ 訪問する時はノックをし、「失礼します」と言って訪問をする。
笑顔で丁寧に誰にでも挨拶が出来るようにすること。

規律

職場の規則や指示をよく理解し、率先して規則を守る事。就業規則についての理解、施設内ルールの理解など。

コミニュケーション

相手(利用者・入居者)を敬いながら、業務に適切な情報の聞き、その内容について他のスタッフへ共有すること。
相手の目を見て人の話を聞くこと。
相槌を打ちながら相手の 話を理解すること。
自分自身の業務以外にも周りに目を向けることができるようにする。かけ声をかけることができ、 自身の業務以外を手伝えをしてチームワークを意識すること。

介護保険について

介護保険の基本的な知識、事業所・施設で行う介護保険サービスの内容についての講義。

報・連・相(報告・連絡・相談)

わからないことがあれば相談することの重要性、報告すべき内容の理解。
相談するときに自らの意見を含めて相談ができること。
事故が発生した時の内容について冷静にて対応するなど。

ケアプラン

利用者・入居者の介護、介助を行う際は必ずケアプランを読むこと。
指示書に記載している業務を行う。

記録の書き方のコツとは?

介護職の未経験の方に「介護の仕事をはじめた時に一番困っている事は?」と聞くと「記録の書き方がわからない」と言われることがよくあります。
介護の仕事の基本は記録を書くことかもしれまん。
そこで、記録の書き方についてのコツをお伝えいたします。

記録を記入する意味、目的について

介護でとても大切な「記録」には次のような意味・目的があります。
・他のスタッフ、ご家族との情報共有のため。
・交代勤務ごとの記録を参照しながら利用者・入居者への介護・介助を行う。
・自ら行った介護・介助の振り返り。
・ケアプランの見直しを行う際の基本的な情報。
・利用者・入居者の生活の質の向上につながる。

記録の書き方について

記録には次のような点をしっかりと記載しましょう。

・利用者・入居者の変化(顔色が良くない・熱が出ている)や訴える事(食欲がない・眠れない)
・対応した時のようす(体がだるいとの訴えがあり検温すると熱(37.9度)が出ていたため、看護師へ報告し、解熱剤を服用するようにと指示を受ける)
・結果どうのようになったか(解熱剤を服用し、約6時間後検温すると36.4度まで下がり、本人も「大丈夫!身体のだるさはない。」と話される。)

わかりやすい記録を書くためのコツはこちらです。

・記録を書くことに慣れる:記録を書くことにより、書くことになれ、何が必要であることがわかるようになる。
・先輩スタッフの記録を見る:先輩スタッフの記録の書き方を良く読むことで、記録の書き方のコツがわかります。自分のための記録ではなく、他の人が見てもわかる記録を書きます。
・記録を書く前にメモを取る:記録する時には時間やバイタルサイン測定の数値などの具体的な事柄を記入しますので、その時にメモを取ることで忘れずに記入する事が出来ます。

記録のポイントとは?

5W1H「いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように」を意識して書きましょう。
例:「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように行い」「結果がどのようなものであって」「その事実をどのように評価し」「どのような対応が取られたか」

正確に書くことはもちろん重要です。
前にも触れましたが、起きた事、事実を書きます。
事実の記録はには必ず時刻・場所・情報は誰から得たのかを記録します。

公的な文書であることも認識して記載しましょう。
記録を記入する時は記録者の名前を書きます。
これは記録の責任を持つ意味と事故などが起きた時の証拠にもなります。
記録は公的な文書であることを十分理解し、適切に記載しましょう。

これらを踏まえた記録の例をご紹介します。

記録の例
深夜1時の巡回時に〇〇さんのお部屋から物音がしたためノックして訪室すると、上半身が裸の状態でベッド上で起き上がっている様子のため「どうしましたか?」と声がけし、バスタオルを体にかけた。本人より「何だか寝苦しい感じがしてと」と話され「寒気や具合は悪くないですか?念のためお熱を測りましょう」と促し、午前1時5分、体温を図ると36.4℃と平熱。少し汗ばんでいたため、清拭を行い下着、パジャマ上を着替える。「体を拭いてもらってさっぱりした」と笑顔にて入眠された。

新人介護職として身につけたい事とは?

そのほか、実際の業務を行う時に身につけたいことをまとめました。

身に着けたいこと

・介助方法について基本技術を理解し、相手に対して安全に介助をすることができる。
・利用者・入居者の体調不良や状態の変化に気づくことができる。
・基本的な記録(食事量・排泄・バイタル測定(体温・血圧・脈拍)が正確に書ける
・現場で起きたこと、家族からの問い合わせ、分からないことについて報告・連絡・相談をする心構えを持つ。
・自ら、利用者・入居者へ積極的にコミュニケーションを図ることができる。
明るい雰囲気でのあいさつ、笑顔にて利用者・入居者との対応ができる
・利用者・利用者・入居者の話を聞く時は、相手の同じ目線を意識し、時折相づちを打ちながら聞く姿勢

スキルアップについて

介護の仕事を始めたらスキルアップにも興味が出てきますよね。
スキルアップに向けては次のように取り組むのがおすすめです。

・介護保険制度の基本的な知識を得る。(介護認定・介護報酬・サービスの内容)
・介助法や記録の書き方の研修へ参加。
・介護職向けコミュニケーションについての書籍を読む。
・認知症介護基礎研修の受講(令和6年度より、無資格者の方は研修受講が義務化される方針です)
・介護職員初任者研修の受講

まとめ

介護職未経験の方が仕事を覚えるコツをまとめました。

この記事のまとめ

  • 介護の仕事をする前にすることは就職・転職先の情報を得ておく。
  • 介護の仕事は利用者・入居者の名前を覚えるところから始める。
  • 記録の書き方はその場で起きたことを正確に書くこと。
  • 業務中は常にメモを取り、記録を書く時の資料とする。

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