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発達障害の児童の小学校入学時の注意点を解説!放課後等デイサービスに行った方がいい?

小学校入学は子どもにとって大きな転機です。
特に発達障がいの子どもを持つ保護者にとっては嬉しい反面、子どもが新しい環境に馴染めるか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では発達障害の児童が小学校に入学する際の注意点と、放課後等デイサービスを利用するメリットについて解説しています。

幼稚園や保育園と小学校はどう違う?


幼稚園・保育園は基本的な生活リズムを身につける場であるのに対し、小学校は教育をメインとして過ごす場です。
保育園に比べ幼稚園は教育要素が含まれていますが、タイムスケジュールはゆったりと設けられており、先生の手厚いサポートを受けながら基本的な生活動作を習得していきます。

一方小学校では、45分を1コマとした時間割に沿って授業を受けます。
決められた時間内に、トイレや次の授業の準備をしなければなりません。
幼稚園や保育園ではトイレの失敗も着替えも手伝ってくれる先生がいますが、小学校では児童20~30人に対して先生1人なので、園ほど手厚くはありません。

教育メインの小学校生活へスムーズに移行していけるように、幼稚園や保育園のうちから社会性や基本的な生活動作の基盤を作り上げておきたいものです。

小学校入学までに身につけたい生活習慣


新たなステージへ子どもを送り出す親としては、喜びの反面不安もつきものです。
小学校入学までにどのような生活習慣を身につけておけば良いでしょうか。ここでは、おもなものを紹介します。

あいさつができる

コミュニケーションの基本となるあいさつは、集団生活の場において非常に重要です。

発達障がいの特徴として、会話のキャッチボールが苦手というものが挙げられます。
「あいさつしよう」という漠然とした指示を汲み取るのも難しいので、具体的な場面と行動を繰り返すことが効果的です。

衛生管理ができる

小学校ではトイレや給食の前後など手洗いの場面も多いため、衛生管理を自分で行える必要があります。

万が一下着を汚してしまったなど、一人では対処が出来ないようなシーンでも、先生にヘルプが出せるようにシミュレーションしておくと安心です。

ひとりで着替えができる

小学校では体育やプール・身体測定など着替えの機会も増えてきます。

ひとりで着替える、脱いだ服を畳む、片づけるまでの工程を日頃から繰り返すことで習慣づけることが大切です。

時計を見て行動する

小学校生活では時間割に従って行動します。
時計の読み方は一年生の算数で学びますが、アナログ時計を見て行動する習慣を身につけておくと、小学校生活に馴染みやすいでしょう。

発達障害を持つ子どもは、時間の感覚など目に見えづらいものへの理解が難しいケースもあります。
進み具合が目で見てわかるタイマーを使うなど、視覚的なアプローチを行うのも有効です。

おうちの手伝いができる

クラスの中で子どもたちが役割分担して、日直や給食当番・係などを行います。

これは家庭においてお手伝いをすることと同じです。小さなことでも良いので、家庭の中で役割を作って毎日続けてみましょう。

登下校

保育園・幼稚園とは違い、小学校では自分で登下校しなくてはなりません。
普段から通学路を一緒に散歩しながら、信号の見方や交通量が多く危険なところなど、交通マナーについて触れておくことが大切です。

通学路をシュミレーションしておくことで、音や光などその場所特有の困りごとにも事前に対応できます。

小学校入学後、療育はどこに相談すれば良い?


発達障害を持つ幼児の多くは、児童発達支援を受けることで日常生活の自立支援や機能訓練を図っています。
しかし、児童発達支援は就学前の6歳までしか利用できません。
小学校入学という大きな環境の変化をサポートする、次の支援先となるのが放課後等デイサービスです。

放課後等デイサービスという選択肢

放課後デイサービスは、児童福祉法に基づいて運用される通所型支援施設です。
小学校入学から高校卒業までのお子さんを対象とし、放課後や夏休みなどに利用できます。
日常の困りごとを改善し、自立した社会生活に必要なスキルを身につけることを目標としますが、事業所によって得意分野は異なります。

低学年から放課後等デイサービスを利用するメリット

放課後デイサービス等の支援は、低学年のうちから利用することが望ましいとされています。
その理由として、以下のようなものが挙げられます。

支援の輪からこぼれない

児童発達支援は、小学校入学を前に支援が終了してしまいます。
今まで続けてきた療育が途切れてしまうだけでなく、相談できる場所がなくなることは保護者にとっても大きな問題といえるでしょう。

放課後等デイサービスを利用することで、学校や家庭においての困りごとや子どもと接し方について相談できますし、同じ環境にある保護者と交流を持てるというメリットがあるのです。

支援を柔軟に受け止めやすい

年齢が上がるにつれて自分なりのルールや小学校生活のリズムが固定してくると、それらを修正するのは容易ではありません。
小学校入学の環境が変わるタイミングで「放課後は放デイに行く」という習慣を作ることで、支援が受け入れやすくなります。

二次障害を早期に防ぐ

小学校では今まで感じることのなかった困り感や、経験したことのないトラブルが起きやすいものです。
これらを放置しているといじめや不登校・抑うつといった二次障害のきっかけになるケースも

放課後デイサービスには専門教育を受けたスタッフが在籍しています。
それぞれに合った適切な支援を受けることで、二次障害を早期に防ぐ効果が期待できます。

放課後等デイサービスを利用するにはどうすれば良い?


児童発達支援から放課後等デイサービスに移行するには、手続きが必要です。
保護者自身がプランを作成し利用までの手続きを行えますが、慣れない手続きが不安という方は相談支援事業所を利用しましょう。

相談支援事業所とは、利用者と放課後等デイサービスをつなぎ、福祉サービスの利用をお手伝いしてくれるところです。
株式会社ライフデザインには相談支援事業所を併設しており、見学・相談からサービス開始までワンストップでサポートいたします。
相談支援事業所を使った場合、利用開始までは以下のような流れです。

①利用したい事業所へ実際に見学に行く。
②相談支援事業所へサービスを受けるために必要な書類の作成依頼をする。
③障害児通所給付費支給申請書・障害児支援利用計画書・医師の診断書を自治体へ提出。(相談支援事業所が代行)
④支給決定し「通所受給者証」が交付されたら、事業所との契約を交わす。

まとめ

この記事では発達障がいを持つ児童の、小学校入学に向けた注意点や放課後等デイサービスを利用するメリットについて解説してきました。
株式会社ライフデザインでは複数の放課後等デイサービスや児童発達支援を展開しており、専門教育を受けたスタッフによるきめ細かな療育を行っています。
ご興味をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事のまとめ

  • 幼稚園・保育園が基本的な生活リズムを身につける場であるのに対し小学校は勉強がメインにな
  • 小学校入学までに挨拶や着替え、時計など基本的な生活習慣を身につけることで、小学校へとスムーズに移行できる
  • 放課後等デイサービスを利用することでプロによる療育を受けたり、地域との繋がりを作れるというメリットがある
  • 相談支援事業所を併設している放課後等デイサービスなら、見学からサービス開始までワンストップで手続きが可能になる