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放課後等デイサービス(児童デイ)の仕事は介護よりきついって本当?たいへんなところを正直に伝えます

放課後等デイサービスなど児童福祉の仕事への転職を考える際、「仕事がきつい」や「離職率が高い」などの声が目立つことに戸惑いを感じる方も多いのではないでしょうか?
この記事では放課後等デイサービスで働くスタッフのアンケート結果をもとに、仕事の大変さややりがいについてご紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。

放課後等デイサービスの仕事内容

放課後等デイサービスとは、小学1年生(6歳)~高校3年生(18歳)までの障がいや発達に特性のある児童が利用できる福祉施設です。
その名の通り、学校の放課後や夏休みなどの長期休暇に営業しており、家庭や学校とは違う「第三の居場所」としても大きな位置を占めています。
一日の簡単な流れは以下のようなものです。

①児童の受け入れ・あいさつ
各学校や家庭から送迎を行い、順次迎え入れます。
②おやつ・昼食
放課後の場合はおやつを、一日通園の場合は昼食をとります。食事のマナーやコミュニケーションを身につけられるよう、スタッフが手助けします。
③個別活動
児童の障がいや発育の特性に合わせて作成された「個別支援計画書」に沿って、軽作業やトレーニングに取り組む児童の見守りと指導を行います。
④集団活動・レクリエーション
季節に応じたさまざまな活動を企画・実行します。
⑤片付けや帰りの準備・見送り
使ったものを片付けたり帰り支度をサポートし、児童を見送ります。各家庭へ施設での様子を記載した連絡帳も持たせます。

放課後等デイサービスの仕事がきついと感じる4つの瞬間

児童福祉の仕事は社会的意義の高い仕事のひとつですが、一方で「きつい」「しんどい」という声があるのも事実です。
ここでは実際に放課後等デイサービスで働いているスタッフへ行ったアンケートをもとに、どういったシーンできつさを感じているのか掘り下げてみたいと思います。

①体力的にきついことが多い

福祉・介護の仕事全般に共通する意見として身体的な負担が大きいという点が挙げられます。
放課後等デイサービスを利用するのは高校3年生までの児童ですが、中学生ともなれば大人と変わらないような体格の子も珍しくありません。
活発に動く力の強い児童を相手にすると、どっと疲れてしまうという声があるのも頷けます。
他にもギリギリの人数で回している事業所などでは、シフトのやりくりに余裕がないので安心して休めなかったり、勤務時間中に仕事を片付けきれないというのが体力的な負担に繋がっているという意見もありました。

・多動傾向のある児童を一日相手にするのはきつい
・つねに全体を意識しながら、児童と向き合うので消耗する
・書類仕事や期日のあるものに追われがちでいつも余裕がない

②児童との接し方や支援の方法について悩むことが多い

一人ひとり異なった障がいや発達状況を抱えた児童たちの支援を行うにあたり、関係の築き方や指導の方向性に悩むという回答が多く寄せられました。
これは障がい児と接する仕事ならではの悩みといえそうですね。
それぞれの特性や個性を把握したうえで、児童の立場に立った指導を行う難しさを多くの方が感じているようです。

・課題やタスクに困り感を抱えている児童をどう導いてあげたら良いか悩んでしまう
・理解したい気持ちがなかなか伝わらない時に、言葉選びの難しさを感じる
・自分の進め方が果たしてその児童に合っているのか、自信をなくしそうになる
・関わり方が難しい児童と、どのようにコミュニケーションを取れば良いか悩むことがある

③保護者とうまく接することができない

保護者とのコミュニケーションや関係構築も放課後等デイサービスで障がい児の支援を行ううえで大切なことですが、それだけに悩みの種になることも多いようです。
たとえば児童同士のトラブルに起因するクレームや苦情などは、保護者自身が現場を見ていないので伝わりにくい部分があります。
さらにケアに対する方針の違いですれ違いが生じるなど、保護者とのやりとりに大変さを感じるという意見も聞かれました。

・保護者からのクレームや苦情などにうまく対応できないことがある
・児童だけでなく保護者にも寄り添った支援を行うことが必要だと感じる
・保護者からの相談にきちんと答えを出せていないのではないかと悩むことがある

④児童を預かるうえで、事故やトラブル防止に神経を使う

放課後等デイサービスで働くスタッフが最も神経を使っているのが、児童が事故やトラブルに巻き込まれるのを未然に防ぐという点です。
怪我などにつながるものがないか常に気を張っているので、心身共に負担が大きいという意見も聞かれました。
また、安全対策のうえで事業所の方針や対応と合わず、不安に感じるというケースもあるようです。

・児童を乗せて運転するのに、車両の整備が行き届いていないことがあると不安だ
・児童がスタッフを叩いたりひっかいたりするので、対処を考えるのが大変だ
・危険なものがないか、課題の中で事故につながるものはないかと常に気を張っている

放課後等デイサービスの仕事は楽しい!と感じる3つの瞬間

放課後等デイサービスの仕事で「きつい」と感じる場面について紹介してきましたが、アンケートではそれを上回る量の「楽しい!」と感じる瞬間についても回答が寄せられました。
ここでは、その一部を3つにまとめてご紹介しています。

①児童の成長を実感できる

アンケートの中で最も多かったのが、児童の成長していく過程を見守れるという声でした。
昨日までできなかったことが、今日はできるようになった。心を開いて話をしてくれたなど、児童の成長を間近で実感できるのは、放課後等デイサービスで働くうえで最も大きなやりがいともいえるでしょう。
児童とともに、自分も成長しているという実感があるという意見も多かったです。

・児童が目標を達成して成長していく様子を見守れる
・成功体験や今までできなかったことが出来るようになった時、児童と一緒に自分も成長していると感じる
・児童が心を開いて悩み事や楽しかった事を話に来てくれた時、良い関係を築けたと実感する
・退所後も児童が会いに来てくれた時など、頑張って良かったと思う

②会社の成長に携わっている実感がある

放課後等デイサービスで働くうえで、会社が掲げる療育への理念や方針に共感できるというのはとても大切なことです。
また、現場からの意見を積極的に汲みあげて運営に反映してもらえるなど、スタッフ一人ひとりが会社を作り上げる一員だと実感できるという意見も聞かれました。

・会社の方針に共感できるので、もっとより良く成長したいと思える
・運営方針に自分たちの意見を反映してもらえるので、やりがいを感じる
・現場の意見も重視されるので、一緒に会社を作り上げている実感がある

③保護者から感謝される

児童を小さな頃から見守ってきた保護者に成長を喜んでもらえるのが、本当に報われた気持ちになるという声が多く聞かれました。
ともに児童を支えていく存在である保護者とスタッフが協力しあえることで、より良い支援を行えるといえるでしょう。

・放デイを通して児童の成長を感じたと言われると、本当に嬉しくなる
・家で放デイのことを楽しそうに話していたと言われると、頑張って良かったと思える
・保護者の抱える悩みをともに考えて解決することで、自分も一緒に成長していけると感じる

「きつい」だけで終わらないところにやりがいがある

アンケートの回答などから、放課後等デイサービスの仕事には「きつい」「つらい」という部分がそれなりにあるということがわかりました。
特に利用者である児童やその保護者との関わり方において大変さを感じているスタッフが多く、心身ともに負担が大きいと感じているという現状がうかがえました。

しかし一方で、児童や保護者との関わりが「楽しいと感じる瞬間」として挙げられていたのも事実です。
児童の成長を間近で見守れることや保護者と良い関係を築いて感謝されるというのは、放課後等デイサービスのスタッフでなければ味わえないやりがいのひとつですね。
また、現場の声を受け止めて改善しようとする会社側の姿勢や、スタッフ同士の相互理解も大変さを乗り越えるために大切な要素です。

放課後等デイサービスへの転職を考える際、それぞれのスタッフが抱えるきつさを皆で受け止められる体制が整っているか現場の意見が上層部へ伝わるシステムが構築されているかなど組織の透明性に着目して求人情報をチェックするようにしたいですね。

まとめ

この記事では放課後等デイサービスで働くスタッフへのアンケートをもとに、仕事のきつさややりがいについてご紹介してきました。

この記事のまとめ

  • 事故防止や児童、保護者との関わりについて負担を感じているスタッフが多い
  • 負担に感じていたことを乗り越えた先にやりがいを感じるとの回答が多く見られた
  • 組織の透明性や相談できる体制が整っているかを求人情報からチェックすることも大切

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