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福祉業界の定年事情をチェック!再雇用制度は?長く働ける職種は?

この記事では福祉業界の定年や再雇用制度、高齢まで働ける施設などを解説しています。
福祉業界の高年齢者雇用について知りたい方は参考にしてみてください。

一般的に定年の年齢は何歳が多い?

定年退職とは

定年退職とは、会社が定めている年齢に到達したことによって、退職することをいいます。
以前は60歳定年が一般的でしたが、現在は会社に65歳までの雇用責任があるため、65歳定年や、定年制を廃止している会社もあります。

定年の年齢は何歳が多い?

では実際に、定年の年齢を何歳に設定している会社が多いのでしょうか?

かつては一般的だった60歳定年制。
2013年「高年齢者雇用安定法」の一部改正があり、希望者は65歳まで働くことができるようになりました。

高年齢者の雇用の状況について、厚生労働省が行っている“高年齢者の雇用状況調査”によると、以下のような集計結果が出ています。

●65歳まで雇用確保措置のある企業は99.9%
●65歳定年制を導入している企業は18.4%
●定年制を廃止している企業は2.7%

「参考:厚生労働省 令和2年度 高齢者の雇用状況集計結果

ほとんどの企業で60歳を超えても働けるようになっていますが、65歳定年なしの企業を合わせても20%程度と、今のところ多くの企業で60歳定年が続いている状況ですね!

定年の引き上げ、再雇用、勤務延長制度とは?

高年齢者の雇用にはいくつかの種類があります。
ここでは、定年の引き上げ、再雇用、勤務延長制度とはいったいどのような制度なのか解説していきます。

定年の引き上げ

定年の引き上げは、読んで字のごとく定年年齢の引き上げです。
定年年齢の引き上げにより、定められた年齢まで、60歳までと同様に働くことができます。

再雇用

再雇用制度は、定年が到達したら一度退職となり、再度雇用されることで働き続けることができる制度です。
再雇用制度では一旦退職となるため、それまでの役職を失ったり、正社員ではなく契約社員や嘱託社員なったりなど、新たな形態で契約することが多くなっています。

勤務延長制度

勤務延長制度は、定年の年齢に達したときに希望すればこれまでの雇用契約を継続して働くことができる制度です。
再雇用制度と違い、定年年齢に達しても一旦退職することはないので労働条件が変更されません。

また雇用契約を解約せず、労働者全員が継続雇用となる場合は「定年の引き上げ」に該当します。

福祉業界の定年や再雇用制度は?

企業全体の定年制の状況はわかりましたが、では福祉業界の定年事情はどのようになっているのでしょうか。

【介護業界の定年、継続雇用制度】

●定年制度なしの事業所が17.7%
●定年の年齢は60歳が44.4%、65歳が35.5%
●再雇用制度が63.3%、勤務延長制度は26.1%(合わせて89.4%)

「参考:令和2年度介護労働実態調査

福祉業界の定年状況は?

高齢者介護や障がい者福祉の業界だからといって、定年に大きな差はありません。
むしろ65歳定年や定年なしを設定している企業は他分野よりも高い数値となっています。

福祉の再雇用や勤務延長制度は?

定年は他業種と比較して高く働きやすい福祉の現場ですが、介護や障がい者福祉の業界にも再雇用や勤務延長制度があります。

再雇用制度や勤務延長制度も合わせて89.4%とかなり多く、福祉業界も高年齢者は働きやすくなっていますね!

高齢まで働ける職種

高年齢でも働ける福祉業界ですが、福祉といえば大変な仕事というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?
なかには身体的、体力的にキツイ仕事も実際あります。

ここでは、福祉業界のなかで、高齢になっても比較的働きやすい職種と、その理由を紹介していきます。

施設スタッフの介護補助

介護老人保健施設や障がい者支援施設、有料老人ホームなど、入所施設の介護補助の仕事です。
入所施設は比較的重度の利用者が多く、たいへんな職種の一つですが、介護補助として入るなら比較的楽に働ける場合があります。

パートとして介護補助で入れば、短時間労働が可能ですし、正職員からの指示もあるので難しい仕事は少なめです。
施設によっては、洗濯、口腔ケア、掃除や皿洗いなど軽作業がメインの仕事になる場合もあります。

ただ仕事内容は施設によって大きく違い、入浴介護のみなど負担の大きい業務が多いこともあるので、業務内容の確認は必須です。

介護ヘルパー

介護ヘルパーは訪問介護や居宅介護の事業所で働く仕事。
利用者の居宅を訪問し、家事支援や身体介護を行います。

介護ヘルパーの仕事のうち家事支援は、掃除や洗濯、買い物、調理などを行う仕事で、一般的な家事経験がある人なら身体的に大きな負担なく仕事することができます。

なかでも登録ヘルパーは、決められた時間に自宅から利用者宅を訪問し、1時間前後の支援を行うなど、負担が少ない仕事なので、高年齢の人が多く働いています。

通所系施設の介護職

デイサービスなどの通所系施設で働く介護職です。
通所系施設は、入所系施設に比べて、障がいの軽度な利用者が多く、スタッフの負担は少なめな場合があります。
最近では、機能訓練型のデイサービスなど入浴や食事のないサービスも増えてきており、スタッフにとって身体的負担の少ないデイもたくさんあります。

運転手兼介護職

入所施設やデイサービスなどの運転手兼介護職です。
施設の運転手は定年退職後の高年齢の人が多く働いており、メインは運転手で、人手が足らない介護を少し手伝うといった働き方をしています。
運転に自信がある人におすすめです。

グループホーム

グループホームは少人数で共同生活をする施設です。
グループホームでの生活は少人数で、スタッフと利用者が協力して生活するというスタイルで、比較的障がいの軽度な方が暮らしていることが多い傾向です。

少人数なのでゆったりとした雰囲気のなかで、利用者と協力しながら業務するので、比較的身体的に負担が少ない仕事となっており、高年齢の人におすすめです。

夜勤専門スタッフ

有料老人ホームなどの入居施設の夜勤専門スタッフです。
夜間は利用者も休まれていることが多いので、日中の仕事に比べて負担が少なくなっています。
夜働くことに抵抗がなければ、夜勤専門スタッフもありだと思います。

まとめ

今回は福祉業界の定年や再雇用制度、高齢まで働ける施設などを解説しました。
この記事をまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ

  • 最近は定年年齢の引き上げや再雇用、勤務延長制度などがあり、高齢となっても働くことができる環境が整ってきている。
  • 福祉業界でも定年制度なし17.7%、65歳定年35.5%など定年の延長が図られている。
  • 福祉業界は、継続雇用制度も、再雇用制度が63.3%、勤務延長制度が26.1%とかなり多くの企業で取り入れている。
  • 福祉業界の施設には、働きやすい職場とそうでない職場があり、介護ヘルパーや通所系施設、グループホームなどは比較的高年齢でも働きやすい職場となっている。

福祉分野は高年齢でも働ける職場がたくさんあり、セカンドキャリア先としても今後選択される機会が増えていきそうですね!

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